フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

忘れてきたもの

2010-03-19 18:50:13 | Weblog
シモーヌヴェイユ氏(82)がアカデミーフランセーズの正会員にという夕刊に載っていたのを見て頭がこんがらがった。シモーヌは、34歳で亡くなってるのにと。そしたら同名異人だった。同じ名前でこちらは女性運動闘士だって。どちらも活動家だからえっ、と思った。新聞を開くと僕の好きなジョニーアリディが真ん中に。ジョニー・トー監督の映画「冷たい雨に撃て 約束の銃弾を」の紹介だった。監督は、「自分だけのスタイルを見つけなければならない」と言い放ってノワール映画を撮り続けている。
見返りを求めない男たち ロマンチックな夢描く・・・のコピーが胸を撃つ!



そうなんだ、もう自分達も見返りを求めない領域に一歩足を突っ込んだんだよな。いわば、レジェンドの戦士として。戦士というのは適切でないかもしれないけど自分のスタイル、忘れていたものを思い出させてくれた言葉なんだよね。もうすべてのことにおいて自分は見返りを求めないだろうとボンヤリ思ってたけど「ロマンチック」な夢を忘れていた。おい、思い出せよとでも言うようにジョニーアリディがスクリーンから語りかけてきたんだろう。
コメント
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