フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

はまあざみ

2010-03-14 05:59:19 | Weblog
昨日は、夕方の6時くらいから街のメインストリートで開かれている「土佐のお客」というイベントをバジルと見に行ってた。普段は買い物客でにぎあう通りに椅子とテーブルをずらっとならべて町中が居酒屋という雰囲気のイベントなんだけど沢山の人で込んでた。まるでフィリピンの屋台みたいなところで県民所得が全国46位とは思えないくらいののりですでにワーワーと飲んでいる。みんな幸せそうな顔。「これが土佐のお客やー」とかいってたいした盛り上がり。お客っていうのは「大宴会」のことだけどさすがノンべぇが多い県だから半端じゃないね。



その中の一つ炉辺というのか長火鉢に炭火を起こして干物やてんぷら(土佐ではさつま揚げのことをてんぷらという)を焼きながら飲める店の席が空くのを待っていると「おーい」と誰かが声をかけてくる。見ると、のん兵衛グルメの友達の兄貴すが。「ちょっと偵察に来た」とか言ってにこにこ笑っている。何の偵察か分からないけど早速二人が三人になって余計に席が取りにくくなったけどさすがのん兵衛だけあってここの店の人と知り合いで2席を確保してくれたそれに3人で腰掛けてキスゴ、潤め、さば、アジ、てんぷらを火に炙ってビールを飲んでワイワイとはじめた。隣に座ってた人が大阪弁で話すので「大阪からきたの」で話を始めて最後はてんぷら食べて、たたきも食べてなんてすっかり打ち解けて盛り上がった。「笹川良一が昔、人類はみな兄弟とか言ってたけど、あれは、高知の宴会のことだよ」なんていうと「そやな」なんていいのり。さうがさすが大阪人。こっちもいいのり。そこで、ビールから日本酒から沢山飲んで、そのあと知り合いの居酒屋へ繰り出した。メニューに「はまあざみ」とあるのを見つけて「なにこれ」ってきくと「高知の人間が知らんかね」と言われた。そしたら、お兄ちゃんが「室戸の浜にあるぜよ」と教えてくれた。このウドのおちびちゃんみたいなものが春を告げるものらしい。「どうやって食べるの?」「てんぷらがいいかな」こんどのてんぷらは、衣のついた普通のもの。さっきのてんぷらと発音も単語も変わらないけどどこかで使い分けているから土佐人って不思議。出来上がったてんぷらは、小魚のような感じで見た目もおいしそう。食べてみると大好きな牛蒡の味がした。「うまい」牛蒡よりも柔らかく香りが強くとても美味。高知は、食材の宝庫だね。無造作に食ってるけどとまたまた話が盛り上がって酒飲んで久しぶりにヨッパラってしまった。近くだから歩いて帰ってるんだけど斜めにふらふら気持ちいい。帰ったら、そのまま、眠ってしまって起きたら5時だった。それで、昨日は、パソコンまでたどりつけなかったんだ。今日は、ホワイトデーか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする