ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

つぶやき

2020-09-30 | わたしの思い

Quotefancy.com

 

 

 

 

空港でフライトを待っている時、読んだ友人のつぶやき。

 

「若い頃、世界を変えたいと思っていました。

 

世界を変えるのは難しいようだったので、国を変えようとしました。

 

わたしには国を変えることができないとわかったとき、自分の町に焦点を合わせ始めました。年老いて町を変えることができず、それならば自分の家族を変えようとしました。

 

今、老人として、変えることができるのは自分だけだと気づき、突然、自分を変えていたら家族に影響を与えることができたかもしれなかったと、気づきました。わたしの家族と私は私たちの町に影響を与えられた可能性があったかもしれません。その影響が国を変え、わたしは実際に世界を変えていたかもしれません。

 

でも本当は、リラックスして心を休ませ、遠い将来についてそんなに心配するのをやめて、ただ人生の美しさを取り入れることです。 あなたは自分の考えを変える力があり、明日を今日よりも良い日にする力があります、それは途方もなくより良いことではないかもしれませんが、日々生活をする上で、小さなことを理解し、ありがたく思うことを学ぶと、そんな小さなことは、ゆっくりと積もり、よりよい人生となるのではないでしょうか。」

 

 

 

 

 

 

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空港で

2020-09-28 | アメリカ事情 人間性

LAX(ロサンジェルス国際空港

 

 

 

この土曜日、就寝前に数えるその日嬉しかったことは例日のごとく他愛のない小さなことで10ほどあった。その一つは、二軒のウエアハウス店(コスコとサムズクラブ)、二軒のグローサリーストア(ホールフーズというオーガニックグロサリー店とスーパーウオルマート)へ買い物に行った時のトータル歩数が、6127だったことであった。いかにも他愛ないことであるが、最近非常に汚染された大気と高温の中をトレイルまで行き、歩くのは、健康に悪いこともあって、なかなか一日1万歩は達成されず仕舞いだった。だから少々嬉しかったのだ。別に日本の計量器メーカーの言い出した宣伝文句に惑わされなくとも良いが、1万歩は、とても切りのいい数字ではないかと、至極単純にそれを目処にしているのだ。

 

バンザイ!!

 

そして二つ目は、フェイスブックのベス・ボムスタイン・ダニングトンさんの投稿にとても心が温まったからである。その投稿は下。

 

「今日のLAXで何か特別なことが...(飛行機内でこれを書いています)。私はゲートの待合室にいて、ポートランド行きの飛行機に乗るのを待っていました。ポートランド行き搭乗ゲートの両側のゲートでは、2つの異なる都市へのフライト客が搭乗していました。

生後18か月かそこらのように見えた幼児が空いた席の間を駆け回りながら蹴るわ、叫ぶわ、挙句の果てに床に横たわって完全に怒り狂い、飛行機(ポートランド行きではない)に搭乗することを拒否していました。この男の子と二人きりで旅行しているらしい若いお母さんは明らかに妊娠していて、精一杯ぐずる幼児に困り果てていたもの、身重故、床の子供を拾い上げることもできずにいたのでした。そのためにこの幼児は、ますます何もかも気に入らず、そばに寄せようとする母親から逃げ続け、横に横たわり、再び蹴ったり叫んだりしました。母親は、床に座って両手で頭を抱えて、隣にいる子供がまだ癇癪を起こしているので、泣き始めました。

すると、素晴らしいこと(私はこれを書いているだけで泣いています)が...そこには私たち6〜7人の女性がいたのですが、お互いは見ず知らずの他人同士でした。その女性たちは、若い母親と彼女の幼い息子と、そばに座っている私に近づいて取り囲みました。そして膝まずき、母親と子供の周りに輪を作りました。その輪の一人になって私は小さな男の子に「Itsy Bitsy Spider」(小さな蜘蛛の童謡)を歌いました...一人の女性は持っていたオレンジの皮を剥き、この子に差し出しました。他の女性は母親に新しいボトルの水をあげました。一人の女性は幼児と一緒に遊ばせるために自分のバッグに小さなおもちゃをたまたま持っていたので差し出しました。他の女性は、母親が息子の吸い口付きカップをバッグから取り出し息子に渡すのを手伝いました。それはとても素晴らしく、相談してそうしたのではなく、お互いにお互いを知りませんでしたが、私たちはこの若い母親と幼い息子を落ち着かせることができ、二人を無事に飛行機に搭乗させました。女性たちだけがこの救済に参加したのでした。

二人がドアを通り抜けた後、私たちは皆別の席に戻り、それについて何も話しませんでした...私たちは見知らぬもの同士で、何かを解決するためにたまたまそこに集まっていたにすぎません。使命を持つ女性の輪が世界を救うことができると私は思いました。私はその瞬間を決して忘れません。」

 

女性力の発揮、というのは、世界を救うのである。ところが、女性に限らず、男性でも、救う方がいらっしゃるのだ。それは、やる気発奮を助ける講演家のケヴン・アーメントラウト氏の経験した空港ロビーでの似たような体験談で、これは少し前にABCのニュースにもなった。

彼も16ヶ月の幼児と二人でラスベガスからサンデイエゴまで旅をしていた時、空港の待合ロビーでちょこまか動こうとする娘に手を焼いていた。人様の物を触ったりしなければいいが、と懸念して、娘を追い回していたのだった。その時、椅子に腰をかけていた黒人男性のそばに幼児はやってきて、止まった。その黒人男性は、幼児に、「隣に座りたい?」と空席を指して幼児に尋ねた。全く見ず知らずの男性だが、幼児は、隣に座らせてもらい、早速二人は、まずスヌーピーについて話し始めた。次の45分間、幼児は持っていたおやつを男性と分け合い、男性のタブレットで漫画を見せてもらった。

その見知らぬ男性、ジョセフ・ライト氏は、うろうろしていた幼児がきっと座りたいのだろうと、隣の空席を指して彼女に尋ねたのだ、と後で話している。

父親のアーメントラウト氏は、この光景に胸を打たれた。ライト氏の思いやり、そして我が娘が幼いにも関わらず、全くの他人だったライト氏の親切を受け入れたことに対して、信じられない素晴らしい光景を目にしたのだった。我が娘だけではなく、子供達が自分とは異なる見かけの人々に対して恐れず普通に接して行けば、将来差別などは少なくなるどころか、なくなるかもしれないとさえ感じたのである。

 

ジョセフ・ライト氏とアーメントラウト氏の16ヶ月の娘ちゃん。

 

ライト氏のような温かなお人や、LAXでの見ず知らずの女性たちが即時団結して途方にくれた若い母親を救ったことは、明日はきっと良い日であろうと感じさせ、希望が持てる。そしてそうお思いになる方は、たくさんいらっしゃることだろう。私も、次のフライトを待つ時、あるいはフライト中に泣き叫ぶ小さな人がいるなら、その人のために折り紙でもバッグに忍ばせていたい。

 

 

付記:これは、「空港で」がタイトルなのだが、何故か「つい」という別名でアクセス欄にはなっています。どちらでも構わないが、不思議。さて一週間ほど北へ旅するにあたり、その間更新は休みます。良い一週間をお過ごしくださいませ。

 

 

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最近の友人たち

2020-09-27 | アメリカ事情

 Créditos: Comedy Wildlife Photo

カリフォルニア・カワウソ(海うそ?)

 

 

クリーク・ファイアは、発火から21日を経て、3000名以上の消防士が日夜山火事と戦っているが、鎮火率は36%で、全焼家屋(商業施設・住宅)は855件そして損害を受けた家屋は71件に及んでいる。これはカリフォルニア州で最大の単一山火事となった。

3週間経って、都市部への煙害・大気汚染は先週よりはましになってはいる。煙は東へ、東へと、遠くヨーロッパへも流れている。この山火事で焼け出されたのは、人間だけではなく、しばらく前に絶滅したかと思われていたイタチ科のFisherフィッシャー(日本語名は今の所ない)と呼ばれる動物が、体の一部に火傷を負っている模様ではあるが、何匹か人々の避難し終わった地域で彷徨っているのが確認されている。

 

シエラ国立森林公園のフィッシャー

johnmuirproject.org

 

 

さて、今日は人間の友人方の様子をご覧あれ。

 

人間もこのように集合写真、明日マスクなしで撮影できるといい。

Credit: u/RunsWithGrizzlys 

 

この友人は、公園で走り回らず、飼い主の読書に付きあう。

 

この友人の「戦利品」の数々

 

こう言うこともたまにはしたくなります。

 

どなたのお手手たちでしょうか。

 

さて、このお手手は?

 

ハグは必要で、安心できる肩が欲しい友人。

Credit: u/warwatch

 

カササギ本にはこう書いてあるけれど、それ本当?

 

ムースも疲れるから、こんなお手入れの行き届いた庭、最高。

 

アザラシ友人のエア・ハグ

Credit: Seal Rescue Ireland

 

サンフランシスコのゴールデンゲイト・パークで。今月はこうした多くのアライグマ友人たちが現れている。山火事のせいもあるが、決して餌をやらないように、と言われている。野生は野生として保たれていかねばならない。かわいいし、友人だけれど、ここはグッと我慢。目に黒い布を巻いた強盗のように餌をねだっても我慢。

Photo: Marc Estoque SFGATE

 

 

 

 

 

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2020-09-26 | 考え方

 

 

 

 

最も澄んだ、最も美味しい水は常に最も深い井戸から来るものである。 真の美しさは、街角のドラッグストアで買え、タオルでこすって落とせるもの(つまり化粧品 )ではなく、心の奥にある美しい想いの泉だからこそ生み出せるものだ。 

ある友人が「あなたはお綺麗です」と高齢の婦人に叫ぶと、彼女は答えた:「私はそうあるべきなのよ、私は74歳ですもの。」

心の平安を守ることは深い井戸から来る。 運命のカーブボール、友人の喪失さえも、その平安に影響を与えることはできない。 幸福は百万の浅い水たまりにさえ見つけることができる。 喜びは深い流れの中でのみ流れる。その流れは非常に深いため、犠牲と言う硬い岩の中でしかその流れは見つからない。

 

Time.com

 

 

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知恵と技と思いやり

2020-09-25 | アメリカ事情

ジョン・キニーさんとグロリア・スコットさん / CBS Newsから

 

 

 

 

アメリカの四大ネットワークといえば、ABC, CBS, NBC、そしてFOXである。

夫と私はCBSのイブニング・ニュースを大抵選ぶ。アンカーのノーラ・オダノ(Norah O'Donnel)のテキパキとした、媚びないスタイルが気に入っている。彼女は私生活では、夫と3人の子供を育てている。特にいいな、と思ったのは、彼女の母親が、67か68歳で、結婚と同時に保留にしていた学業を再開し、マイクロ・バイオロジーを専攻したと言うこと。そう言う母親の娘だから、ノーラはノーラなのだと感じる。

そんな彼女のニュースは、毎週金曜日に一つのセグメントとして、ステイーブ・ハートマンのリポートがある。彼は昨今のメイジャー・ネットワークのニュース番組には珍しく、とても肯定的で精神的に高揚させる、人間は捨てたものじゃない、と思わせる温かい報道をするので有名である。ロック・ダウン中には、彼は自分の3人の子供たちとKindness 101(思いやり初級)と言うYouTube番組を頻繁に流し、それを見るたび、ホッとしたものだ。その彼がつい二週間前にイブニング・ニュースで報道したセグメントは、心が洗われるような幸せな気持ちを届けてくれた。

 

Kindness 101から。ステイーブ・ハートマンと子供の一人。

 

以下はその報道からである。

 

先月、72歳のグロリア・スコットはジョン・キニーに天井の照明器具の修理を依頼したが、彼は、すぐに壊れた照明器具が彼女の問題の中で最も些少なことなのがわかった。

「先週、私はウォーバーンで一人暮らしの素敵な老婦人にお会いました。彼女はインターネットも携帯電話も持っていません。照明器具から火花が出始めたとき、彼女は隣人宅に行き、私の番号を教えてもらったのです。私が彼女の家に着いたとき、天井照明どころか配線経路自体が非常に悪いとわかりました。彼女の照明器具の半分はつきもせず、電気のレンジも使えませんでした。冷蔵庫は延長コードで、電気の危険性を修正してから、照明とエアコンをつけていました。すべての照明がつくと、天井扇風機がばらばらになり、台所の流しが壊れ、そこは不潔であることが判明しました。ジャングルに囲まれて沈んだようなことでした。彼女には家族がなく、経済状況もとてもきつかったのでした。」

キニーは彼女の家に戻り、無料で働き始めた。また、「素敵な老婦人が助けを必要としている」と題されたFacebookページを立ち上げ、そこで、自分と同じような、プロの家の修理や配管などをする有志を募った。

約1か月後、有志たちはすべて新しい電気系統の物、すべて新しい配管、新しい窓、壁、天井を設置した。裏庭の芝生から玄関先の階段まで、ほぼすべてが入れ替わっていた。

ウォーバーンの町全体が支援に出たのだ。特定のプロスキルのない人は、シャベルや熊手を持って現れ、ギフトバスケットを送ったり、ボランティアのために食事を用意したりした。

これまでに、Kinneyは100,000ドルを超える資金を調達し、資材の支払いを支援している。 2,000人以上が善意の組織に寄付したのだ。

 
「私のもつ感謝の気持ちすら皆さんはご理解できないでしょう」とグロリアさん。

キニーも黙っている。

「それは、言葉では言い表せないことなんですよ。」と彼は言った。

その後、キニーは「グロリア・グラディエーターズ」(グロリアの剣闘士)というフェイスブック・グループを立ち上げました。それは困っている高齢者を助けるために呼ばれる専門家とボランティアで構成されている。

キニーは同様の状況で高齢者を助ける全国のグロリア剣闘士のチャプター(ができるの)を見たいものです、と言った。

CBS Newsから。

グロリアの剣闘士たちーかっこいい。

 

 

 

 

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