一葉の写真からその真贋を確証すべくあらゆる資料を確認しその謎に迫っていくと言うう手法は嫌いではない。「幕末維新の暗号」という加藤将一さんの本もそのような本だったが引き込まれるように読んだ。事実を積み上げていきながらどこかで歴史の狭間に引き込まれていくのがとても面白い。ありうるなと思ってしまう。例えば、西郷隆盛は、写真を残さなかったと言われているがこの集合写真の後ろの方で顔のでかい頭も大きい人物は西郷と判定されている。御用学者からは、この写真は贋作ということらしい。だけどこの加藤さんの手法は面白い。本は、あと20年ボケずに生きるとして1000冊しか読めないんだよ。速読法をやってる人は別として。まぁその1000冊の一つにこの本を入れてもいいだろう。僕らの時代の謎ってなんだろう。なんて思ってしまう。それにしても、幕末の男達の魅力的なこと。みんな若いということに驚くけど顔はできているね。思考するということはこんだけ顔を締まったものにするのだろうか
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