toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ドードー鳥と孤独鳥」 川端裕人

2024年05月06日 | 読書日記

幼馴染の二人の友情物語の体裁で、実は絶滅動物(特にドードー鳥と孤独鳥)の紹介と言った内容で、倫理や思想など複雑な問題を提起もする。
未読だけど「ドードーをめぐる堂々巡り」を執筆した著者自身がモデルのノンフィクションに近い内容なのかも。

理系の私としてはケイナの気持ちは良く分かるし、実際にその立場になってその環境が与えられたら同じ行動を取ったかも。。
そして、無事に孵った原ドードーを百々谷に放鳥したな。

私自身はDNA解析装置の開発に携わったこともあって、分子生物学の知識が有ったから書いてあることが理解できたけれど、一般の人はちゃんとわかったかな?

挿絵には日本語の説明を入れて欲しかった。
あと、334ページの最初の台詞はケイナがしゃべってるので、その中の「ケイナちゃん」は「ボーちゃん」の誤り。

 

 

 

2023.9.14

国書刊行会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする