毎日のように草刈りに追われている。キウイフルーツの周りも背の高い雑草だらけだったのでまずは草刈機の出番となる。次には、いよいよ棚下の雑草を刈りこんでいく。
やっと、棚下に立ち入ることができるようになる。いかにグータラなことをやって来ているのかとおしかりを受けるかもしれないが、これでも全身から汗が流れていくのがわかるほどの有酸素運動なのだ。つまり、これは加齢に対するリハビリなのである。下着を日々数枚は替えてしまうのが普通だ。畢竟、一生懸命やっていると弁明したいわけだ。
今度は棚の上の剪定をする。しかし、枝が波打ってジャングル状態が壁となる。あまりむきにはならずに周りにはみ出た枝を剪定していく。栄養素の充足率はトップクラスのキウイだが、世界的にはイタリアが50万トン、日本は約3万トンというくらいまだ身近ではない果物だ。
今年は「なり年」に見える。小さい果実は摘果しなければならないが、やり過ぎると首が疲れてしまう。果実のザラザラの毛は虫や雨に強いので、農薬はいらないのがいい。放任していてもそこそこできるのでグータラ農業のオイラにはぴったりだ。ただし、「草刈りと剪定は車の両輪であるぞ。手抜きはご法度じゃぞ」と和宮様の叱咤が飛ぶ。「はっ!承知いたしました」と返事だけは元気にする。