ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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性加害・性被害の線引きと対処は今後の課題(男同士のね)

2023-05-22 06:00:00 | ドラマ・ワイドショー

明治座で公演中の猿之助の歌舞伎。

代役に立った市川團子に涙一杯でスタンディングが起きたと言います。

 わずか19歳で代役を務める重圧に負けず、至らない点も多々あったでしょうけど、観客の温かい拍手に支えられた舞台だったのだろうと思います。

舞台ファンは決してこういうの、嫌いじゃないのね・・むしろその場に居合わせたかったなと思う程です。

もう一人の代役・中村隼人も「大富豪同心」の主役でかなり人気がある人。

若手をしっかり育てていたんだなと感動します。

宝塚でもトップが突如休演した場合、2番手が繰り上がる事がありますし、新人公演主役が抜擢される事もあります。

「エリザベート」初演の時は、一路真輝が万が一に陥った時の為に2番手以下が全部役代わりでやったとか。

その場でしか味わえない感動が舞台のいい所です。

ところで猿之助の演目「不死鳥よ波濤を越えて」は宝塚の演出家である植田紳爾作です。そう「ベルばら」の作者です。

本当に申し訳ないけど左のポスター見て「マグマ大使みたい」と思ったのね。

でも、いわゆる平知盛が壇ノ浦で死なずに生き残り、外国へはばたいた・・というような話だそうで、へえ~~初演当時としては斬新かなと思いました。

でも私は「あれ?こういうの、宝塚でなかったっけ?似たような名前の」って検索したらありました。

同じ「鴎よ波頭を越えて」という作品が。

この「鴎よ」は1970年の作。1968年に初演された「メナムに赤い花が散る」の姉妹作品。「メナム」は山田長政の話で、「鴎よ」はその子供の話。

ざっとストーリーを見ただけで面白そうだなと。

演出とかセリフとか全部変えて新しく生まれ変わらせることは出来ないものかと思いました。

「不死鳥よ」は1979年の作ですし、内容も違うけど、頭の隅っこに「鴎よ」があったものと。「鴎」の演出には尾上松緑が入っていますしね。

雑学でした。

男は彼女を好きだと思った。

「いい?」と聞いたら彼女は下を向いていた。

OKだと思って男は彼女にキスした。これで彼女が笑ったらめでたしめでたし。

でも実は後から彼女が「実は怖くて何も言えなかった」と言ったらそこで男は性加害者になり、女性は被害者になる。

正直、こんな事が多々あったら男性は怖くて女性に近づけません。

だって、表情だけでは本当に何を考えているのかわからないんだもの。

常に「合意の上」という言葉があるけど、「違う!」と言い張る人がいれば簡単に男は犯罪者になってしまうわけです。

 

女性セブンの猿之助記事は、「痴態を繰り広げていた」という、誠に衝撃的でこれ譲ない程恥ずかしい文面が並んでいます。

見出しと小見出しだけでも死にたくなる人多数と思います。

猿之助は「ある事ない事書かれた」と呟いていたそうです。

 取材を受けた日、楽屋で平謝りをしていた

 家族で話し合い、死のうと思って薬を飲んだ

 遺言書には家族以外の人物に財産を分与すると書かれていた(マネージャー?)

 謎の部分。

両親は向精神薬を飲んだと言われていますが、今時、向精神薬を大量に飲んでも死なないんです。恐らくハルシオンだろうと思うんですが、誰が何の為にこんな強い薬を処方されていたのか。

 父親の段四郎氏は療養中で寝たきりとも言われていましたし、母親は認知症の気があったと言われ、年老いた両親に一人息子のスキャンダルは生きる希望を打ち砕くものだと思われますが、それにしても完璧な一家程脆いものと感じざるを得ません。

反論せず、否定もせず、ただ潔く死ぬというのは誣告された人がよく行う事です。

香川照之の例を見てた猿之助としては「本人がいくら違うと言っても世間は聞かず、イメージばかり先行してテレビ局はあっさり俳優を切るし、事務所も庇ってくれない。謝罪しても干すし、視聴率に貢献してきても関係なし。

