日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

多賀町を巡る(4)市杵島姫神社・久徳城跡

2021-05-29 | 史跡

久徳定高(多賀定高)は、多賀氏一族として京極氏に仕え、長享元年(1487)、合戦における功により現在の犬上郡多賀町久徳の地を賜り、芹川を外堀にした久徳城を築き、久徳を称するようになりました。

滋賀県多賀町久徳は、六角氏と浅井氏の係争の地でした。

久徳一族は六角氏の庇護を受けていましたが、浅井長政の攻撃を受け、久徳城は永禄3年(1560)に落城。

永禄11年(1568)織田信長の上洛に抵抗して六角氏が没落すると、織田氏に属するようになります。

元亀元年(1570)浅井長政が織田信長と対立するようになり、姉川の合戦が起ると織田方として浅井勢と戦い、当主宗重は信長から三千石の黒印状を賜り、久徳氏は久徳城に復帰。

元亀2年には、浅井氏の命を受けた高宮三河守の攻撃を撃退。

浅井氏滅亡後は豊臣氏に仕えましたが、関が原の合戦に際して西軍に加担したことから、所領を没収され、その後久徳家は帰納する者、他家に仕える者などに分かれました。

久徳城の城跡は現在、市杵島姫神社の境内となっており、周囲には土塁の跡、壕跡と思われる遺構がみられます。

神社の前の植え込みの中に、久徳城跡の碑があります。

「浅井長政」の文字が見えます。

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多賀町を巡る(3)大瀧神社 その参

2021-05-17 | 神社

大瀧神社の境内神社の犬上神社

 (犬上神社の画像:滋賀県観光情報HPより

稲依別王命が狩りに出られた時、大蛇に食べられそうになったのを、その飼い犬に助けられたことから犬を祀った神社として有名になり、「犬胴松」と呼ばれる松に伝わる伝説にも残っています。

犬上郡の地名も「犬噛」からきているといわれています。

犬胴松の伝説(いぬどうまつのでんせつ)大瀧神社周辺

その昔、犬上神社の祭神、稲依別王が狩に出て昼寝をしていたおりに、大蛇に頭上から狙われたが連れていた犬が主人を守ろうと吠えた声で目を覚ました。そのやかましさに思わず太刀で犬の首をはねたという。その首は大蛇の頭に噛みつき、そのまま一緒に川に落ち、大蛇は死んだ。王は命を守ってくれた忠犬の首をはねたことを悔やみ、この地に弔いの松の木を植えた。それが犬胴松の伝説として残っている。

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多賀町を巡る(2)大瀧神社 その弐

2021-05-09 | 神社

大瀧神社に面する犬上川の清流は、滝の宮とも言われるとおり、約10mもの落差を流れ落ちながら奇岩怪岩の間をうねっており、

大蛇ヶ淵(だいじゃがふち)と呼ばれる景勝の地となっています。

水の神・自然の神と崇められています。

予想以上にダイナミックな滝でした。

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