ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

ジュゴン様と「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲」観劇

2017-03-16 07:00:00 | 宝塚コラム

みぃ太郎さんへ → 申し訳ありませんが同じ書き込みを何度されてもこれでは承認できません。どうしてそうなのかはご自身がよくおわかりと思います。

さて、ジュゴン様と初宝塚観劇でございました

ジュゴン様は以前は宝塚をご覧になっていたし、様々なお付き合いもあったそうですが、ここ数年は観劇されていませんでしたよね?

で、今回、お誘い頂き月組「グランドホテル」「カルーセル輪舞」を一緒に見る事が出来ました。

ジュゴン様はいかがでしたでしょうか?

 

 グランドホテルについて

宝塚的ではないけどとっても面白かった・・・・・という言葉を聞いて、私、正直、ほっとしました。

だって、この作品は本当に本当に宝塚的ではないんですもの

なんていうか、ここに登場する男爵は爵位はあっても実は貧乏人でプライドだけで生きている、悪人になりきれないいい人、エリザヴェッタはとうが立ったバレリーナで、オットーは余命いくばくもないユダヤ人、破産するかもしれない社長に、玉の輿を夢見るタイピスト。

何ともまあリアルったらないわけです。

最初に登場する男爵に「あんた、あんでグランドホテルに泊まってるの?そんな事してるからお金がなくなるんだよーー」って言ってやりたくなるんですけど。

エリザベッタに関しては、だったらバレエ教室の先生になって教えたらいいのにーーと思うし。

男爵の気持ちもエリザベッタの気持ちも何だかひどくわかるので、見てて辛くなるんですよね。

ストーリー的には(しつこいけど)グランドホテル形式と呼ばれる群像劇ですから、確実にこの人が主役で目立たなければならない・・・というわけでもなく、その人の力量に任せられた部分もあります。

チャールストンはあまり好きじゃないし、あのながーーいダンスも、もうちょっとちょんぎってもいいよなと思いつつ見てたのは確かです。

ミス・プラムシェンが社長さんに暴行されそうになってるシーンなんて、正直、正視できないのよ。本当に服を脱ぐのかーー!って。

しかもあの社長、本当にどこにでもいる下品な成金だし

でも、ラストは好きです。

ラファエラがエリザヴェッタを何とかホテルから出そうとして「もう駅に行っている」と嘘をつき、その気になった所で「すぐに車を」っていう所 ラファエラの「愛」が噴き出してますわーー

オットーさんの「行ってくれるでしょう?」って可愛らしく聞くシーンも好きです。

ジュゴン様には私のごひいき「暁千星」がエリック役である事をお教えして、ずっとオペラグラスで追って頂きました。ありがとうございます。

暁千星は、歌が上手になったなあとか、演技が上手になったなあとか思いますけど、まだまだ発展途上です。真横に蓮つかさがいてちょうどいい感じです。

でもジュゴン様に「大地真央に似てる」と言って頂けたので私は幸せです

そーなんです。アリちゃんは大物なんですっ 今はまだ眠れる獅子なんですわ。

 

 カルーセル輪舞曲について

♪ まわーるまわーるろんどーー♪は確かに覚えやすいし、歌いながら帰れるかなあと思います。

せっかく馬のコスプレしているんだから、あのかつら、ずーーっとみてたかったなあ。

ここでジュゴン様は朝美絢にもお気づきに。

アーサーはどこにいても目立ちますのでねーー

暁千星の「テキーラ」でキザってるところにちょっとキュンして頂き、ありがとうございます。

この所、やっとキザれるようになったんですよーー とにかく踊るのが好きな人で、ショーになると人が変わるんでございますよ。生き生きしてるのが本当にわかります。

黒燕尾にも感動して頂き、ありがとうございます。

華やかでお披露目にふさわしいショーですね。

 月組について

ジュゴン様の為に、月組主要メンバーをご紹介しましょう。

珠城りょう・・・・男爵。愛称たまきち。

         これがトップお披露目の94期。

         新人公演時代は強そうなイメージでしたけど、羽根しょっておりてきたらやたら「いい人」です。

         上級生を飛び越してのトップ就任に色々言われる事もありますけど、今後に期待・・・?

愛希れいか・・・エリザベッタ。愛称ちゃぴ。95期。あの96期の一つ上でございます。

          トップ娘役歴は長いのですが、前トップの龍真咲にあまり好かれていなかったようで、今回は本当によかったねーーという感じです。

          決して美人ではないのですが、その安定感と華は半端なく、今や月組の真のトップと言われており、尊敬をこめて「ちゃぴさま」と呼ばせて頂いてます。

美弥るりか・・・オットー。愛称みやるり。89期。

         二番手なのにトップより5期も上なんです。彼女は元々星組出身。見た目が本当に美しく目立つしダンスも上手。でも背が低いなーーって感じで路線に入る事はないと思ってました。月に組替えになってきたときも別格でいくと思っていたんですが、珠城りょうがトップになったら俄然輝きだした!その理由はなんといっても、華がある事でしょうね。このままトップになるか?なってほしい!今回の大きな羽根は嬉しかったです。

朝美 絢・・・ラファエラ。愛称アーサー。95期。

        この作品が終わると雪組に組替えになりまず。顔の美しさは勿論、俺様風な芸風に女の子はみんな萌えーー ラファエラのような女役でもしっかり綺麗で演技が出来る。しかもダンスも上手という優れ者。とはいえ、雪組でうまくやっていけるのか心配な面も。

暁 千星・・・エリック。愛称アリ。98期。

        背が高くて歌が上手でダンスも上手。課題は演技力と男役度です。正統派二枚目の類に入ります。

        いつかトップになる日を夢見て・・・顔の傷すら愛おしい男役です。

早乙女わかば・・・・ミス・プラムシェン。愛称わかば。94期。珠城りょうと同期。次期娘役トップになれるかなれないかの瀬戸際です。

ジュゴン様が気になっていた夏美ようさんは1976年「ベルばらⅢ」で初舞台の方です。62期。

 

今回、珠城りょうをみてつくづく「いい人なんだろうなあ」と思いました。育ちが良くて絶対に悪者になれない男爵で。そういう風に考えると今の月組にはアクが強い人がいないです。その代表がまさにたまきちで、早霧せいなと同じくらいうすーーい。やっぱり龍真咲トップの中で「自分が」って出せなかったのかなあと思ったり。

でもこれでいいのか?宝塚。そして月組さん。トップが群舞に埋もれてしまうなら、やっぱりここでは野心満々の新人を抜擢すべきでしょう。二番手のみやるりは結構野心を見せてきましたけど、下級生にも沢山すごい子はいるんだよーー

なのに何で今更宇月颯で紫門ゆりやなのか?どうしても納得できないスカステでもいたる所に出てるけどさ。

個人的にはやっぱり蓮つかさを押したいっ こんなに姿勢がよくて演技力ある子はそうそういません。

別に宮城出身だからって贔屓しているわけではありませんよ。ただ、この人の表情にはドラマがあるんです。

セリフを言うと顔の向こうに過去が見えてくるようなすごさを感じるんですよ。決して路線とはいいませんけど、絶対に重要ポストで置いてほしい人材です。

という事で、ジュゴンさま、またご一緒しましょうね。

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする