ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

八重の桜・半沢直樹・いねむり先生

2013-09-16 17:30:00 | ドラマ・ワイドショー

 「日本人なら知っておきたい「東宮家」の真実」って、そんなにまずいもの?

あれ、まだ見出ししか書いてないのに荒らしが来る来る。

じゃあ、本文を書き始めたらどんな風になっちゃうの

でも、「真実」は真実であり、中傷でも悪口でもない。批判・・・というのとも違う。

でしょう?

真実を知られると困るの?それってどんな真実?ヤフーオー・・・?

まずい事がないなら堂々と「次世代の天皇・皇后」として振る舞っていたらいいし

回りの方々もあれこれ画策せずに黙ってついていけばいい。

本当の「日本人」の心が全て離れていっても痛くもかゆくもないのでしょう?

二人の心はかの国に「ゆかり」を感じ、

「リベラル」「グローバル」「セレブリティ」で繋がっているのですから。

 八重の桜 

このドラマが昭和40年代あたりに書かれたものだったら、新島襄の「西洋礼賛」も

理解できたし、共感出来たと思います。

きっと襄と八重夫婦が進歩的で対等で「私も結婚したら夫を名前で呼んでみたい」と

思ったかもしれないなあ。

なんせ、私は「大草原の小さな家」が大好きで、インガルス夫妻が互いを

「チャールズ」「キャロライン」と呼び合うのが大好きで憧れて。

って世代だからなあ。

でも、21世紀の今、襄がやたら「様式トイレは素晴らしい」とか「ベッドは最高」とか

言っても説得力がない。何だか世間知らずの人がわけもわからず西洋がいい、

日本のものはダメと決めつけているような印象があって。

 

着物に帽子・・・あれじゃあ鵺と呼ばれても仕方ないけど、あの熊本バンドの

人達のメンタリティってまるでいじめっ子じゃないですか?

襄は目の前で妻が「鵺」と呼ばれた事に対して何のリアクションもしない。

言われっぱなし。

八重だから「はあ?ぬえ?」で済んだけど、人によってはトラウマになる暴言。

それから、聖書の教えや学力をたてに文句ばかり言う学生たちに襄が泣く

シーン。これはおかしいです

何であんなにめそめそ泣かせたの?

徳富君に「泣ける先生はかっこいい」と言わせる為?

でも、ここは男らしくびしっと「ならぬものはならぬ」で押し通すのが筋では?

八重だってそう言ってたんじゃ?

叱りつける事では何も解決にならないという気持ちを込めて、襄は学生の

やりたいようにいいたい放題させ、八重はもくもくと着物を縫い・・なのかも

しれないけど、だったら八重がなぎなたで「かかってこい」と言った方が

早い解決になったかもね。

それと、「国の役に立つ人材というのは、国家の為じゃなくて人に役立つ

という事」みたいなリベラル発言があったけど。

襄さん、本当にそんな事言ったんでしょうか?さすがアメリカナイズというべきか。

ちょっともやもや。

 

 半沢直樹 

冒頭から完璧に時代劇と歌舞伎を同時に見る事ができて、嬉しいです

やっぱり舞台はいいわーーって・・・これはドラマでした。

だって、ラブリンは完璧に女形の発声と喋り方で、香川君は時代劇の悪役そのものの

顔で。森田さんも北大路さんも・・・ノリにのってやってる印象で

どこまでオーバーにやっていくんだ?と思うと、ぎりぎりの線で止める。

このメリハリがたまらないよね。

伊勢島の御曹司もまた、いい味出しちゃって。今までの中で一番いい役じゃない?

ミッチーも裏がなくてほっ。

でもっ

詰めが甘いとというか、先が見えるというか。

疎開資料が実は地下2階の機械室に・・・という時点でラブリンが見に行く事は

おおよそ予想がついたし、でも段ボールの中は違うんだろうなという事もわかる。

近藤さんのはつらつぶりは嬉しかったけど、あんな風に社長に電話させたら

大和田常務が先手を打つのは必至でしょ

勢いでみてしまうけど、ちょっと無理があるというか、見え見えなんだよーーって。

 

近藤さんの迷い・・・すごくわかる。でも約束を守るような大和田さんだと思ってる?

うちの旦那いわく「あそこまでやったら普通は半沢を裏切らないよな」と。

だけど、そもそもが小心者で家族思いだしなあ・・・・近藤さん、頼むよ。

だけど、バブル時代の人がそんなひどい事ばっかりやってたーーという印象は

バブル時代の人間として、ちょっと腹立つわーー

あの頃、みんな遊んでた印象しかないかもしれないけど、サラリーマンは

「24時間戦えますか」と言われてた時代だよ。我が家の姫が「昼は働き、夜中は

ディスコ。じゃあ、次の日は?」と聞くので

普通に働くに決まってるじゃん。24時間戦う為にユンケルはあるんだよ」と

言ったら「信じられない。ママ達の時代の人って」と言われてしまいました。

 

まあ、当時の「いいよいいよ」系が今の不況を産んでいるといえばそうだけどね。

 

 いねむり先生 

夏目雅子という女優さんは、私達の世代にとっては女神さまのように美しく

清らかな女優さんでした。

彼女が結婚して数か月で入院。なかなか病名が明かされず、フォーカスが

病室を隠し撮りした事がありましたね 

あの時の夏目雅子のマスクして帽子かぶっての姿が目に焼き付いてしまって。

で、まもなくあっという間に亡くなり。

それ程ファンではなかったけど、「瀬戸内少年野球団」は見に行ったし。

思い出すと切なくなるし。

そういう人を現代の女優がやるという事に少なからず抵抗感があって。

波瑠でしょう?頑張ったよ。綺麗だったし。でも夏目雅子じゃないんだよね。

いっその事、彼女を出さないでくれたらよかったのに。

 

物語は昭和だよね?

しょっぱな、タクシーの後部座席のシートベルトをしめている藤原達也と西田敏行に

「そりゃ違う!」と言ってしまいました。

ネットでは麻雀振興の為のドラマなのか・・・という書き込みが目立ちましたけど

あの頃は、物書きも芸能人も学生も、何かっていうと一晩中麻雀をやってたのよ。

じゃらじゃらというパイを回す音がうるさくてねえ。

ドラマの中に出てきた自動でパイを回してくれる・・あれが出た時、みんなきっと

大喜びしたんだろうなと思ったもの。

麻雀卓の横には酒とたばこ。別に「ギャンブルがーー」とか誰も思わないでしょう。

ゆえに競輪旅行も許されるわけよね

朝からビール?って驚く人もいたかもしれないけど、サラリーマンじゃない・・・いわゆる

ヤクザもんはそういうの、当たり前で。

いい時代だったのかなと。

藤原達也・・・いつもは演技が鼻につくこともあるのですが、今回は上出来。

ちょっと若すぎる印象はあるけど、それだけに「雅子さんを愛してたんだな」と

よくわかるし、幻覚に悩むシーンは迫真でした。

ラストの泥の中で西田敏行にすがりついて泣くシーンは圧巻。

昭和生まれだけど、あらゆる意味で平成風の彼が、ここまで昭和風になりきれた事は

素晴らしいでしょう。

西田敏行は全てにおいて神。もういう事ありません。

阿部サダヲも間合いのよさに感動 もっと、喋らせて欲しかったわ。

新幹線の中のやりとりなんか爆笑しちゃったもの。

結構、いい味出してた谷原章介。 淡々としてたけど、朝からビールがよく似合い。

余貴美子さんは相変わらずドスが聞いてるし、ドスが聞いてるといえば

三下君のパパ役、宇梶さんがすっかり「元ヤクザ」っぽくてあまりにぴったりで笑った・・・

伊集院静っていうと、あまりいい印象ないんですよ。

純愛みたいに描いているけど、あの頃は「夏目雅子を翻弄した・籠絡した」と

言われたし。きっと現実の彼とは別物として見るべきなのかも。

でも、妻の死後、苦しんだんだなあ 人に恵まれて救われたんだなあと。

総じていいドラマだったけど、何度も見たいとは思いません。

 

 

 

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルパン・Funtastic Energy 二回目

2013-09-16 11:12:00 | 宝塚コラム

昨日、3列目で見る事が出来ました

ここ最近、1階席で見る事自体が少なくなっているので嬉しい。

(二階席ったって安くないってのが悲しいけど)

 

3列目の下手側・・・本当なら前方の席でも2階席の後ろでも、同じように感動させて

くれる舞台が一番いいんですけど、今回は3列目でしかわからないものが

沢山見えて。勉強になったなと。

 

 ルパン 

余談ですけど、11時から2時までの間って、個人的には睡魔に襲われる時間帯で。

そんなわけで3列目というゴージャスな席にも関わらず眠気が。

それで目をつぶって聞いてて、時々ぱっと目をあけてみる事数回。

その時に感じた事。

龍真咲って・・・・・ いわゆる「棒」なんだと。

喋り方は春野寿美礼・真琴つばさ・高汐巴風で、歩き方は一路真輝。

セリフを全部一本調子で、「点」と「丸」にだけ気をつけて、時々抑揚をかえて

強弱をつけているだけで、セリフから何も伝わってこない。

表情も最初から最後まで無表情。感情の起伏というものがないのか?

今回の正塚作品、セリフが長くて、否定から入って肯定に回る・・というような

一つのセリフの中で感情がころころ変わるんですよね。

最初はカーラへの気持ちを「愛される資格はない」と言い張っていたのに、積極的な

カーラに「気持ちを受け入れて下さい」といわれると「当然です」と言っちゃうみたいな。

だからそこには「間」がないと、変な話になっちゃう。

よくよく耳でセリフを聞いていると「あんた、つい2秒前まで愛される資格なしで結婚

なんてとてもとてもと言ってたくせに数分後には乳母に「カーラだ」と紹介してるじゃん?」

はあ?何がどうルパンを変えたのか?

そんなのばっかりで。

凪那瑠海もそう。「ことわりの書」を見つけたけど、ぐだぐだルパンを勧誘して、

理屈をがんがんこねまわした挙句に、あっさり本を持って去ってしまう。

どこに心境の変化が?

星条海斗と慬花ゆりのの「間合い」がすごくいいだけに、沙央くらまの抑揚をつけない

普通のしゃべり方だけど、絶望感や投げやり感がじとっと伝わってくるのがいいだけに。

龍のへんてこイントネーションは演技が出来ない自分を隠す為。のっしのっしと体を

横にゆすって歩くのは男役に見せようと必死な為。要するに不自然だといいたいわけ。

自分の欠点を知っていて回りに任せようとせず、「私が一番」と思ってやってるから

鼻につくんだなあと。

これじゃ下級生が浮かばれないのでは?と思いました。

 

ところで・・・どうしても解せない疑問が。

カーラのお父さんは何で自殺したの?人が一人自殺するって言うのは相当な

理由がないと出来ないものですよ。

それからカーラは実はハリントン卿とかいう人の子供で、結婚を反対されてカーラママは

大公と結婚したとか。でもカーラママはハプスブルク家の出身。

家柄はいいはず。じゃあ、何で反対されたの

ヘアフォールの話だと、カーラママとハリントン卿は再会して深い仲になり、カーラを

産んだ・・・と聞こえるのですが、じゃあ不倫してた?

カーラはそんな話を聞かされたら死にそうな程動揺するのに、呆然としただけでした。

実の父、育ての父、後見人・・・と幾人もの人がカーラを守ろうとしているのはわかりますが

そこまで魅力的な女性には見えなかったけどな。

カーラの衣装、冒頭のシーンと婚約のシーンで変えてあげればよかったのに。

大公の娘にしては質素だわ。

 

2階席で見てた時、ラブシーンは一切ないように見えたのですが、よくよく見ると

「ほのめかし」シーンは多々あるんですよね

日本人にしか理解できないような「ほのめかし」が。

そこをきっちりおさえていたら、ラストシーンがもっと生きたんじゃないかなあ。

せっかくのハッピーエンドなのに本当にもったいないと思いました。

 

 Funtastic Energy 

これまた3列目でしか見えないものが見えた・・・って感じで。

一番の収穫は沙央くらま

まじまじっと見ると、こんなにかっこいい人だったとは・・・目元の化粧がすごく上手。

ちょっと痩せた?憂い顔に時々微笑みがうかぶと、妙に色気が・・・・

なんせ雪組時代の天然キャラしか見た事なかったので。

ショーの群舞でそこまで憂い顔でキザって、それからにこっと笑われると胸キュンです

フィナーレは北翔・美弥・沙央と並ぶのですが、この3人にだけ温かい空気が流れてて

笑顔がとっても好きでした。

北翔海莉の包容力あふれる笑顔、美弥るりかの美しく包み込むような笑顔、そして

沙央くらまの訴えるような笑顔が揃うと、他は何もいらないという気に。

久しぶりに胸がドキドキしましたよ。

 

若手の顔も間近で見る事ができて。

私は珠希りょうの顔はいつまでも覚えられないのに、鳳月杏の方は覚える事が出来ました。

ちょっと目の前にきてびっくり みたいな。かっこいいぞエメット・・・・

 

じゃあ、龍はどうなの?という話になるんですけど。

これまた一本調子で歌って銀橋渡って帰るみたいな?

薔薇の花を持って登場するシーンなどは、もう少し妖しさが欲しいし、組長に

薔薇を渡す時はもう少し「なんらか」の顔があってもいいんじゃないの?

せっかく組長が「ありがとう」と感慨深げな顔をして満面の笑みなのにねえ

 

越乃リュウ組長さま。

長居間、本当にありがとうございました。あなたは宝塚一かっこいい「組長」の座を

不動のものにして下さいました。

大昔から見てて、いつも月組の舞台にはあなたがいた。

トップが変わろうともあなたはそこにいた。だから安心して見る事が出来たのです。

月組の「顔」であったあなた。きっと「魂」でもあったんじゃないかなと思います。

組子やファンがあなたを失った時、どんな風に悲しむか想像できません。

でもきっと喪失感にさいなまれて、暫くは立ち直れないかもしれませんよね。

舞台のどこかに、ひたすらかっこよく立つ「越乃リュウ」を探すでしょうね。

今はただ、退団後のあなたが幸せになる事だけを祈ります。

素敵なお父様役だったあなた。時に権力者だったあなた、力強い仲間だったあなたを

偲びながら「幸多かれ」と祈ります。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする