ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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やっと三谷尽くし

2006-01-09 12:02:08 | ドラマ・ワイドショー

いやーー年末年始に録画してためてあったのを見るのって・・・

疲れますねーー

ドラマを見ながら時間を計っている自分が嫌でしたーー

その中でもDVDに保存しておく為にダビングする作業が面倒で。

録画と録画の合間にやるのでねーー

こういうのを・・・もしかして・・・「オタク」っていうのかしら?

 

さて・・・というわけで、やっと見ました

古畑任三郎ファイナル」三部作

土方歳三最後の一日」

まる2日くらい三谷尽くしでございましたーー

(いやーお正月の総集編を加えると延々と三谷脚本でしたーー)

三谷さんの脚本のよさって、

テレビを見ながら舞台を見ているような

つくりで、一日の流れの中で人の心理が

どう動いていくかというような

事が詳しく描かれることですよねーー

宝塚の座付作家も真っ青のラブシーンも書くし

個人的には「王様のレストラン」以来のファンです

(「やっぱり猫が好き」も見てたけど・・・・)

 

で・・今回の三部作と土方歳三の感想ね。

一番見てて飽きなかったのが藤原竜也石坂浩二が出た最初の回。

一見、明々白々の事件で古畑が何を悩んでいるの?という不思議さは

あったけど、最後のどんでん返しに「さーーすがーー」の一言。

田村・藤原・石坂の掛け合いの見事さといったらありませんでした。

やっぱり藤原君ってすごい役者だわーー

えの笑顔のくったくのなさが残酷っていうか?そのくせ思いつめた顔にも

ドラマがあって・・って・・あまり誉めると身びいきがすぎるので止めます。

でもほんと、手まり歌には笑いましたーー

 

イチロー主演のは、他の2回よりちょっと短めに作られています。

殺人に至るまでの30分がCM抜きでちょっとだれました。

イチローにあんな演技が出来るというのはいい発見でしたけど、

無理なこじつけでお兄さんになった向島さんの助演あったればこそ

(この方「新選組!」でもいい味出して大好きでした。泣かせる役者さん)

それでも最後は「弟」の「兄」に対する愛情という事で、綺麗におさまりました。

トリックとか殺人自体はどうでもよくて、脇役さん達に光を当てたつくり?

 

3日目の松嶋菜々子主演のは、双子の性格の違いがよくわからなくて

(視聴者にはどっちが殺したのかわかるけど、でももう少し違いを見せて

ほしかった)

真剣に見てないとごちゃごちゃになりそう。

最後に美女と共演させて、ダンスまで入れるというのは、まさしく

「田村さん、お疲れ様でしたーー」の意味があったのかな?

(松嶋さん、背が高すぎだよーーー田村さんがチビに見えちゃう)

 

同じ脚本家でも役者によって色も違うし、視聴者の集中力も違うんだなって

改めて感じました

 

で、「土方歳三最後の一日」はその日の朝に放送された

土方歳三とオレー山本耕史」と一緒に見ました

土方歳三を演じた山本君が会津を旅するというドキュメンタリーね。

実は私は「白虎隊」以来の会津ファンで、

毎年のように飯盛山に登り、資料館を覗き、お城に上がってます

やっぱり会津に行くと、身がひきしまるというか、

あの悲惨な戊辰戦争の傷跡があちこちに残っているので、胸が

痛むんですね。と、同時にそれでも頑張った人たちの生き様に触れる

事で元気を貰うみたいな部分があるんですけど。

 

山本君もそうだったのかなーーー

(いやーラーメンやお酒に温泉にやったら詳しいグルメぶり。

この人やっぱり相当の道楽者というか、おぼっちゃまよーー)

 

で、ドラマの方はですね・・・

すみません。ラスト以外はどうも・・・・・

山本君の持っているムードと、片岡愛之助及び吹越満両氏のムードが

あまりに違いすぎていて違和感が絶えなかったんですよ

それに、私達は「土方歳三最後の日」はひたすら「死」に向かって

突進していったというイメージを持っていますけど、

このドラマの土方は最後まで希望を捨てないでしょう?

死に場所を捜して五稜郭にたどり着き、そして覚悟の死を迎えた

というよりは

まだまだ戦はこれからと思っていたのに不慮の死を遂げた

みたいな印象を持ってしまうんですよ。

 

死のうとする人間と生きようとする人間では、その死の迎え方が

違うと思うので・・・・

そういう意味では、非常にポジティブなドラマだったと思います

(そこが違和感だったのかなーー)

 

そうはいっても山本土方はかっこいい!!ほんとにかっこいい!!

死んじゃうところなんか号泣してしまいました

その後、大鳥圭介がテーブルをひっくり返すでしょう?

あの場面なんかもうダメ・・・ぐしゅぐしゅ状態でした

 

総じて、こんな時代なので「ポジティブに生きる」土方だったのかな・・・と。

 

三谷脚本は色々批判される事も多いですし、ご本人も結構傷つきやすい

ようですけど、私としてはこれからもこんな風なドラマをたくさん作って

ほしいと思ってます。応援してますからねーー

 

コメント (2)
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