ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

静養中止・・・だけどね

2014-08-22 07:00:00 | つれづれ日記

 あんまり暑くて熱中症になりそうだったので、慌ててポカリを買いました。

仕事中はエアコンがあるからいいけど、帰りの15分歩きで、まさかの

「吐き気がーー頭痛がーー」状態に

やっぱり歳をとって来たのかしら?

「カラオケバトル」に宝塚のOG,姿月あさと、遼河はるひ、舞風りらがご出演。

いつもはぼやっとしている印象の姿月が珍しく上級生っぽくて

それはいいけど、沖縄組の選曲は許されるんですか?

「花水木」だの「涙そうそう」だの・・・・ 宝塚組が明菜や聖子を歌っているのに?

「仕分け」も「カラオケバトル」もそれなりに面白かった時もあるけど、

今は嫌だなと思います。

何だかやらせっぽくて 宝塚を優勝させる気なんてさらさらないし

そもそも機械が採点するってどーよ

正しく譜面が歌えて、ビブラートを利かせれは「うまい」という事になるんでしょうか。

変じゃないの?と思われて・・・・でも、そういうのに「100年を背負って」出演するOGの方々

気の毒というか、そんなに一生懸命やらなくてもさって思っちゃう

いや、優勝させる気あるよーというなら、香寿たつき・彩吹真央・安蘭けいの3人で

ミュージカルメドレーとかやって欲しいわ。

井沢満氏のブログで、「ドクターX」と「相棒」が面白く、ついでに韓国ドラマの

百年の花嫁」にハマっているというのを見て、ちょっと微笑ましく思いました。

生意気言って申し訳ありません

でも「百年の花嫁」は確かに面白いぞっ

内容は「漫画的」とおっしゃっていたけど、まさかのその通り。

双子のような女の子が入れ替わって金持ちの婚約者になるというもの。

何と高島礼子も日本人企業家として登場。さすがに日本語しか話さなかったけど。

ついでに「天使の報酬」もなかなか、あちらの「お金」に対する執着度がわかっていいですわ。

でも華流も捨てたもんじゃありませんことよ。

蘭陵王」の写真は蜷川実花さんが撮影。蘭陵王府にはなぜか大きな赤い鳥居が。

仮面は能の面そっくりだし

「美人心計」も見てますが・・・・中国人の残酷さがよくわかる作品ですわ

それにしても。日本でいう「大奥」も「渡鬼」も甘いったらありゃしないんですわ

「意地悪」の「い」の字も「姦計」の「か」の字もありません。

日本人って本当に素晴らしいんだなあーーだからドラマチックにならないのねと。

 

ドラマついでに言わせて頂ければ。

アメリカのドラマ「HAWAII FIVEー0」が非常に面白くて好きなんです。

舞台はハワイ。アメリカの沖縄みたいな場所なんだなと。

ドラマには日本人や韓国人が多々登場しますし、ハワイの言葉を大事にしている。

何だかとってもあったかいドラマなんです。

それで2週に渡って「日本」の話をやってくれました。

一つは、戦艦「アリゾナ」が沈められた真珠湾の日に、日本人の老人が

アメリカの老人を殺そうとしたこと。

最初は「はあ?」と思ってみてたら、実はその人は戦前からアメリカに住む日系人で

真珠湾の時から収容所送りになり、父が大事にしていた日本刀をアメリカ人に

盗まれるという経験をしたいた。

それをFIVE-0のメンバーが探すという話で、荒唐無稽。

だって・・・・いくらハワイでも69年前の資料がドラム缶みたいなものに詰められて

洞窟で保存されてるってありえないんじゃ?とか思いつつ。

でも最後は、日本人に敬意を払う・・・という内容でちょっと驚きました。

その次の週はなんとっ 

ハワイのクリスマスに、海辺にパズルボックスに入ったロケットが漂着。

ロケットの中には女の子の写真が。

3年前の震災で流されたものではないかという事で、科学捜査班が行方を探し

これまたなんと、石巻で津波に流され女の子と母親は死に、現在父親だけが

仮設住宅で暮らしているという話。

しかもっ ハワイから石巻の仮設住宅までパズルボックスを届けるというおまけつき。

仮設住宅が収容所みたいだったし、日本人にはロケットに写真を入れる習慣はないよなーーとか

思いつつも、何だか泣けました

こういうのが本当の文化交流というのではありませんか?

さて、本題。

 両陛下は広島で起きた土砂災害に心を痛め、22日から8日間の予定だった

  軽井沢・草津の静養を取りやめた。

 皇太子一家もまた22日から13日間の予定だった那須御用邸行きをキャンセル。

 実は、20日の段階で両陛下の静養が短縮されるという報道はありました。

  散策や音楽会出席を取りやめると。

  本当は静養自体を取りやめたいが、侍従に「9月からの公務が目白押しなので何とか

  お休み下さい」と説得されてでかける事にはしていたと。

 でも結局、静養自体を中止されたのですね。

 じゃあ、東宮家はどうするんだろうと思いきや、両陛下の中止と合わせて中止。

  とはいっても両陛下の予定は8日間。

  東宮家は13日間ですよ 毎年の事とはいえ・・・・13日間+6日間(須崎)で

  合計19日間の静養です。ろくに仕事もしていないのに

 不登校の愛子内親王を9月3日まで那須に滞在させるおつもりだったという事ですね。

  これまた毎年の事ながら・・・私達は慣れっこになっているけど、一般庶民は

  驚くんじゃないでしょうか?

 20日までは那須で警備の予行演習をやっていたようですから、ぎりぎりまで行く予定だった?

  無理やり取りやめさせられた?

 日本人は、大きな災害があると「神様が怒っているんじゃないかしら」と

  思い、何が原因かしらと考え、お祓いをしたりするもんです。

  皇室もまたそうでした

  大災害が起こればそれは天皇の不徳という事で、神社に寄進したり、経をおさめたり

  大仏を作ったり。日本人の自然に対する信仰はまさに「恐れ」そのものではないかと。

 だけど、正直、そういう「心」の大元である皇室が、実はまるっきりそんな「恐れ」を

  抱いていないのではないかと。

  生物学者であり科学を信じる陛下は、誰よりも祭祀に熱心といいながら、その奥底に

  あるのは「自然に対する恐れ」ではなく「祈り」という名の「施し」じゃないかなと。

  そう考えると「静養中止」も何だか、あまりありがたくないなと。

  私ってひねくれてますか?

  

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2015年、どちらが韓国へいく?

2014-08-21 07:00:00 | 皇室報道

 はーーーしーーもーーとーーせいーーこーー

橋本聖子 全く、同い年の風上にもおけない。

いい歳して高橋大輔にキスをあびせかけるってどういう事

たとえ酔った勢いでも許される事じゃありませんっ

あなた、既婚者でしょうがっ 子供いるんでしょうっ

デーを・・・デーを・・・・フィギュアファンを敵に回したわねーー

許すまじ橋本聖子 入閣なんてありえません

 週刊文春 天皇が漏らされた2015年「訪韓」のご決意 

今週の週刊文春の記事ですが、とりあえず両陛下部分と皇太子部分で

分けてレポします。

 両陛下について

千代田関係者の言葉

 最近の両陛下は年齢を感じさせない程意気軒昂

 7月の宮城「長生園」訪問で全国のハンセン病療養所を全て回った事に。

 「皇后様はこうおっしゃったのです。陛下は戦後70年の節目にパラオと

  ともに韓国もご訪問をされたいお気持ちです。強い決意」

 1986年10月、皇太子夫妻だった両陛下の訪韓が決定していたが

  美智子妃の子宮筋腫手術の為「延期」

  美智子さまは、ご自身が原因で実現出来なかった事を今でも悔やんでいる。

 本当の「延期」の理由は韓国国内の野党による「時期尚早」という反発。

  しかし、両陛下は訪韓への思いを、度々あらわされている。

 1990年、盧泰愚大統領来日時の御製

 「さまざまの歴史を思ひ海一つ隔つる国のまれ人迎ふ」

 2001年、陛下の誕生日会見

  「日本と韓国との人々の間には、古くから深い交流があった事は、日本書紀などに

  詳しく記されています」

  「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本記に

  記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」

  → 陛下は親韓派という印象に変わった。

 皇后陛下もまた昨今の「ヘイトスピーチ」い対し、強い懸念を持っている。

 「浦和レッズの試合で、日本国籍を取得した在日コリアン選手の存在を差別する

  「japanese only」という横断幕がレッズサポーターによって掲げられた事件について

  実に詳しい事情までご存じだと思いました。韓国の反日キャンペーンの状況も

  憂慮され、両国の人々の間に剥離がることに心を痛めている」

 まず、こういう記事が出る度にネットでは二つの派に分かれます。

 一つは「記事を信じる派」そしてもう一つは「信じない派」

記事を信じる派の根拠」

 「韓国とのゆかり」発言は実際にあったものだから陛下の気持ちそのもの。

 皇后陛下が韓国に行けなかった事を自分のせいだと責めている記事は何度も

  週刊誌に載ったが宮内庁の否定はない。

 訪韓の意志に関しても何度も週刊誌に載ったが否定はない。

 両陛下は先に、駅に落ちた日本人を救おうとして死んだ韓国人の映画を見た

 天皇陛下は今まで不本意な事に関しては抗議をしてきたのに、一連の事に関しては

  否定していない。

 

記事を信じない派の根拠」

 ふともらした一言を歪曲して週刊誌にリークする宮内庁こそが反日。

 宮内庁の職員は外務省出身者なので、「訪韓」を実現させたいのではないか

 このような記事を信じて両陛下を批判する事こそ左翼の思うツボだから

  記事を信じてはいけない。

 皇后陛下が訪韓を望んだりする筈がないので、記事は全てでたらめである。

 否定や抗議をしないのは、出来ない立場にあるから。

 

さてどっちだと思いますか?

 個人的に・・・・・・

  今まで何度も「訪韓して謝罪もいとわず」という記事が出ました。その度に

 まさかーーそんな気持ち、おありになる筈がない。と否定してきました。

  だけど去年の誕生日の「憲法」発言や、対馬丸に関して「護衛艦は」発言から見ると

 陛下は非常にリベラルでいらっしゃると思われるのです。

  そして両陛下は子供時代に終戦を迎えた世代。この世代の「平和」への思いは

 その前の世代やその後の世代とは違う、狂信的な部分があるのではないかと。

 「日本はアジアに迷惑をかけたのだ。その時、子供だったから何もできなかった。

 だけど、今なら平和に貢献できるのではないか。韓国が日本に反発を強めているのは

 韓国のせいではなく、日本が韓国を挑発しているからではないのか。

 そんな事をしても国益にはならない。日本には世界一素晴らしい平和憲法がある。

 これを死守する為なら謝罪も土下座も簡単な事。身を持って国民に知らしめたい

なーんて まさかと思いたい。

 確かに変ですよね。「皇后陛下は・・・・とおっしゃった」「皇后陛下は・・・と思われている」

  まるで一番偉いのは皇后陛下で、天皇陛下をコントロールしているような

  書き方をする これじゃまるで東宮家のありようと同じ。

  反日系の宮内庁職員がそういう印象操作をしたとしても不思議ではない。 

  でも、だったら記事に反論してもいいような気がするんですけどね。

 女性宮家問題に関しても、「陛下が望まれている」と再三再四書かれても、一度も

  抗議していません。

  むしろ、あの誕生日の「憲法」発言を「安倍政権へのNOをつきつけた」とまで書かれる始末。

  そんな言質をとられるような、いいように利用されるようなご発言をなぜされたのかと。

 ちなみに・・・・ある本によれば桓武天皇の母、高野新笠という人は百済の王族の出。

  だけど、百済と韓国では民族が違う。

  日本はその名称が「倭」でも「やまと」でも「日の本」でも「日本」でも同じ民族ですが

  朝鮮半島はかなり違うんですよね だから高野新笠=韓国とのゆかりとは限らないわけ

  だそうです。

 だけど、これまた個人的に桓武天皇は嫌いです

  早良親王事件、井上内親王・他戸親王事件もあり、藤原氏とつるんで残酷な殺し方を

  するあたり、非常に朝鮮系の「血」を感じますね。

 

 皇太子に関して

 天皇陛下は皇太子夫妻との「途絶」状態は相変わらず。

  「東宮の言っている事がわからない」とその心を推し量れずにいる。

 天皇・皇太子・秋篠宮の3者会談の場でも皇太子の考えは見えてこない。

 そんな皇太子に両陛下は「諦観」を持って接し、やり残したことは自分達で 

  やるしかないと思っている。

 

 皇太子は定期的に開催されている「世界水フォーラム」に出席している。

  2015年は韓国。

 水の問題解決が世界平和へ繋がると皇太子は考えている

 記事の中の核心はここにあるのではないかと考えています。

  つまり「皇太子訪韓」を「2015年」に実現したい・・・

 そんなありえない事が実はありうるのです。

  だって、最初のオランダ静養の時だって「前例がない」のに易々と実現してしまった。

  無論、この時、両陛下は海外へ行っていたので「ゲリラ的に」決定したのだと

  思われていました。

  でも、2013年のオランダ訪問はどうでしょうか

  その前の実現しなかったイギリス訪問だって、てっきり両陛下は反対して止めて

  下さるものと思っていたのに、むしろマスコミは「勧めた」ように報道しました。

  イギリスは震災のせいでいけなかったけれど、実現していたらとんでもない事に

  なっていたと思います。

  また、オランダの即位式での国益を損なう行為

   返事を1週間前まで引き延ばして相手国に迷惑をかけた

   マキシマ妃に直電させた(?)

   お古のドレスで大恥をかいた

   好きな人としか会わなかった

  をする事がわかっていながら、皇后陛下は「雑音を気にせず行ってらっしゃい」と

  送り出した・・・・と報道されました。信じたくない、信じてはならない皇后の言葉です。

  映像や画像でしか皇太子一家を見る事がない私達ですら、彼らが一端海外に出ると

  とても皇族とは思えない行動に走り、二度と招かれなくなる事態に陥っている事は

  知っています。ゆえに、「予想」がつくからこそ「外国へ行かせてはダメ」と思います。

  ましてや、国内公務をやらない皇太子妃が外国には「はじける笑顔」で出て行くことなど

  非常識じゃないかと思ってます。

  だけど、常に接している両陛下はそんな事、微塵も思っていないような態度を貫かれている。

 「意気軒昂」である両陛下が皇太子に関しては「諦観」

  矛盾する言葉ですが、これこそが昭和10年代の特徴ではないかと。

  常に自分は現役である。

  体調管理も自分の重要な仕事と思って弱音を吐かない

  自分さえがんばればいいと思っている

  子育てに関して一貫したポリシーがない

 あれ?ポリシーはあるでしょう?「ナルちゃん憲法が」と思われる人もいらっしゃるでしょう。

  「忘れてはならない4つの日」もポリシーの一つだろうと。

  いえいえ、そうではないのです。

  「4つの日」「慰霊の旅」等に関して、「こうあらねばならない」と言葉で伝えているとは

  思えないのです。

  態度で示せばそれでわかるだろう・・・・・ 両陛下はそう思われているのでは?

  あるいは「自分達の代でこういう事は終わりにしよう」と。

  庶民的な事でごめんなさい。

  私の両親は私に対して「後継ぎだから犠牲もやむを得ない。その代わりに特権もある

  という態度でしたので、例えば介護とか孝行などに関しては遠慮がなかったです。

  でも、先にも書いた通り、戦争中の体験談などを非常に面白く語ってくれて、こちらの意見も

  色々聞いてくれました。

  大正生まれはリベラルであるけど、「国を愛する事」「国に尽くす事」は血や肉と同じだったのです。

  でも、郡山宮夫妻は違います。

  「戦前は後継ぎ云々と言っていたけど、今はそういう時代じゃない。だから求める方が無理。

  兄弟で区別するのも違反なら、親と子も平等、教師と生徒も平等。どちらが目上で目下など

  ありえない。君が代も日の丸も華麗にスルー。自分を大事にして生きるべきで

  誰かの犠牲になるべきではない」

  と考えます。

  私の真意が伝わればいいのですが。

  わかります?この違い。

 しかしながら陛下に申し上げたい。

  訪韓だの慰霊の旅だの・・・それも大事かもしれないけど、両陛下が今、しなくては

  ならない事はすでに失われた皇室の権威と信頼をどうやって取り戻すかという事。

  慰霊の旅をすれば国民がありがたがる世の中ではないし、韓国への「嫌」度はすでに

  マックスを超えているので、そんな所に皇族が行ったら火に油を注ぐか

  あるいは寝た子を起こすか、やぶへびになるか・・・・どうしてそのような考えに至らないのか

  不思議でしょうがありません。

 オランダ訪問もにこやかに送り出してしまわれた両陛下。

  その後、何事もないように東宮御所を訪問しているし、いつも笑顔で皇太子夫妻に

  接しておられる。

  皇太子が「国の水フォーラムに行きたいんです」と言ったら

  「それはよい事ですね」などとおっしゃりそうで怖い。

  「日韓関係を修復できるのは総理大臣ではなく将来の天皇」だと。

  いやーー私の思い過ごしでありますように。でも私の勘って結構あたるのよ。

 

 

 

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雑談

2014-08-20 07:00:00 | つれづれ日記

 柚希礼音が退団だそうで

時期的には仕方ないとはいえ、次の星組が心配過ぎて快く送り出して

あげられそうにないです。

今、宝塚に夢中になっている人が羨ましい。私にもそんな時代がありました。

毎週のように劇場に通っていた時代が。

下級生の名前だって憶えていたし それがどうした事でしょう?

下級生の顔がわからなくなってるし。

そうはいっても見るのを止められない自分がいるのは確かなんですけど。

どんな劇団にも栄枯盛衰があるとはいっても、ここまでレベルを下げられるとちょっと・・・・・

どうする?星組さん。次期トップと次期二番手は歌えないし踊れないし、演技は下手だし。

これはひょっとして雪組以上に大変なことになるのではと。

 8月の中旬まで私の中で生き残ってるドラマ

 「軍師官兵衛」 → 今週分はまだ見てないけど。郡山宮妃が

              「官兵衛パパのように死にたい」と口癖になってしまいました。

               私、官兵衛もいいけど、何気に若殿も好きです

 「ペテロの葬列」 → 菜穂子がなんであそこまでぐずぐず言うのかわかりません。

                さっさと橋本さんでしたっけ?彼と浮気しちゃえ と。

                安蘭けいの「石を買いなさい」は説得力ありました。

 「ST」 → これってホモっ気のあるドラマ設定なんですか?

          ネットでそんな言い方されて、確かに藤原&岡田コンビはそう見えなくも

          ないけど だったら韓ドラ風にもっとくっつけよーーと。

 信長のシェフ → 時代劇ファンタジーとしてはいい作品。確かにちゃちな部分も

           あるけど、めりはりがついてて面白く、ついつい引き込まれます。

           家康さんの回には泣かされたなあ。それにしてもここに来て何で

           信長さん、無茶ぶりするの? 得体のしれない濃姫がやだーー

 若者たち2014 → なんだかんだ言いながらまだ見てます。

            脚本はいいよねーー主役が吉岡秀隆だったらもっと面白かったかなあ。

 昼顔 → とにかくヨンジュナがいない所で見るしかないので、すぐに見る事が出来ません。

        「不倫もの」だから?視聴者の望みは「ドキドキうっとり」がいいのに

        まあ、気を持たせることと言ったら・・・・・

        壁ドンも後ろから抱きしめーー、おでこコツンもないぞっ

        既婚者同士のぎこちないキスってどうよ。

 おやじの背中 → ここ2週ばかり見てません。録画はしているけど。

              どの話もイマイチだなあと。

 

郡山で宮妃が昼間からテレビをつけて、何を見ているのかと思ったら

韓国ドラマ。立て続けに2本。しかもCMまで韓国製品

ただでさえ、CMで「FSG学園」提供が始まるたびにぞぞっとしているのに

こうやって洗脳されていくんだろうか・・・・って私も一応韓国ドラマは見るけど

一応厳選してますよーー 

「冬のソナタ」には全く興味を持たなかったくせにーー超世俗的なドラマならいいのかしら。

「この人たち、絶対へんだよね」と言いながら見るおかしさもありますが。

実は夫婦喧嘩しちゃって。つくづく落ち込んでしまい。

私はこのまま「うつ」の海の中に取り込まれていきそうな雰囲気なんです。

数日前にやった池上さんの「戦争」シリーズ・・・これを録画して見てたんですけけど

その時、旦那と姫も一緒に見てて。

番組後半で学徒出陣した学生の「もう一つの遺書」とかいうのがあって

要は、終戦後まで生き延びたけどB級戦犯になって殺されてしまった。

その彼が残した遺書です

姫が「学徒出陣ってなあに?」とか「戦犯ってなあに?AとかBとかそれってどういう意味?」

と聞いて来たので、一生懸命説明したんですよ。

その途中で旦那が「A級戦犯は7人しか死刑にならなかったけどB級戦犯は

1000人も殺されたんだよ」と言ったので、思わず、

それってどういうつもりの発言?」って始まっちゃって

旦那に言わせると「A級戦犯が7人だけだったのは、金とコネをいかして

戦犯にならなかった奴がいる。日本軍の上層部はそんな悪い奴ばっかりで

現場の人間ばかり損をした」と・・・多分、そういう意味だと思います

だけど、説明の途中でそういう事言われた私はつい、怒ってしまい

7人だけってどういう意味?そもそも戦犯をどう考えているの?

本当にA級戦犯全員に罪があると思ってるわけ?」とか言い出してしまい・・・・・・・

そのうち「何で戦争が起きたか」とかいう話になって

旦那が関東軍が中国で列車を爆破したから」とか言い出したのでもうその時点で

ぎゃおぎゃお

こっちはただでさえ更年期ですぐに体が熱くなるのに、この時ばかりは夜中なのに

全身汗だくになる程怒りがおさまらず。

姫は「もういい加減にしてよっ 戦争の事で喧嘩するなんておかしい」と言い出し

私がそこに「イデオロギーの問題は重要です」と言い募り、旦那は「はいはい」で終わり。

 

冷静になってから悲しくて悲しくて。

何がどう悲しくて落ち込んでいるのか自分なりに考えてみました。

それは、普段は「戦争」について考えもしない姫が珍しく自分から質問して来た事。

それに対して嬉しいから出来る限り教えてあげようと思って説明してた。

そこにちゃちゃを入れたうちの旦那。

つまり私の知識を知識として認めていないという事なんです。

皇室の話をしても、私の言葉を聞くわけでもなく、まるでとんちんかんな解釈をして

ふぶきの言う事は矛盾してない?」とか言い出す。

旦那的には「日本の軍人は金コネまみれで楽して罪もない人だけが死んだ」って事だし

天皇もそんな存在。思わず共産主義者なのか?と疑いたくな程ひがみっぽい。

それは郡山宮も同じ。

夫が妻の意見をきちんと聞かず理解しなかったら、子供達が母の言う事を聞くはずもない。

私が小さかった頃、大正生まれの両親はリアルに戦争の話をしていたし

自分なりの考えをちゃんと言ってくれました。

わからない事は教えてくれたし、それを聞く耳も持っていたと思います。

両親の仲はよくなかったけど、政治的な話に関しては共通の意見を持っていたようで

生々しい体験を普通に聞いていた事。それが後になってどんなに役に立っているか。

だからこそ子供達にもそんな話をしたいと思って・・・・・・

いつの間にか「もうひとつの遺書」の話はどこかに行っちゃったし、池上さんの

番組が何を意図として作り上げたものかという話も出来なかったし。

 

お盆に郡山に行った時も誰一人私の話を聞いていなかった。

だから話すのをやめて黙ってたのに。

自宅でまでも?そう思うと怒りと悲しみでいっぱいになります。

10年前、私の恐ろしい怒りを沈めてくれたのはヨン様でした。

今、私を慰めてくれるのは・・・・・

 

日本人じゃないのが残念ですっ

 

 

 

 

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さよなら未涼亜希

2014-08-19 07:00:00 | 宝塚コラム

 まさかこんな形で退団しようとは・・・・思いませんでした。

 

 花組の微妙な立ち位置

宝塚には下級生だけを好きになるファンがいます。

新人公演を卒業したらもう終わり。次の下級生をみつけていく・・・そして

せっせと手紙を送ったり差し入れしたりする。

私が未涼亜希の名前を聞いたのは、そんなファン達と付き合っていた頃でした。

その頃は私、あまり花組を見てなくて、かろうじて愛音羽麗くらいまでは知っていたのですが

たまたま「まっつのファンです」という人がいて、「まっつって誰?」とオペラグラスを

向けた程度でした

 

未涼が入団した1999年からの花組というのは、愛華みれを筆頭に

上級生がひしめいていた時代です。

二番手の匠ひびき、伊織直加、春野寿美礼、瀬奈じゅん、水夏希

若手有望株が沢山いました。

だから下級生がなかなか上に上がれない状態であったと記憶しています。

新専科制度で組替えや外部出演が相次ぎ、下級生といえども明日はどうなるか

わからない気分だったのではないかと。

私が未涼を意識し始めたのは2004年の「NAKED CITY」でした。

未涼は小柄で細くて、声も小さいような印象があったのですが、意外と演技力が

ある事に驚きました。

落ち着いた大人の役が似合う。

そうはいっても、声が細くて男役としてイマイチだよなあと思ったのは確か。

彩吹真央ファンだった私は、定期的に花組を見るようになりましたが、いつも

愛音羽麗の次という立ち位置で、いつもいつも微妙な立ち位置だったと記憶しています。

 

 花組の要に

そんな未涼亜希が実力をいかんなく発揮出来た作品として

太王四神記」のヒョンゴがあると思います。

ヒョンゴはコムル村の村長で玄武の守り主。

物語のナレーションを担当していました。

最初から最後まで冷静な役回りでしたが、未涼の滑舌のよさと落ち着いた声は

客席に安心感を与えました。

ある意味、ここが分岐点で、未涼は自分なりのタカラジェンヌの道を見つけ始めたのかなと

思いました

その後「虞美人」の張良役は未涼のよさを存分にいかしたものでした。

影の主役っぽくさえあったと思います。

 そうやって花組の重要な要としてやっていくのかなと思った頃、突如の組替え。

 

 何かが狂い始めた雪組時代

音月桂のトップ就任と同時に雪組に組替えになった未涼亜希。

これで彼女の立ち位置は決まったようなものでした。

要するに、「3番手以上二番手未満」という事です

こういう立ち位置ってけっこうきついものではないかと・・・・・・

いっそ専科扱いの方が楽でしょうか。

それでも宙組の緒月遠麻のように、無くてはならない男役として君臨することも

可能ですが、雪組の場合、早霧せいなの2番手は確定中の確定

早霧の欠点は「歌」ですけど、そこを未涼が全面的にフォローする・・・というわけでも

なかった。なぜならトップの音月が歌える人だったから。

ロミオとジュリエット」のベンヴォーリオや「黒い瞳」「ロックオン」などでは

音月と息のあった同期ぶりを発揮していたものですが、トップスター自体が器用な人

ですから未涼の自己アピールは空回りしていったような気がします。

3番手以上2番手未満」の生きるよすがは、全て同期トップがどれほど頼りに

してくれるかにかかっているのですが、未涼にはそれがありませんでした。

役も静かに小さくなっていったような気がします。

でも「ドン・カルロス」のフェリペ二世は素晴らしかったと思うのですが。

てっきり音月と一緒に退団するものだと思っていたら、残ってくれて

さらにバウ作品「ブラック・ジャック」で主演してくれたので、嬉しかった反面

「これはもしかして最後の花道?」と思ったりして

個人的には、音月のあまりに短いトップ時代の後、もとは一緒だった壮一帆の

時代を支えるべき重要な男役になって欲しいという願いもありました。

しかし、そんな時に夢乃聖夏の組替え

夢乃の存在感は圧倒的でした。

ベルサイユのばら」のジェローデル、「シャル・ウイ・ダンス?」のおどけた役等

とにかく自己アピールが素晴らしかった。

怪我の休演も重なって、あっという間に未涼の居場所が奪われていったのかも。

本当は早霧せいなトップ就任まで残る筈だったと聞いています。

それが唐突の退団発表。

もしかしたら未涼は自分が支えるというより支えられたかったのかもしれません。

重責に体と心がついていかなかったんだろうなと。

それは理解できるけれど、やっぱり才能がある人なだけに惜しみます。

 

 まっつへ

今は多分、1か月先の事で心が一杯で、回りの事も、自分がしてきた事も

何もかも目に入らない状態なんだろうと思います。

前田慶次」を二度見ましたが、あなたはどこかしらけていて、組子達の視線、

そしてファンの視線をまともに受ける事を拒否していたようですね。

あなたから受けるオーラは「ほっといてほしい」

こればっかりだった

ベルサイユのばら」の頃にはまだあったスター性がこうも見事に消え果るとは。

あなたをこんな風にした人の事、許せないです。

あなたはお母さんが元ジェンヌで、多分、小さい頃から「いつかはタカラジェンヌ」という

レールを敷かれていたのではありませんか。

宝塚という特殊な世界もあなたにとってはなじみのあるものだったに違いありません。

あまりになじみがある場所だったから、そこの本当の厳しさや落とし穴を感じる事が

出来なかった

世間知らずのまま、ある時自分の限界を知る。

その時の孤独と恐怖はどんなものだったでしょうか。

壮一帆のように自分を180度切り替えて、突き抜けるような明るさを持つ事が

あなたには出来なかった。

ただただ過去を思い、今を悲しみ、未来を憂える・・・そんな人だったのだろうかと。

私が舞台で感じていた落ち着きや骨太さは実は必死にまとっていた鎧だったのでしょう。

鎧をまとい続ける体力と気力がなかったんですね。

 

芸術の世界とは厳しいもの。特に宝塚は。

1+1が2にならない理不尽さ。努力だけではどうにもならない処遇。

いつしか迷宮に陥り、自分を見失っていく人が多い。

立ち止まって考える時間すらなかったんだろうと。

だけど、同情は出来ません。

まっつが「未涼亜希」として存在出来たのは、何といってもあなたを愛する

ファン達のおかげでしょう。

なけなしのお金を貯めてあなたの為にファンクラブに入り、チケットを買い

出待ちや入り待ちをしてくれ、真摯に舞台を見てお手紙をくれるファン達の。

彼らは無償の愛を捧げているのです。

ファンクラブの幹部の方々だって、どれ程の時間をあなたに割いてきたか。

その手間といったら半端なものではありません。

私は常々、ファンクラブの幹部に成程有能な女性ならきっと大企業でも

グローバルに活躍できるのではないかと思っています

それくらい、ファンクラブの運営というのは大変なことなんです。

一般のファンだって、あなたの為にグッズを買い、チケットを買い、お茶会に来てくれる。

雨が降っても雪が降っても「一目会いたい」一心で劇場の前に立ってくれる。

こんなに愛されているのに、まだ愛が足りなかった、私は愛されていなかったと

感じたのですか?

そりゃあ、ファンはあなたに期待します。もっと役付きがよくなってくれたらいいな、

組の中で出世してくれたら嬉しい。トップスターになって欲しいと。

その期待が重かったという事でしょうか。

耳に優しい事だけを言ってくれる人をあなたは選んだという事でしょうか。

大劇場のさよならの時、あなたは

今さら自分の生き方を変えようとは思いません」と言い切りました。

そりゃ勝手だけど、せめて「支えてくれてありがとう」くらいは言うべきだった。

ファンが心配するあまり、沢山のお手紙を上げたり声を上げたり・・・したかもしれない。

だけどそれを断ち切るような真似をしてはいけないでしょう。

ヅカファンのありがたみを知るのは10年後だったとして、その時、あなたは

2014年の今、大きなものを失った事に気づくでしょうね。

幸せになって欲しいとは言いません。

少しも幸せそうでない事が気の毒なだけです。

それでも今が幸せなのだと思い込もうとしているなら・・・それは違うと伝えたい。

舞台人にとって、「舞台」こそが命です。

誰でも立てる場所ではないからこそ、そこに立つ人間には「覚悟」が必要だし

精一杯努めなくてはならない。

その舞台から去って行かざるをえない行為が「愛」なのか。

相手の立場や心を少しも思いやらない事が「愛」なのか。

もう一度考えて欲しい。

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東宮帰京

2014-08-18 19:26:05 | 皇室報道

 18日、須崎での静養を終えた東宮一家が帰京しました。

とりあえずアップされた写真を並べてみます。

沢山の人がお出迎え・・・と思っているかしら?

どんな時でも手を振る事は忘れません。

二人とも左利き?

ひたすらお手ふり。

国民には手さえ振っとけばそれでいい・・・的な?

次は那須の静養ですが、皇太子はとりあえず1日しかお仕事ありません。

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さよなら壮一帆

2014-08-18 07:25:00 | 宝塚コラム

 2回目の観劇。一緒に見た姫がひどく感動

特にラストシーンがよかったみたい・・・といっても衣装が素晴らしかったそうで

DVD買おうかなあ」というので

ぜひぜひ(姫のお金で)買って ママは「蘭陵王」のDVD買うから」と言ったら

呆れられました

我が家を狭くしているもの・・・・それは膨大な本とDVDですね。はい。

 あまり印象的ではなかった雪組時代

私は、壮一帆の下級生時代を知りません。

1998年の「speakeasy」「スナイパー」や2001年の「ミケランジェロ」も見ているからき

っと目に入ってはいたけど、気づかず。

その年に雪組に組替えた。多分、その時に名前を覚えたような気がします。

でも、轟悠と絵麻緒ゆう時代は、名前を知っていて顔も何となくわかっても

あまり印象に残りませんでした。

当時、非常に線が細く見えたのは確か。

2002年「ホップ・スコッチ」は立樹遥・壮一帆・音月桂の3人が主演という芝居で

しかも3人がほとんど同じ展開で物語が進んでいくという試験的なものだったのですが

この時の完全勝ち組は音月桂。

立樹遥の控えめな優しさと、音月桂の日の出の勢いにのまれて、壮一帆のクリスは

どこか中途半端な印象。

相手役の晴華みどりが、これまた歌ウマで主役のごとく光り輝いていたから

すっかり影になってしまって・・・・・

2003年、朝海ひかるのお披露目「春麗の淡き光に」の源頼信は、貴城けいの

厳しさと対照的な優しいおにいちゃまでしたが、それでも印象は薄かった。

ショー「Joyful」でも、背丈が低くて線が細い壮はあまり活躍したという印象はなく。

でも、スカステのビデオでみた「春ふたたび」では、美しい武者姿を披露。

あれ?ちゃんと演技が出来るんだ、この人・・・と思いながらストーリーに泣いてました。

多分、この頃から派手な着物が似合うタイプだったのかも。

 

romance de paris」「レ・コラージュ」でかなり音月桂が迫って来て

「壮君、危ないなあ。路線落ちするんじゃないだろうか」と思った事もあります。

その後「送られなかった手紙」「あの日みた夢に」などを見ましたけど、何というか

今一つどっしりとした芯が見えない男役だと思っていました。

痩せて小柄で頼りない印象がずっとつきまとっていたんですよね

スカステビデオでみた「DAYTIMEHUSTLER」のヘイワードで、少し骨太さが

見えてきて、敵役が似合う男役なのかと思ったあたりで花組に返り咲き。

これがかなり幸いにしたようです。

 

 はじけ飛んだ花組時代

正直、壮一帆が花組に行って、あそこまで強い男役になるとは想像していませんでした。

あの組替えはご栄転というより、「別格」扱いというのが目に見えていましたので。

あの当時の花組。

春野寿美礼を筆頭に彩吹真央が二番手として安定していたにも関わらず

突如、そこに真飛聖が次期トップとして乗り込んで来て、彩吹は雪へ。

そしてトレードされた壮一帆が3番手として入ったのですが、多分

「壮君、トップになれるのか?いや、なれないでしょう」という意見が多かったのでは?

本人もそれはわかっていたんじゃないかと。

それゆえに、ある意味、自分を捨てたというか、

かっこつけるのはやめたーーとばかりに自由に動き始めました。

純生星育ちの真飛にとって花組はなかなかなじめない組だったと思います。

その戸惑いを見透かしたように縦横無尽に動き回る壮。

この時期の壮はトップを支えるというより、トップを蹴落とす勢いだったでしょう。

明智小五郎の事件簿」の波越警部役からそれはすでに出ていて

愛と死のアラビア」では、構いたくなる弟・トゥスンでしたが、図々しい程人懐こい

役柄がよく似合っていたと思います。

太王四神記」におけるプルキル役は、壮の代表作の一つ。

ドラマの印象が強かった私は、壮にあのあくどさを出せるのか?と疑問でしたけど

実際に舞台を見てびっくり。メイクから演技からまさにプルキルそのもの。

あの役は、本当に自分の殻を破った瞬間であったと思います。

その後は、鼻につくほど「ジャイアン」ぶりを発揮。

少しは二番手の自覚を持ったら?と言いたい程。

何となく真飛贔屓だった私にとって、壮の「花組の総意」的な態度が気に入らなかったんですよね。

虞美人」の劉邦がこれまた当たり役。

少しいい加減で底抜けに明るくて運がいい男」をやらせたら右に出るものがいない状態。

 

 蘭寿とむ時代の壮一帆

そんな壮にとって、同期の蘭寿とむ返り咲きにはどんな気持ちだったのかと。

トップの座が遠のいたのか近づいたのか、イマイチ判別がつかない状態に。

蘭寿のあとに同期がトップというのはありえないとして、でも音月桂が突如辞める

ハメになり、もしかしてこれは・・・・ まさに「運がいい男」そのもの。

蘭寿時代の壮の代表作は「復活」のシェンホック。

いわゆる「トップスターのお友達役」に他ならないのですが、これまたいい加減で明るくて

でも友情に厚い豪快な役。敵役でなく、友人役でここまで個性を発揮できたのは

壮だからといえるでしょう。

正直、歌が上手なわけでもダンスが上手なわけでもない彼女ですが

次のショー「CONGA」では、見事に熱帯の雰囲気を出して成功。

 

 そしてトップへ

花組時代から雪組時代、壮のテレビの露出はほとんどありませんでした。

タイミングが合わなかったのか、意図的だったのかわかりません。

確かパーソナルブックも出ていませんよね。

だから、いわゆる壮のトップ就任は歌劇団的には予定外だったのかもしれません。

音月が退団しなかったらもしかして壮のトップはなかったかも。

でも、運命の歯車が回り始め、壮一帆が雪組のトップスターになったのです。

トップとして大劇場3作品はどれも秀逸でした。

ベルサイユのばら」のフェルゼンは壮の力技が光りましたし

SHALL WE DANCE」はちょっと異色の作品でしたが、その普通っぷりが

かっこよかった。

そして「前田慶次」もまた壮の代表作になりました。

 

壮一帆の宝塚人生を振り返ると、人というのは成長するものなのだと

実感させられます。

若い10代のうちに音楽学校へ入って20歳そこそこで男役としてスタートし

右も左もわからないながら、少しずつ男役の伝統を身に着け、

自分の欠点を自覚し身もだえし、克服していく、あるいは欠点に変わるものを

見せて行く、その過程を存分に見せて貰ったという気がします。

小柄で痩せて線が細かった男役は、今や誰よりも骨太で豪快な男を演じられる

トップスターへと進化していった。

それは本当に素晴らしい事だと思います。

雪組は今、崩壊の危機にあります。

壮一帆の存在は、崩れ落ちる橋をかろうじて一本の木で支えているようなものでした。

その木がなくなった雪組はどこへ行くのかわかりません。

だからこそ、もう少しいて欲しかった。

一本の支柱に頼り切っている組子達をもっと引っ張って欲しかった。

けれど、最初から3作と決めていたんですよね。

だから何も言わない事にします。

今後、どんな人生を歩んでいくのかわかりません。

でも、多分、どこへ行っても何をしても不屈の努力で「運」を自分の中に

取り込んでいくのではないでしょうか。

えりたんの奇蹟。もう一度見てみたい。

 

 

 

 

 

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皇室ウイークリー

2014-08-17 07:00:00 | 皇室ウイークリー

ご日程

両陛下

8月8日・・・天皇陛下 → 総務事務次官から進講を受ける

        両陛下 → 帰朝大使夫妻とお茶

8月9日・・・両陛下 → 黙祷

8月11日・・・両陛下 → 離任大使と会う

8月12日・・・天皇陛下 → 赴任大使と会う

       両陛下 → 赴任大使夫妻らと会う

8月13日・・・天皇陛下 → 離任大使と会う

       両陛下 → 人事異動者に会う

             発掘された日本列島展20周年記念日本発掘 -発掘された日本列島2014-鑑賞

 

皇太子殿下

8月8日・・・高校総体関係者らと昼食

        高校総体学生達と交流

8月11日・・・離任大使に会う

        赴任大使に会う

 

秋篠宮家

8月8日・・・両殿下 → 「2014年(第25回)福岡アジア文化賞」について説明を受ける

8月11日・・・眞子内親王 → ろうあ連盟より進講を受ける

8月13日・・・紀子妃殿下 → 第60回記念全国盲女性研修大会・東京大会について説明を受ける

        眞子内親王 → ろうあ連盟より進講を受ける

 眞子様がろうあ連盟の進講を受けるとは。今後はそちら方面に行かれるのかしら。

   紀子妃の公務を受け継がれるのですね。

 静養前の公務が二つだけの皇太子。静養が必要ですか?

そして皇太子一家は須崎へ。

駅長さんに「大きくなられましたね」と言われて愛子内親王は「ありがとうございます」

答えたそうです。

また、沿道にいた700人に近づいた雅子妃は長々としゃべっていたとか。

急にサービスするようになったんですか

8月15日には一家で黙とうした・・・・と、12時12分に朝日新聞記者がツイッターに。

これって予定ツイだよねーー仕込みだよねーーとネットで叩かれる。

 

8月15日。戦没者慰霊式の両陛下

 皇后陛下。やっぱり着物でした。

見慣れないから違和感を感じるのかな。

グレーというより茶色がかった着物に黒の帯に違和感を持つのかしら。

ここらへんの着物のプロトコロルはわからないんですけど・・・・・

洋装だったらグレー一色のローブモンタントだった筈。

 

8月16日。

秋篠宮ご一家は都内のホテルで行われた、学童疎開船「対馬丸」を慰霊する集いに出席。

ご挨拶される悠仁殿下。大人の風格が。

説明をきちんと聞かれる悠仁殿下。ネクタイはお父様とお揃い。

正直、あまりよくわからないと思うんですよ。

だってまだ7歳ですもの。それでもちゃんと聞いていらっしゃる姿が素晴らしい。

なかなか出来る事ではありません。

微動だにせず座っていらっしゃるんですよ。

日焼けした顔が真面目。

秋篠宮ご一家が揃われると、回りがオーラに包まれるような気がします。

夏休み、悠仁殿下は対馬丸のお勉強。愛子内親王はお遊びです。

もはや格が違うわ。

 

そうはいっても、うちの姑みたいに「愛子ちゃんは伊勢にも行けたし、元気になってよかった

とかいいつつも「秋篠宮の小さい子、可愛い」と名前すら憶えない始末。

将来の陛下に対して「小さい子」よばわりかいっ!と怒りそうになりました。

それだけ露出が少ないという事です。

別に露出が多ければいいとは思いませんが、東宮家のように派手な扱いをする必要は

ないけど、秋篠宮家の日々をきちんと映像で流す必要性はあるのでは?

悠仁殿下は将来の天皇陛下なのですし。

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」162(歴史的なフィクション)

2014-08-12 07:00:00 | 小説「天皇の母」161-

侍従が呼び鈴を押し、出て来たのがヒサシだったので、

思わずぎょっとした。

ヒサシは侍従の顔など無視して、直接、皇太子の腕をつかみ

握手にみせかけて玄関に引き込んだ。

「いやいや殿下、こんな寒い場所にようこそ。お疲れでしょう。すぐに温かい茶を。

いや、酒がいいかな。やっぱり殿下は熱燗の方が

オワダさん、本日は・・・・」

口上を述べようとした侍従を無視し

今日は殿下御ひとりでお泊り頂く。あなた方はホテルでもとって待機してくれ」

そしてにっこりと笑った。

いいでしょう?殿下」

皇太子が反対するわけもなかった。むしろ、ほっとした様子で

ええ、勿論。僕は全然構いません」と言った。

ではお付の内舎人を・・・」

いやいや、家族水入らずで過ごしたい。こんな狭い別荘では内舎人の力など

必要ない。殿下のお世話は我らで十分」

ヒサシの後ろにはユミコとレイコとセツコが立っていた。

しかし、そういう事は東宮大夫や宮内庁長官と相談して決めなくては

なおも食い下がる侍従に

このオワダ家を信用できないというのかね」とヒサシは睨みつける。

私達が殿下に何をすると?将来の天皇陛下に毒を盛るとでもいいたいのか。

冗談じゃない。皇太子殿下は婿だぞ。我が家の大事な婿殿だ。失礼にも程がある」

宮中の作法を」

ここは軽井沢で東宮御所ではない。治外法権だよ。お引き取りを。

大丈夫。2・3日後には必ず迎えを呼ぶ

言うなり、ヒサシはぴしゃりと玄関のドアを閉めてしまった。

憐れな侍従達は寒い中に放り出されたようなものだった。

 

窓から侍従達が離れていくのを見送って、ヒサシは自ら皇太子の肩を抱くように

応接室のソファに座らせる。

マサコとアイコを呼びなさい

ヒサシは「アイコ」と呼ぶのだ・・・それが皇太子には親しみのある言い方のように思えた。

いや、今回は本当に娘のわがままで申し訳ない事を致しました

いえ。僕の方が悪かったんです

そこに入って来たのはトシノミヤを抱いたマサコだった。

挨拶もせず、応接室の前に突っ立っている。

そんな娘にヒサシは苛立った。

殿下がわざわざ来て下さっているのに、その態度はなんだ。さっさと座らないか

びくっとしたマサコは仕方なく皇太子の隣に座った。しかし、口をきこうという意志は

ないように思えた。

皇太子は、トシノミヤを抱き寄せた。

さあ、パパだよ。お土産を持って来たんだ。開けてみようね

玄関先に置かれたままの袋を持ってこさせ、中から沢山の人形や

ぬいぐるみをだし、見せてやる。

最初は興味を示したトシノミヤだったが、少し「ぱ」と言ったきり喋らなかった。

それでも、床に広げられたおもちゃを使って自分の世界に没頭し始めたので

周囲はほっとしたのだった。

その間に、テーブルには日本酒とつまみが用意された。

「さあ、殿下。再会を祝して乾杯と行きましょう」

ヒサシは上機嫌な様子で杯を勧める。

皇太子は嬉しそうに一口飲んだ。

ああ、これはおいしいですね

黒龍です。わざわざ殿下の為に取り寄せました。なかなかいけるでしょう?

