ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

とある母親

2024-05-07 | 人間の愛



インターネットのReddit*の質問フォーラム(人々が望む質問を投稿できる場所)で、あるユーザーが「物がわかる十分な年齢になってから、ついに暴露された家族の暗い秘密は何ですか?」と尋ねた。

下はその質問への回答の 1 つであった。

「母は私を産んで数か月後に亡くなりました。どうやって死んだのかと尋ねると、いつも答えは、眠っている間に亡くなった、で、その理由は誰も知らないと言うばかり。それでも、私はつい数年前に母が癌を患っていて、そこへ私を妊娠していたと知ったばかりでした。つまり 私を産んだことで彼女はひどく衰弱し、最終的には死に至ったと思います。私のせいで母は亡くなったのです。そのため、私は到底自分を許せるとは思えません、なぜなら、皆から聞いたところによると、母はとても心の広い、とても優しい女性だったからです。 」

偶然その回答を目にとめたある母親は、彼に返信することにした。

「私は母親なので、何か知っているなら、もしできればあなたのお母さんがあなたにこれを教えてくれるはずです。だから私が彼女の代わりに教えてあげます。

あなたのおかあさんはあなたの出生を決して後悔しませんでした。 一瞬とても、です。 あなたは彼女の良いところすべてでできています。 癌によって彼女の人生は終わったかもしれませんが、自分の子供を創造する機会を得られたことは彼女にとって最も誇らしい瞬間でした。 彼女は、あなたが彼女が生きられない場所で生きていけることを知って、ただただ安寧のうちに終わりを迎えました。 心優しいあなた、あなたにはご自分を許すことなど何もありません。 あなたが彼女をこの世から奪ったわけではありません。

あなたがいるからこそ、彼女はあなたの心の中に留まることができるのです。」


約8か月後、この青年は自分の状況についての最新情報を投稿し、本当に必要な時に助けてくれた母親に感謝の意を表した。


「何か月もセラピーを受けてきた結果、私はようやく母の死に対する罪悪感を感じなくなり、自分を責めることもなくなりました。そして、この回答を書いてくださった(あのおかあさんに)感謝したいと思います。あの時、私にはそれが本当に必要だったからです。 自分の言葉がインターネット上の見知らぬ人に与える力を決して過小評価しないでください。」

*Reddit (/ˈrɛdɪt/) は、アメリカのソーシャル ニュース集約、コンテンツ レーティング、フォーラム ソーシャル ネットワーク。 登録ユーザー (一般的に「Redditor」と呼ばれる) は、リンク、テキスト投稿、画像、ビデオなどのコンテンツをサイトに送信し、他のメンバーによって賛成または反対の投票が行われる。
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奉仕の喜び

2024-03-08 | 人間の愛
「自分自身を見つける最良の方法は、
他人への奉仕に没頭することです。」
マハトマ・ガンジー、1869-1944





アウシュヴィッツの司祭について。

第二次世界大戦中、ポーランド・カトリック教会の司祭マクシミリアン・コルベはユダヤ人やポーランド難民をナチスから匿った罪でドイツのゲシュタポに逮捕された。 アウシュヴィッツ強制収容所から3人の囚人が失踪したとき、副収容所長はさらなる逃亡の試みを阻止するために餓死させる10人を選出する命令を出した。 これら10人のうちの1人、フランチェスコ・ガヨヴニチェクが泣き叫び始めた。「妻よ! 私の子供たち! もう二度と会えないことになってしまった!」 この時点で、コルベは前に進み、帽子を取り、こう言った。「私はカトリックの司祭です。 私に彼の代わりを務めさせてください。 私は年をとりました。 彼には妻と子供がいます。」 驚くべきことに、指揮官はその要求を許可した。

飢餓独房では毎日ミサを捧げ、仲間の囚人たちと賛美歌を歌った。 2週間の脱水症状と飢餓の後、コルベだけが生き残った。 しかし、彼の独房は他の消さなければならない囚人のために必要だったので、コルベには致死性の注射が施された。 居合わせた人々によると、彼は左腕を上げて静かに注射を待ったという。

受刑者たちについて。

2016年6月にテキサス州パーカー郡で脱獄事件があり、そのおかげで今生きている刑務官がいる。 受刑者らが留置場で出廷を待っていたところ、監視していた刑務官が突如床に倒れた。 受刑者たちは助けを求めたが、誰も現れなかった。彼らは彼ら全員の体重を使って独房のドアを破壊した。 彼らは逃げるのではなく、助けを求めながら倒れた刑務官を助けに行ったのだった。 刑務官の無線を試した人もいた。 やがて、騒ぎを聞きつけた看守が入ってきた。受刑者を独房に戻した後、倒れた刑務官に心肺蘇生が施され、その命は救われた。 「看守や刑務官が銃を持っていても、私たちが気絶した監視の警官を助けないということは考えもしなかった」と受刑者のニック・ケルトンはWFAA(テキサス州ダラスのTV局)に語った。 「もし誰かが倒れたら、自分が助けるよ。」



曇りの日、雨の日には、ひまわりはお互いのほうを向いて
エネルギーを分かち合う。 
私たちもお互いの人生のひまわりになりたい。







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お陰

2022-09-06 | 人間の愛

 

 

 

過去トーマス・エジソンとその母親についても書いた。 いつも思うのは押し付けや無理矢理な態度で子供は育てるものではないと言うことだ。 子供の自主性や個性を深く広く見据えて、そこになにが必要か見つけるのは、つまり親や教師の必要条件かもしれない。

7 歳のトーマス・エジソンは、学校が好きでも、成績はよくなかった。 ある日、彼は教師から「頭が混乱している曖昧君」(精神的に混乱しているという意味)と呼ばれた日があった。 幼い生徒をそうしたひどい言葉で呼ぶ教師は、その頃は、そして今でもいる。 その日トーマスは大荒れに荒れた気持ちで下校した。 

翌日、教師としての教育を受けていた母親は、その担任と話してから、家庭学級で彼女自身がトーマスを教えることを決心した。 賢い母親の愛と励まし (そして彼の天与の才能=天才性) に助けられて、トーマスは偉大な発明家となった。 

彼は後に次のように書き遺している。 「彼女(母親)は実に誠実さに溢れ、私に自信を持っていて、私にはこの人のために生きようと言える人がいて、そしてこの人を決して失望させてはならないと感じていた。」

私たちの多くは過去を振り返り、これまでの人生で私たちを励まし、助けてくれた誰かを思い出すことができる。 神は、人々の人生で誰かのために、そのように尽くし、励まし、助けるよう、人々に、あなたや私に、呼びかけているかもしれない。 私たちのうちで誰がそうできるだろうか。

 

charlenenotgrass.com

トーマス・エジソンと母親

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電気毛布

2022-09-04 | 人間の愛

verywellfamily.com

 

 

 

昨年のこと。 ある晩秋の夜、友人は午後 10 時近くまで残業をし、家に帰る車の中で、「ああ、今晩は冷えるから、朝、電気毛布の電源を最低の温度に設定して出かければよかった。。。」と呟いた。

冷えたベッドの中に入るのは、ちょっと思いやられると思いつつ、家の中へ入り、寝支度をしてベッドへ行くと、暖かい。 その時、24 歳の息子が、父親が遅くまで残業しているのだと夕食時に気付き、電源を入れておいたよ、と声をかけた。

暖かいベッドへの感謝だけでなく、自分の息子が思いがけず、思慮深いことに、目に涙が滲んだよ、と友人は言った。 そして息子がそんなことにも気のつく親切な若者になったことを誇りに思ったそうだ。

その話を聞いて、私の心の電気毛布も温かくなった。

 

 

 

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喜びの人生

2021-10-01 | 人間の愛

Erin Statz

 

 

「苦しむ」はダウン症を説明するために使用される言葉になる傾向があるが、ある母はダウン症の息子が持っている「喜びの人生」を見せることでそんな酷評を吹き飛ばす。

このお顔のどこが「苦しみ」だろうか? きらきらと澄み輝く瞳と柔和な口元、これは「苦しみ」などではないと証言している。

 

可愛くてつい笑顔になって、心が溶けてしまいそう。
 
 

「『苦しむ』」は、人々がダウン症に関連する言葉だとする傾向がある。苦しみとダウン症は、実はお互いに属さない2つの考えであると証言できる。上の息子の写真は苦しんでいない顔です。

人々がダウン症に苦しんでいると、頻繁に公に述べられているとき、そうした見方や考え方は親としての仕事をはるかに難しくし、やらねばならぬ仕事をたくさんさらに負担させてしまう。ダウン症の息子(あるいは娘)に関しては、親の人生の唯一の目標は、人々が真実を見ることだ。人が知っていると思うことと聞くことはまったく真実ではないかもしれない。ダウン症の人に実際に会ったのは人々のたった38%に過ぎないと知ったとき、それは親の一人である私の頭を悩ませた。ほとんどの人は何事も仮定をするが、本当の情報源に出会ったことはない…..どうして人々はそのような偏見を持てるのだろうか?

私の息子のローニンに初めてあったら、彼が少しも苦しんでいないことがわかるだろう。人は本当に説明できない何かを見ることだろう。この子の性格は本当に魅力的である。彼の写真は辞書の「親切」という単語の隣にあるようだ。それは多くの人々が忘れている特性である。

彼は人の心に跡を残し、その笑顔の理由を見つけることができないとき、彼はあなたのためにそれを見つける。彼は私たち全員が常に探しているものを持っている。喜びに満ちた生活を送るための鍵を。」

********

 

上記はFaithItからの記事である。

この母の気持ちを読んだメリッサ・オルティスさんからの提案:

「これは素晴らしい記事です! 『苦しむ』という言葉は、障害について話し合うときに決して使用されるべきではありません。障害のある人は、そうしようとすることを選択すれば素晴らしい生活を送ることができます。人の障害について言及するときは、『(人の名前)は(障害の名前)を持っている』という表現を使用する必要があります。」

 

私:大賛成!!

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