日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

小國神社(2)飯王子社~鉾執社

2020-07-25 | 神社

小國神社は、静岡県周智郡森町に鎮座する神社で、大己貴命 を祭神としています。

欽明天皇の16年(555)2月18日、現在地より6kmほど離れた本宮山に神霊が示現したので、勅命によりそこに社殿が造営されたとされています。

皇族や武将の信仰が篤く、遠江国一宮として崇敬を受けました。

境内には、今も勅使参道が往時のまま残っており、その両側には、樹齢数百年といわれるスギの大樹がそびえ立っています。

飯王子社

昔、遠州横須賀の地方に毎年旱天長雨の為、五穀稔らず住民こぞって一宮様に詣で祈り、豆を捧げしところ、村長の霊夢に「端殿を横須賀の方に向け、保食神を飯王子社と称へ奉らば五穀みのらむ」との神託により社殿を横須賀の方に向け祭り、以来此の地に不作絶へたと言はれ、また、2月15日の祭りに上げた大豆を馬や牛に与えれば災なく無病に育つと伝えられています。(小國神社HPより)

鉾執社



小國大神の御神徳の広がりと神社の発展に力を尽くした、かつての神社の社家41代家の祖先に感謝し、奉仕された人々をお祀りしています。

 

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小國神社(1)ことまち横丁

2020-07-18 | 神社

静岡県周智郡森町は「遠州の小京都」とも呼ばれ、長い歴史を持つ神社・仏閣が点在しています。
今年の春、遠江国一宮「小國神社」を参拝してきました。



駐車場に立つ見事な桜の木



小國神社の鳥居の横には、食べ物屋、お土産屋が集まっていることまち横丁があります。



コロナ感染予防のため、マスク姿の参拝者がほとんどでしたが、こちらは相変わらず賑わっていました。



私は三密を恐れて、店内には入りませんでした。



外観のみの撮影です。

小國ことまち横丁の由来

 

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鷲津の本興寺(7) 三十番神堂~鐘楼

2020-07-11 | 仏閣

三十番神堂

三十番神堂は、日替わりの守護神である三十番神を祀る建物で、文明4年(1472)五世日暹

の代の創建。現在の建物は文政4年(1821)二十九世日壇の代に再建されたものです。

建物は前舎・後舎にわかれ、前舎は桁行三間・梁間三間の入母屋造りで、前方に一間の向拝があります。前舎の背面に接続する後舎は切妻造りで、三十番神を安置した客殿があります。

前舎、後舎とも桟瓦葺きでしたが、平成25年度の保存修理工事により、瓦葺き型銅板葺きに変更されました。改修前の屋根は、中央に二つの峰を持つ特殊な瓦を配置し、左右逆方向に瓦を葺くという特徴的なものでした。

 

鐘楼

宝永2年(1674)17世日観の代、上総国佐貫藩主松平山城守重治夫人の発願により建立されました。入母屋造りの袴腰付き鐘楼で、組物など細部の意匠に技巧的な特徴が見られます。

文政5年(1822)二十九世日壇の代に再建、大正4年(1915)三十八世日受の代に修復されました。

昭和17年(1942)、太平洋戦争に伴い梵鐘は供出されましたが、昭和34年(1959)四十三世日猷の代に口径二尺七寸の大梵鐘が再鋳され落慶法要が営まれました。

 

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鷲津の本興寺(6)本堂

2020-07-03 | 仏閣

開山杉と呼ばれる杉の間を抜けて本堂へ。

開山杉

 樹叫六百年余と推定きれるこの老杉は、永徳3年(1383)門祖日陳聖人の東海巡科の折、改宗した当山の開山杉として植えられたものと伝えられています。

 京都本山本禅寺を建立された日陳聖人は、応永13年(1406)越後への帰路に再び当山を訪れ、寺門の隆盛を喜ばれ、開山記念として杉樹を御手植えされたと伝えられています。

樹齢 約630年
樹高 約16メートル(落雷により樹高止まる)
胴廻 右 4.4m   左 3.7m
科目 スギ科スギ

 

本堂

 当寺はもと真言宗の寺院で、永徳3年(1383)に開山日乗聖人により法華宗に改宗したといわれています。戦国期には今川氏や徳川氏から寺領を安堵され、天文21年(1552))九世日礼の代に再建されました。

 建物は桁行五間・梁間五間の茅葺で、大仏様・禅宗様の二様式と、伝銃株式である和様を巧みに取り入れ、三様式を折衷した室町時代の特徴をよく遺しています。

 本尊は本仏釈迦牟尼世尊及び十界勧請の諸尊を祀っています。

 

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