週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

アウェイ観戦の心地のよさ

2007年10月02日 | アルビレックス新潟

今日も仕事の取引先で、所長に言われました。

「八百政さん、アルビ残念だったね。4連敗だって?調子よかったのにねぇ。あれ?まさか埼玉スタジアムに行ってたの?土砂降りの雨の中?お疲れ様。好きだねぇ。いやぁ~せっかく応援に行ったのにねぇ、負けちゃって。八百政さん行ってるかなぁって噂してたんですよ。そうですか、やっぱり。わっはっは。4連敗でそろそろアルビも勝ちそうだよね。大宮戦はビッグスワンに行こうかってうちの会社のメンバーとも言ってたんですよ。」

こういう時に、真面目に「あんたねぇ、サポーターってのは…」などと説教しても始まりませんから、八百政は軽く左から右に受け流して、ムーディー勝山であります。愛想笑いも仕事のうちでありますからね。

今回の浦和戦の帰りのバス車中で女房とも話していたのですが、最近アウェイ観戦時に僕ら夫婦はとても精神的に落ち着きます。変な言い方ですが(仮に負けたとしてもいいゲームだったならば)ストレスが溜まりません。別にビッグスワンが嫌ということではないんです。ホーム・ビッグスワンの魅力は何にも代えがたいことはまさしく事実なんです。でも、アウェイに行った時のバスの中とか、ゴール裏とか、とても居心地がいいんですよ。

僕らはアウェイ観戦のほとんどは新潟交通「くれよん」のバスツアーで出かけます。今回もそうでした。何度も「くれよん」を利用しますから、おのずとツアー参加者に顔見知りも増えます。積極的に話しかけたりするわけじゃないけど、「おっあのカップル、今回も来てるな」とか「いつもJAPANの青ユニ着てるお兄さん、今回もいるぞ」とか「今回はいつものおじさん3人組は2人しかいないぞ」とか、目に付く固定メンバーも増えてきました。僕らも「あの中年(ん?初老か?)カップル、また来てるな」とかって思われてるかもね。

今回のバスツアーでは、僕らの後ろに男女合わせて4人ほどのグループが乗っていました。この人たち、ちょっと見た目は「農協ツアー」って感じのご年配のグループでした。でも、ツアーバスの中って、「アルビが好き」「アウェイまでアルビの観戦に行く」っていうオーラの出ている人たちばかりですから、言葉を交わさなくても「心で通じ合っている」っていう安心感があります。件の「農協ツアー」風の皆さんも、別に会話に聞き耳を立ててたわけではありませんが、いい感じで「アルビ好き」を感じさせてくれました。

「いい感じ」なのはバスの中だけではありません。アウェイスタジアムのG裏のムードって、ビッグスワンとはまた違うムードがあります。僕らはビッグスワンではG裏真後ろのポジションなんてとても行けないけど、アウェイではそれも可能です。何よりも皆さん、応援への気合いの入り方が違います。「俺たちは遠くからかけつけて今ここにいる」っていう自信と誇りとこだわりをみんながもっています。応援の声はでかいし、拍手は大きいし、ヤジもため息も少ないですよね。逆に選手へのかけ声は多いです。どしゃ降りでもずぶ濡れになって必死で応援してましたモノね。こんな魂を鼓舞するようなダンマクも出ましたしね。

「ビッグスワンでもG裏全体がこうだといいのにね」と、帰りのバスの中で女房としみじみと話をしたしだいです。

そこでもう一度冷静に、「ビッグスワンのG裏とアウェイG裏の違い」についてその原因を考えてみました。そして、ある一つの結論(全体の中では、ほんの小さな結論の中の1つだと思います)に行きつきました。

それは「子ども」の存在です。

ビッグスワンのG裏には、多くの親子サポがいます。しかし、子どもの中には、アルビのゲームが始まっても、ずっと座席に腰掛けて電子ゲームをしたりマンガを読んだりしている子どもが少なからずいます。もちろん、一生懸命に応援している子どもたちもいますけどね。みんなで立ち上がって拍手や声援を送っているG裏で、隣の親は一生懸命応援しているのですが、子どもたちが退屈そうに嫌そうにしている姿って、結構あるように思えます。ボクなんか「こらぁ!ここに来たらしっかり応援しろ!」って言いたい気持ちはヤマヤマなんですが、「まぁそこまで言わなくてもいいか」「大人の中にもあまり褒められない態度の人もいるしな」などという感じで黙っています。(ホントはこういう傍観者的な大人も悪いんだろうな)

翻ってアウェイ観戦ではどうでしょう。バスツアーにももちろん子どもは参加しています。G裏にももちろん子どもはいます。ですが、アウェイに来る子どもたちにはゲームやマンガに夢中の子は(少なくともゲーム中には)いません。アウェイにはそれなりに覚悟のある子どもたちが、親などの大人に「僕も連れてって」と頼んで参加しているのでしょうね。大人たちも、ホームなら気軽に連れていく子どもも、さすがにアウェイには気軽に連れて行くというわけにはいかないのでしょうね。拘束される時間はホームの比ではありませんからね。それが「子どもサポのアウェイでの質的向上」につながっているのだと思います。

ただね、これは難しい問題ですよ。すべての大人サポが自分の子どもに対して、「G裏っていうのは必死で応援する場所なんだ」って教えることができればいいんでしょうけどね。昨今の教育現場をめぐるさまざまな問題や実態を見聞きするにつけ、「難しいだろうなぁ」と思います。

まぁ、いずれにしても「アウェイのG裏」には、「非常に上質な空間」ができあがっているのは確かであり、仮に負けたとしても、ずぶ濡れになったとしても、選手のプレーが魂のこもったモノであれば、満足感を得ることができるのだということなのであります。

さてさて、今季の残りのアウェイ戦はすべて関東圏であります。これはもうアウェイ観戦の絶好のチャンスなんですよ。当初八百政は、今回の浦和戦が今季のアウェイ観戦最終戦の予定だったんですが、現在、「なんとかあと1回アウェイ観戦を」ともくろみ、画策中であります。

そうだ!アウェイに行こう!

コメント (19)
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