ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

秋篠宮殿下57歳に3

2022-11-30 08:28:54 | 皇室報道

 一年の振り返り

この1年、様々なことがあったと思います。

例えば、ロシアのウクライナ侵攻や各地での紛争や内戦、また異常気象ですね。それから大きな事故とか事件によって多くの尊い命が失われたり、また人々の生活を脅かすようなことがあったと思います。

中でも気候変動によると考えられる異常気象、これは洪水であったり、干ばつであったり、それから熱波などもありますね。

それから山火事などいろいろあるわけですけれども、この気候変動というのは非常に気に掛かっています。そしてこれは生態系にも大きな影響を及ぼしますし、また、例えば食料不足など私たちの暮らしにも大きく影響するものだと思います。

そして、この気候変動というのはもちろん地球規模のものであるわけですが、これは人間活動によるものも非常に大きいウエートを占める、気候変動に関する政府間パネルの第6次評価報告書で言われていますけれども、そのようなことから、個人個人もそのことに意識を向けていくということが必要なのではないかなということを感じています。

エリザベス女王陛下の崩御についてですけれども、エリザベス女王陛下の70年にわたる御代の間にはいろいろなご苦労があったと思います。

しかし、あれは21歳のお誕生日だったでしょうか。

その時のスピーチで「私の生涯を皆さんに(中略)捧(ささ)げます」ということをお話しになりましたが、そのことを実践されてこられたのではないかと思っています。

崩御後に、ウェストミンスターホールにものすごくたくさんの人たちがお参りに来ていて、改めて国民から信頼された方だったのだなと感じました。

私自身は、今までにご訪日の時以降は、1989年と90年にお目に掛かっていると思います。

ここ、天皇が誕生日で何というか楽しみですね。実際には英国に行ってないけど、行かれたような感想、心がこもっていると思いました。

また、沖縄の本土復帰50年、このこともこの1年の間では印象に残っていることの一つです。

縄の復帰、1972年5月ですけれども、その時私は小学校の1年生でした。

恐らくその式典のあったその日だと思うのですが、これは定かではありません、学校の全校の朝会の時に、その時に校長先生の話があって、私が行っていたのは学習院初等科で、校長のことを科長と言うのですが、話があって、その時に、今日、沖縄が復帰しました、ということを先生が話したこと、それがすごく印象に残っているのですね。

もう50年たった今でも、強く印象に残っています。

また、この50年というこの年には、戦争の時に非常に多くの人、県民の4人に1人が亡くなったとも言われていますけれども、その沖縄戦のことに思いを致す機会にもなったと思いますし、それからいろいろな展示会とか芸能の公演とかが行われ、沖縄の文化、芸術を知る機会にもなったのかなと思っております。

それ以外ですと、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染状況というのが、デルタ株の時までと、それからオミクロン株になってからとで、やはり随分人々の持つイメージも変わってきていると思います。

私自身もいろいろ、現場の医療者とも話をしていると、もう全然違う病気というぐらいの感じを持っているという話をよく聞きます。

また、行動制限も非常に緩和され、海外からも人が日本を訪ねてくるようになってきたわけですね。そのような中にあって、私自身、観光地が再び賑(にぎ)わいを取り戻したということがすごく良かったなと、観光地だけではないですけれども、いろいろな所が以前の状態に近くなってきたということを非常に喜ばしく思っているところですが、一方でまた、感染者が増加しているときなどの医療施設、病院などの状況、それもやはり入院患者が増えれば大変なことになってくるわけで、その辺りのうまくバランスと言いますか、どういうふうに取っていくのが良いかというのは、なかなか難しいところだなということを最近感じております。

それとCOVID-19の関連で言うと、人と動物の共通感染症というのは、感染症の中でもかなり多くあるわけですけれども、やはりこの一つの感染症だけでなくて、それから人との感染症ということだけでなく、やはり生態系全体としての位置付けと言いますか、ワンヘルスという言い方をよくしますけれども、その概念が少しずつ広まってきているのかなという印象も受けています。

最後になりますけれども、この4月に立皇嗣の礼に関わる神宮の参拝と、それから山陵の参拝を済ますことができて、これで大礼に関わる全ての行事が終わったことになり、そのことに安堵しているところです。大体以上がこの1年に関したことです。

当たり前の事ですが秋篠宮家にとっては、一つの行事と祭祀が密接に繋がっていると言う事が強く感じられます。

 

 皇室のSNS活用についての関連質問

皇室のことの発信という点で言えば、やはり間接的でない方がストレートに伝わると、私は思います。

ただ、宮内庁のホームページでそれをするのが適当なのかどうかというのは、また考えないといけないことかなと思うのですね。

宮内庁のホームページ、イコール皇室のホームページなのか、それとも宮内庁という皇室を支えている一つのお役所が皇室のことを発信しているのか、その辺りの位置付けも今後、検討していく必要があるのではないかなと思います。

 なるほど。

今現在、皇族のうちの誰かが個人のアカウントで発信しているかどうかということは私は知りませんけれども、恐らく私はやらないと思いますが、そういう可能性も、もちろんあり得ることだと思います。

 佳子様や悠仁殿下がその部分を担っていけばよろしいのですね。

 

これは先ほどの基準とも少し関係してきます。

事実誤認のことが書かれていることについてこれは余りにもひどい事実誤認だと思われることについて、それは違うよ、という反論をするということは、あり得ると思うのですね、私は。

 早く反論していくべきと私は考えます。

一方で、これは去年もお話ししたのかな、記事というのは、そのことのみ書かれているわけではありませんので、幾つかの複数の事柄が中に書かれています。

そうすると、それ以外にも、軽い誤認というのは変な言い方かもしれませんが、何かそういうものが幾つか散見された場合に、このことは違うけれども、ほかに書かれていることは全部正しいのね、ということにもなるわけですね。

そこが、私が、基準が必要ではないかと言い、また、今年、基準を作るのが非常に難しいと言ったことになります。

ですから、どういう形だとそういうことが、ここに書かれていることは間違いですよということを、つまり何か良い形で発信できる方法があれば、それは良いと思っていますが、これは恐らく、引き続き検討する必要があると考えています。

 確かにそういう誤解を受けることもあるでしょうけど、とにかく敵は全然そんなこと考えていないですから。

 

 佳子様について

まず手話についてですけれども、(全日本)ろうあ連盟の関係の行事で、本当に最後のフレーズだけ初めて手話を、その前に結構練習したのですが使いました。その時は妻からは少しアドバイスをもらったのですが、娘からは特になかったと思います。

ただ、例えば障害者スポーツ大会などでも、やっぱり挨拶をするときに、全部ではなくても手話がある程度できないといけないのかなということを感じていますので、もしかすると、今後は何かあるかもしれません。

最初の方のご質問ですけれども、意見を聞かれればということは、仕事のことについてであったり、あと、例えば彼女がどこかで挨拶をするときに、原稿を見てくれとか、それに対して私がコメントすると、そういうことです。

よろしいでしょうか。

 

 

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秋篠宮殿下57歳に 2

2022-11-30 08:11:22 | 皇室報道

 お子様方のこと

まず、それでは最初の次女のことからですけれども、現在、いろいろな所から依頼を受けて、それで公的な活動を行っております。

私としては、そうしてせっかく声を掛けていただいているわけですので、それら一つ一つに対して真摯に取り組んでいってもらいたいと思っております。

それから助言でしたか。

これについては、何か聞かれればそのときに私の意見を言うことがあります。

恐らくそれぐらいだと思います。

それから結婚についてですけれども、今、特に何か話し合っているということはありません。

また、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、娘のその意思の尊重ということにつきましては、私は今までも本人の意思はできる限り尊重する、という立場をとっておりました。

一方で、結婚後も内親王が皇室に残ることというのは、これは制度のことであって、そのことについて私が何か申すことではないと考えております。

次は長男の学校生活ですか。

この4月から高校生になって、恐らく今まで12年間、それまでの幼稚園から中学校まではある意味同じ学校と言いますかね、過ごしてきて、この4月から新たな所での生活になったわけですけれども、本人は授業や部活ですね、忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます

また、その次のことにつきましては、これも私は以前にお話ししたことがあったと思いますが、私自身の経験も少し含まれているわけですが、日本は本当に各地に様々な文化があります。

そういうものを若いうちに実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものに直に触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのではないかなと思っております。

それなので、折々に私もそういうことを本人には勧めております。

また、それとともに書籍などを通じて、様々なことを、中でも日本の歴史などについては知っておいてほしいと思ってそういう話もすることがあります。

次に長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします。

 非常に簡潔に突っ込めないおっしゃり方で。

とにかく佳子様と悠仁殿下は充実している。

眞子様は「お話にならないで」という事で話しません・・・ですね。

そこらへん、眞子さんの線の引き方は潔い。けれど頑固だなあと思う。

結婚後も女性皇族が皇室に残る・・あるいは女性宮家等については「制度」の問題なので口は出さないというのは賢いです。

 

それにしても悠仁殿下の背が伸びましたし、佳子様の装いのシックで素敵なこと。紀子様の幸せなご様子。宮家の中心は殿下である事がはっきりわかります。

 

 新型コロナウイルスと地方活動再開について

この感染症の流行状況をずっと見ながら、今までこの2年以上来まして、ようやくこの春ぐらいから東京都外での活動を始めることができるようになりました。

これは私にとっても大変うれしいことになります。

今まで、オンラインでもっていろいろな所とつながって話をするという機会はかなりあったわけですが、やはり、実際にその場所に行って人と話をするのと少し違うのですね。

特に、複数の人と同時に話すときに、これは私自身がそういうことに慣れていないということもあるのでしょうが、やり取りをするときにちょっとラグが生じたりすることがあって、やはり実際に会ってお話をすると、その辺りのことが(なく)、すごく話をしやすいということを強く感じます。

それとともに、例えば、何か実際の物、実物を見ながら、見せてもらいながら説明してもらうときに、画面を通してと、それから実際に手に取ってというのは、やはりこれは感覚的に全然違うのですね。

そういう点でも、対面というのは変な言い方かもしれませんが、実際に会うということの大切さを感じています。

それともう一つ、偶然性というものもそこにはあるように思います。

実際に幾つかありましたけれども、例えば、これは東京都内になりますけれども、この夏に高等学校総合文化祭が行われて、私、それから家族でいろいろな展示を見学した時に、たまたま会場を回っている時に、ある所で作品を見ている親子と思われる人がいたのですね。

それで、私もその作品を見たいなと思ったので近くに行ったら、向こうもこちらに気が付いてくれて、そうしたらその作品の作者だったのですね。

それで、これも全く予定になかったことで、偶然その場所にいたから、そこで作者の人から直に説明を聞くことができたという、こういう、ある意味偶然性というのはリアルでないとないことだとも思いますし、これからもそういう形での交流があったら良いなと思います。

それから、次に天皇陛下のサポートですけれども、この9月に、私は初めて国事行為の臨時代行、本当に1日だけですけれどもいたしました。

これ自体は法律で決まっていることですので、よほど何か事情がない限り、例えば、天皇陛下が海外に行かれていたりとか、何か別のことがあったりした場合には私がやることになるわけですね。

一方、そうではない形での、どのようなことで天皇陛下を支えるかということを考えますと、例えば公務は臨時代行という形になりますけれども、それ以外のいろいろな公的な活動、天皇陛下が行かれるもの、恐らくいろいろな所からオファーがあると思うのですね、出席してほしいというものがですね。

だけど、それをもちろん全部、それに応じて天皇陛下が出席されるということは無理なことですので、そういうときに、分担と言うと少し違うのかなという気はしますけれども、それ以外のものを私たちが出席すること、また、例えば地方で何かそういう催し物があって、それに私が出席し、その機会にいろいろな人たちと交流をするような機会なども、これはかなり間接的かもしれませんけれども、(また)ある意味でサポートということになるかどうか分からないですが、そういうことにつながるのではないかと思うことがあります。

ほかに何かありましたでしょうか。

 殿下の感想があまりにリアルだなあと思いました。

天皇に様々なオファー・・・ないない。けど、まあ分担して地方に行く事などがフォローになるというのはわかります。

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秋篠宮殿下 57歳に 1

2022-11-30 07:44:51 | 皇室報道

 秋篠宮殿下 57歳の誕生日

   おめでとうございます お健やかに 

 

 誹謗中傷やバッシング報道に対するSNSの活動について

今、様々な情報が世の中に溢(あふ)れていると私は思います。

皇室についてのいろいろな事柄もその中に含まれており、正確な情報もあればそうでない情報もあって非常に多様なものが流れていると思うのですね。

 よくわかっていらっしゃる

そういう中にあって、やはり皇室の情報発信というものも、正確な情報を何て言いましょうかね、タイムリーに出していくということが必要であるとともに、どこにそういう、その最もきちんとしたと言うか、正確な情報がどこにあるのかということが分かることも大事なことだと思っています。

 その通りです

宮内庁がSNSなどを使って広報の強化をするという報道もありましたけれども、今、海外の多くの王室はウェブサイトとSNSを組み合わせて使っていると思います。

どうでしょうね、こういう例えが適当かどうかは分かりませんけれども、ある意味その、ウェブサイトには必要な情報の全てが書かれていて、それでSNSの方には短いけれども非常に大事な情報が出ている。

そして、今、いろいろなことを知るために調べるときというのは、多くが恐らくスマホ、スマートフォンを使って調べる時代になっています。

そうするとSNSにたどり着いて、そこである情報を知って、更に詳しく知りたい人は、本体であるウェブサイトの方を見る。

何て言うか、惑星があって、惑星にたくさんの情報があって、そしてその周りにある衛星の方に、短いけれども非常に大事な情報が載っている。

そういう関係性なのではないかなと思っています。

私も詳しくは承知していませんけれども、そういう構図を恐らく宮内庁も考えているのではないかと思います。

 なるほど。惑星と衛星に例えることが殿下らしいです。外国の王室ではごく自然にやってますけどね。

そして、もう一つ話のあった、バッシング記事などについてでありますけれども、私は去年のこの場で、それについて何かもし反論をするのであれば、それについての基準を作る必要があるのではないかというお話をいたしました。

その後に宮内庁の関係者とも話をしたりしました。

意見としては、何らかの基準を満たした場合に反論する必要があるだろうと言う人もいれば、一切そういうことはしない方が良いだろうということを言う人もいました。

 誰よ、その一切そういう事はしない方がいいと言ったのは。

実際に私もある記事をサンプルにして、その記事の中にどれくらい事実と異なることが書かれているかというのを自分でやってみました。

というのは、事実か、事実誤認かというのは当事者でないと分からないことが多々あるからですね。

そうすると、やはりかなりの労力を費やさないといけないことがよく分かりました。

そのようなことから、基準を作って何かそれに対して意見を言うということはですね、なかなか難しいなと思っておりますし、これは引き続き検討していく課題なのかなと思っております。これで質問に答えていましたでしょうか。

 結果的に1歩も進んでいなかったし、反論したい気持ちもあるけどそれについての精査は自分でやらないといけないっていうのがネックなんですね。

外国の王室ではマスコミ専門部門があってチェックしている筈ですが、日本の宮内庁はそういう仕事をする気がゼロって事なんですね。

 だけどメインの記事があって、それが事実かそうでないかをすぐに発信する必要はあるのではありませんか。

例えば「秋篠宮邸は赤坂のベルサイユ宮殿」とか「多額の費用をかけすぎ」とか書かれた時に、実際の金額を提示し、東宮御所に比べたら、御所に比べたら・・そして旧秩父宮邸に住み続けなくてはならない理由なども発信する必要があるのではないかと思います。

 天皇陛下の体調 上皇夫妻の様子

天皇陛下の前立腺のことというのは、最初は検査の数値、PSA(前立腺特異抗原)だと思いますけれども、少し上がったということから、その後MRI(磁気共鳴画像装置)の検査をされたということですね。

それで、その時の発表にありましたが、肥大はあったけれども、懸念される所見はなかったということです。

そして、ただやはり、念を入れるというか、いろいろと確認したいということが医師の側にもあるのでしょう、今後バイオプシー(生体検査)を受けられるということが発表されたと思います。

私自身はですね、今まで発表されたことをそのとおりに受け止めております。

 ・・・としか言いようがなく。とはいえ殿下は色々ご存知なんだと思います。

次が上皇、上皇后両陛下の赤坂(に関する質問)。

この4月に高輪の方から赤坂の今の仙洞御所に移られました。

赤坂の仙洞御所は長年にわたって住んでおられた場所になります。

今、私たちがいるこの場所と同じ敷地になることから、ご散策などをされているときに、時折お見掛けすることがあります。

そのようなときに長い時間ではないですけれども、ごく短い時間ではありますけれども、しばし、歩きながらお話をするということがあります。

やはり、長い間お住まいだった場所ですので、とても懐かしそうにしておられます。

ご体調についてですけれども、これについては、発表されている以外のことはありませんが、何と言っても90歳近いご年齢ですので、大事にされながら、過ごしていただきたいなと思っております。次は私ですか。

 

 殿下のご体調

私の現在の体調は、まあ、そこそこといったところです。

健康に留意していることは特にありませんけれども、やはりできるだけ歩くことには努めております。

今頂いた質問、健康に関することですね、総じて言えることだと思いますけれども、何と言うのでしょうか、体の不調というのは、いつでも、そういう状態になり得るわけですね。

病気に罹患(りかん)するということ。

そういうときに、やはり、速やかに病院に行って、しかも大事にならずに、病院で検査をしてもらえる、その分野の専門の人に診てもらえる、そういう体制というのは必要なのではないかなと思っております。

 普通はそういう考え方ですよね。

皇后陛下にちくり?かなと。なんせ勝手に「体調の波」を作り出す人ですし。

陛下の検査についても「すぐに見て貰える」筈なのに、なんだかだらだら日程を延ばしている。なんでしょうね。

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中国 白色革命から天安門まで

2022-11-30 07:00:00 | 政治

きっかけが新疆ウイグル自治区のウルムチのマンションで起こった火災というのが、個人的には「おお!」と来たところで。

新疆ウイグル自治区では人権無視と差別で民族の存続が危うい状態になってます。

何年もこの状態で中国国民は動かず(動けず?知らない?)

ウルムチのマンション火災で亡くなった10人が国中の若者を動かすきっかけになったという所が運命的に見えるんですね。

新疆ウイグル自治区でのマンション火災は、ゼロコロナ政策のせいで救助が遅れ、10人もの死者を出したらしいという話です。

あくまでも「そう言われています」の段階。

でも上海の若者達は追悼しつつ、そこでついに「と言い出したのです。不要(ブーヤオ」

「不要」という言葉は、「嫌だ」「止めて」という意味です。

毎日PCR検査を受け、一人でも感染者が出たらその一帯を隔離して封鎖。

濃厚接触者を一人も逃さないという政府の行き過ぎた行動が今回の抗議活動を招いたのです。

上海や香港で抗議デモが起こるのはわかるとしても、まさかお膝元の北京で抗議でもが起きるとはさすがの習近平も思ってなかった筈。

しかも、自分の出身校である清華大学の学生達が「習近平退陣」とまで叫ぶとは。

 

日本のマスコミはバカの一つ覚えのようにウイグルと統一問題ばかり扱うけど、中国の動静の方が重要です。

このところ、学内に閉じ込められた学生たちがはいはいしながら歩くとか、段ボールで犬を作って散歩させるとか、精神的な異常行動が目立つという報道を目にしたばかり。

日本だってこの3年、外でも内でもマスクして私達も相当ストレスがたまっています。少なくとも私はそうです。

ましてや、一人でも感染者が出たら一帯が封鎖されて、食べ物を買いに出られない。スマホのデリバリーだけが頼みの綱で生きるか死ぬかという所まで来ている。

商売が成り立たない。楽しみもない。学問の途中。

ウェイボーだって監視されてて自由に見ることは出来ない。

我慢の限界だったのだろうと思います。

自然発生的に学生たちが立ち上がった事は、民主化への大きな1歩であると思います。

年寄りはあえて黙っています。

なぜなら彼らは天安門事件を知っているからです。

文化大革命時代の恐怖を思い出したくない・・・下手に国を刺激したくない・・・「いつだってこうだったじゃないか」と言って諦める。

でも、それを若い人たちに強制する事は出来ませんよね。

 

皆が白い紙を掲げているのは、そこに何か書けば逮捕や拘束のきっかけになるからで、さらに「何も言えないのだ」という事の象徴。

本当は「共産党殺!」と叫びたいところを「不要」という。

しかしながら、警察はあっという間に制圧。

そして外国人マスコミに対しては「把握してない」と答える。

中国政府にとって学生デモは「ない」事になっているのですね。

 

至る所に監視カメラが設置されてて、顔認証で全ての人間を把握できるシステムを持ち、個人資産から思想までを把握し国民を等級でわけている。

とはいえ、中国は広いんです。

漢民族だけでなく、様々な民族がいる。

彼らが立ち上がれば大きな波になる筈です。

中国ドラマを見ていると、本当に時代劇が多いです。

現代からタイムスリップしていくというストーリーも多い。

総じて、「正義の為に戦う」話ばかりになります。

じゃあ、「正義」とは何か。

それはどうしたって今の共産党支配の中国にはない思想なんですけど、そこは「国家の為」とかいうオブラートに包んでドラマにしてしまうんですね。

 

でも習近平が目指しているのは毛沢東時代の中国です。

「国民は知識や教養は必要なし」だから塾に行かなくていい。塾を廃止。

でも労働者が沢山欲しいから子供は沢山産めとなる。

習近平の独裁政治は、かつて、どの時代の皇帝もやらなかった事ばかりです。

一体何を夢見ているのか。

 

一番怖いのは、この事件が天安門に繋がっていくこと。

つまり軍隊で抑えようとした時です。

しかし、日本としてはその事態をこっそり望むしかありません。

中国からの侵略を防ぐ為に。

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