人間だれでも表と裏があり、特に役者のストレスは仕事にまい進する程きつくなっていくわけで、どこかでストップをかける人が必要だった筈だけど、誰もいなかった。

 「これ以上はストップ」と言える人が誰かいればと思います。

いや、マスコミは「忖度」とか「殿様気取り」とかいう言葉で貶めるけど、何でも加速し始めたら止まらない事もあると。

コロナ禍のストレスは多くの舞台人間に悲劇をもたらしましたが、猿之助も例外ではなかったって事ですね。

 けれど、セクハラ・パワハラといっても、証拠があるわけではなく、どこの誰が告発したかも明かされず、それを嬉々として書く週刊誌の正義がわからない。

妬みやそねみが満載の役者の世界で、「仕返し」だったのかもしれないし、やきもちによるものだったかもしれない。

勝手気ままに書きなぐった週刊誌は歌舞伎界の重鎮を潰した責任をどう取るのか。

 せめて猿之助のご両親の葬儀くらいはきちんとして挙げて欲しいです。

ジャニー喜多川氏による性加害は全く別問題。

藤島ジュリー景子が「知らなかった」と言ってもそれは嘘です。

マスコミ・テレビ局総出でジャニーさん、いやメリー喜多川氏の怒りを恐れてみても見ぬふり、知っても知らぬふりをして来たことは大きな罪です。

かねてから、「サンデーLIVE」で東山紀之がどんなコメントをするのか注目されていましたが、以下の通りでした。

先週事務所より喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えを伝えさせていただきます。

この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。

彼らの心遣いに感謝します。

今回の喜多川氏に対する元Jr.たちの勇気ある告白は真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは本当に切実で残念でなりません。

未成年に与えた心の傷、人生の影響ははかり知れません。

今回、事務所から再発防止策が出されましたが、我々もどのような未来を迎えるべきなのか、現在在籍しているタレントはどうすべきなのか、告白された皆さんにどう対処すべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性をもってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています。

心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした。

今後は今いる皆とともに、安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くしてまいります。

日曜の朝にこのような話をしてしまい、重ね重ねお詫びを申し上げます。

 

その前にニュース番組に出演した櫻井翔がこの問題になるとテレビ画面からフェイドアウトしたという事があり、彼に対する評価が下がっていました。

しかし、今回東山氏が述べた通り「後輩には待って貰っていた」という事で、櫻井翔も救われたことになります。

ここまで心遣いをするってすごいと思いました。

私は櫻井翔が消えたのは藤島ジュリーの指示と思っています。

そういうものを東山氏が全部被って上記のような文章を発表するのは、本当にすごいというか、やっぱりこの人こそ「ジャニーズの頂点」なのだと思いました。

だって、赤字で書いた部分、本来は藤島ジュリー景子が言わなければならない事ではありませんか?

社長でもない、会長でもないただの最年長である東山氏がこれを言うというのが、どういう事なのか、考えて欲しいのです。

 

 メリー喜多川と森光子との関係

この二人の仲のよさから、森光子が東山紀之の後ろ盾となり「恋人宣言」したわけですね。今では馬鹿な話と思うのですが、昭和にはよくある事。

例えば近藤真彦の後ろ盾には黒柳徹子が、タッキーの後ろ盾も森光子だった筈。(&細木数子)

この時点で「将来のジャニーズ事務所の社長は東山紀之」と言われていましたよね。

でも、彼が木村佳乃と結婚したあたりから関係性が代わり、また森光子死去の後、財産をメリー喜多川に残さなかった事から東山紀之の社長職就任は白紙に。

 ジャニーズ事務所の頂点は近藤真彦

メリー喜多川の中では近藤真彦こそ、ジャニーズ事務所の長と思っていたようです。

ゆえに、近藤がほとんどタレント活動しなくてもそのまま給料は支払い、最年長のドンとして君臨したのです。

 滝沢秀明の役員就任とジャニーズアイランド社長就任と退所

その近藤がコロナ禍でスキャンダルを起こし、退所を余儀なくされ、ジャニー喜多川お気に入りの滝沢秀明が自分の俳優としての役割をなげうって裏方に回り、様々なタレントを誕生させプロデュースして来たのですが。

ジャニー喜多川&メリー喜多川の死後、引き継いだ藤島ジュリー景子と滝沢の相性は決してよいものではなく、結果的に滝沢は退所。

それに伴い、沢山のタレントが事務所を後にしました。

 現在は滝沢秀明が立ち上げたジャニーズアイランドの社長は井ノ原快彦

ジャニーズアイランドはジャニーズ事務所の子会社になります。

ジャニーズジュニアの育成から海外のデビューなどを手掛けている。

 

つまり東山紀之は最年長とはいえ、役職なしの1社員に過ぎないんですよ。

なのにいつも重大な局面では一番言って欲しい事を言ってくれる人です。

近藤真彦の退所の時も言及したし。

何だかそんな役割だなと思いつつ、今になって東山紀之の存在感を感じますね。

 

コメント (8)
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