小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



空梅雨だった影響で神奈川県内にある水源のダムの貯水率は70%を下回り、夏の水不足が懸念されている。現段階で相模川水系の取水に支障が出始めているため、約5%ほどの取水を酒匂川水系に振替えが行われているが、酒匂川水系も例年に比べ流量が少なく支流の川音川は干上がってしまった。 7月23日の午前、新松田駅へ向かう途中に川音川に架かる文久橋を通過。橋の上から川を見下ろすと干上がっていてびっくり。土手に自転車を停めて河原へと下りる。川音川は夏場に干上がることがあると聞いたことがあったが、初めて目にした。以前、鮎釣りに熱中していた頃はこの川音川でも何度が釣りをしたことがあったが、梅雨明け後のこの時季は結構流量があったように記憶している。普段は歩くことが困難な川底に足を踏み入れる。立花学園周辺の川底部分は岩が少なくて砂利の部分が多い。川の流れが無くなるとずいぶんと荒涼とした風景に見える。川底部分に何か珍しいものでも堆積していないかと探索していたら、古い飲料水の空き缶が半分ほど砂利に埋もれていた。懐かしいサントリーエードの空き缶で汚れと錆がひどくて製造年月は確認出来なかった。干上がってからだいぶ時間が経過しているようで魚の死骸も見つからず、川底部分はカラカラに乾いていた。この暑い季節に干上がった川の風景を目にすると一層暑く感じるので、普段通りの流れの川音川に戻ってもらいたい。

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