フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Paris

2014-12-25 08:24:13 | Weblog
「joyeux Noel」と夕飯食ってる最中にヒロコから電話がかかってきた。ちょうどクリスマスイヴだからみんなで集まって食事してたから次々に皆が出て「Merry Christmas」と大賑わいの電話になった。パリは大変だったってことは聞いてたけど直に聞いてみたかったから「パリはどうだった?」とふってみた。「スリばっかりで大変なのよ」と「オペラ座の近くのホテルだったの。そこが一番多いんだって。」「日本人は特に狙われるの。私にも5,6人ついてきたわよ」と。「ロマ人なの?」「わからない。みんな同じように見えるから」「でも街はきれいなんでしょう?」「きれい。キミなんかのように絵を描く人が来るべき街だってことがよくわかるよ」「とくにルーブルとかいいわよ」「あっそうだ。来年行こうよ。誘うから。そうしようよ」と一方的に言って「じゃぁね」と電話が切れた。パリか。あのパリにはウンザリ騒ぎはナンだったのだろう?懲りないヤツだね。あの調子なら来年マジで言ってきそうだからな。フランスに行きたしとおもへどもフランスはあまりに遠し・・・って時代でもないしまぁ成り行きに任せるしかないね。ヒロコんちの必要経費で行けたら一番いいんだけど。ヨーロッパってやっぱり腐っても鯛のような魅力があるよね。本当は自分の絵が掛けられているパリの美術館に行くというのが密やかな夢だったけどヒロコに強引に連れて行かれたとしたらルーブルの壁に一枚貼ってやろうかなハガキ大の大きさのを。気が小さいモンで。ともうすでに心はパリにいる自分を夢想している。まずは、路銀をどうするかという現実を忘れて。
コメント
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