それにこっちはめったに手に入らない獺祭です。そしてこっちは

ヒサシは次々に銘柄を見せては別々の杯についで回る。

まるで利き酒のようになっている。

皇太子は嬉しそうにどれも飲み干す。

いや、こっちはフルーティですね。ああ、こっちは辛口の極みだ。僕の好みですよ。

ああ、この色、コクといい素晴らしい

殿下に気に入って頂けてこんなうれしい事はありませんよ」

ヒサシも笑顔だったが、あまり飲んではいなかった。

僕が酒好きだという事は、両陛下もご存じなんですけど、こんな風に飲み比べをした

事はありません。夕食会などでもほんとうになめる程度なんです。

大膳は言えばそれなりのものを出してはくれるけど「体に毒」といって、あまり飲ませて

くれないんです。さあ、これからという時に終わってしまって。

僕が文句を言うと皇后陛下が「みんな、あなたの体を心配しているのだから」と言って

大膳の言う通りにさせてしまうんです。

弟も昔は結構飲んでいたんですが、結婚してからはタバコもやめるし酒も少しで

何と言うか、優等生なんですよ」

大切なお世継ぎの体に何かあってはいけないからでしょう。いやはや、両陛下の

お気持ちはよくわかります。私も引っ込めた方がいいかな

いいえ!」

皇太子は慌てて制した。

初めての楽しみを奪わないで下さい。僕は本当に楽しんで飲んでいるんですから

皇太子という地位もなかなか窮屈なものですな。好きな酒も思い切り飲めないとは」

ええ。そうなんです。みんな僕を20歳かそこらの子供だと思っているんです。

だからああしろこうしろとうるさくて。予算があるからあまりいい酒は買えないとかなんとか

「ではお贈りしましょう。いくらでも殿下の為に献上しますよ」

「本当ですか?嬉しいなあ

皇太子は満面の笑みでまた一口飲んだ。

ああ、本当においしい。こんなおいしいお酒は初めてです。まるで喉にするするっと

入って行くようで。きっと今までリラックスして飲むという事がなかったからかも。

しかもこんな真昼間に」

昼間の酒というのは格別ですな。誰もが働いている時間に飲める贅沢。

これは殿下のような御身分だからこそ味わえるんですよ

そうですか

皇太子は「へええ」というように感心した面持ちでヒサシを見た。

庶民と言うのはあくせく平日は働くものです。たまの土日は安い発泡酒で喉を潤して。

発泡酒はご存知ですか?ええ、第三のビールなどともてはやされていますがね、

いわゆるビールもどきですよ。たまに本物のビールを飲むったって、せいぜいエビスを

1、2本が限界でしょう。つまみはさきいかかポテトチップス。今日の「酒盗」には

かないませんって。それで月曜からまたあくせく働くんですから。それに比べたら

殿下は恵まれています。日本中の名酒を集めようと思えば一言、号令をかけるだけで

献上して貰えるんですから」

え・・・?そう・・そんな事、したこともありません」

御存じなかったんですか?皇太子と言うのはそれだけ権力を持っているんですよ。

望めば栄耀栄華を究められる。この日本に殿下に飲んで頂きたくないという酒造会社が

あるでしょうか。ないでしょう?どんな会社だって殿下に飲んで頂いたらいい宣伝になるし。

ゆえに望めばいくらだって送って貰えるんです。その代わり「皇太子殿下も口にされた」と

一言つけ加えさせて頂きますがね。こんど、地方へ行ったらやってごらんなさい。

「この地方の名酒を出してほしい」と」

「はい

皇太子は目を輝かせて素直に頷いた。

 

昼食はイタリアンをケータリングしましたの。どうぞ食堂へいらして」

ユミコの案内で食堂へ入ると、テーブルの上には沢山の料理が大雑把に

並べられており、ワインの瓶も何本か並んでいた。

皇太子殿下はワインもお好きかしら?我が家はどちらかというとワイン党で

ユミコの愛想笑いに皇太子は真面目に「ええ、大好きです」と答えた。

見た目が派手なイタリアンは、皇太子の心をすっかり魅了した様子だった。

マサコはそんな夫をちらっと見るだけで黙々と食事に専念しているし、

トシノミヤは手伝いに預けたままだ。

レイコもセツコも皇太子に話しかけるというより、二人だけでひそひそ話をしている。

けれど皇太子はちっとも気まずくなかった。

こんな風に好き勝手なことをしても叱られない環境というのが楽しかったのだ。

皇室ではどんな食事会でも食事を楽しむというよりは会話を楽しむのが常。

そのネタを仕込むのに1週間はかかる。

もてなされる側になってもそれは同じで、地方へ行った時などは、まるで地理の

テストを受けているような気分だった。

しかし、ここでは誰も強制的に話をさせようという人がいないし、ぐいぐいワインを飲んでも

誰も怒らないのだった。

いや、今日は楽しいですな。うちには娘しかおりませんので、殿下がマサコと結婚した時

おそれながら実の息子が出来たような喜びを感じました」

僕も、もう一人のお父様とお母様が出来たようで嬉しかったです。妹も増えて」

今だから言いますがね。私は息子が欲しかったんですよ。後継ぎの息子が。

しかし、生まれたのは女ばかりで。それでとりわけマサコには期待を大きくかけて

私と同じ外交官の道を志して貰いました。

本来なら大学4年で腰かけ程度に働いて嫁に行けばいいものを、この娘だけは

私のような、いや、私より上の地位を得て出世して欲しいと心から望んでいたんです。

マサコは小さい頃から利発でその期待に応え、ハーバードを出て外務省に

入ってくれました。親子二代で外交官も夢ではなかった。この子も仕事に意欲を

感じて頑張っていましたしね。まあ、はっきりって殿下との結婚話が浮上しなければ

マサコの運命も変わっていたかもしれません。

この娘は私によく似て、野心家でした。仕事が第二の趣味のようなもので。

10年前は男女雇用機会均等法が出来たばかりの頃だったでしょう?いわば

娘は女性の代表として頑張って行こうと思っていたんですよ

ええ。わかります。マサコは本当に優秀だと思います」

縁談をお断りすることも出来たんですよ。私は普通の親とは違いましてね。

女性も男性と対等に仕事をするべきだと思ったし、その為に障害になるような

事はたとえそれが結婚といえども排除すべきだと思っていました。男女の対等な

関係なしにこれからの日本はありえません。

国際社会で日本だけがいまだに男尊女卑なのです。だってそうでしょう?

結婚したらほとんどの女性が男性の名前を名乗る。こんな理不尽なことがありますか?

韓国も中国も夫婦別姓。完璧に平等です。

まあ、それはいいとして、だから私は盛んにマサコには結婚をしないように言いました。

しかし、娘はあなたを選んだ。この私よりも」

「私よりも」を強調されて、皇太子はちょっと体が震えるような気がした。

ヒサシの声は低く、穏やか過ぎる程穏やか。

そんな声で「私よりも」と言われた事は、責められているような気もするし

優越感を感じもする。マサコはこの父よりも自分を選んでくれたのだと。

殿下はお約束された。皇室外交をさせて下さると。娘はその一言を頼りに結婚したんです。

でも私は最初からわかっていましたよ。そんな事はできっこないと。

いくら皇太子殿下といえども皇室の伝統を変える事は出来ないし、こちらから

アクションを起こして外国に行く事など不可能だとね。でも娘は純粋だから

殿下のお言葉を信じてしまった」

嘘ではありません。僕も将来の天皇として皇室外交が今後はもっともっと必要だと

思いました。両陛下が皇太子時代、一年中地方か外国へ行き、その度に多くの人々を

感動させてきました。僕は、マサコと一緒ならより外国で同じ・・いや、それ以上の事が

出来ると思っているんです。でも」

でも。そうは甘くなかったと。そりゃそうです。皇室なんですから世継ぎの心配をするのは

当たり前だ。しかし、今の世の中、男子だけが皇統を継ぐなんてナンセンスではありませんか。

今、日本の出生率は1・25くらいですよ。一人産むかうまないかの時代です。

なのに皇室だけ子だくさんを期待すると言うのは間違っていませんか。

マサコが不妊だった事は認めましょう。でも、今時、その原因を女性にだけ求めるというのも

おかしい。不妊の原因を作っているのは夫婦二人なのです。

殿下はこの点をどう思われますか」

僕は医師ではないので、その原因がどういうものかわかりません。けれど

マサコがずっとその事に苦しんで来た事は確かだと思います。

陛下が生まれる時もコウジュン皇后は大層苦しんだようですし」

「つまり、皇室と言うのは旧弊で時代遅れな所なんですよ。女性を泣かせるような

ヒサシは断言した。そう言われると皇太子は何とも言えなくなった。

家族はみな、黙ってヒサシの言葉を聞いている。

こんな風に囲まれてしまっては、正常な思考が働かない。いや、自分が少し

何かに操られている事すら、今の皇太子には理解できなかった。

殿下の可愛い内親王も、女というだけで天皇にはなれません。

その事がどんなにマサコを苦しめているか

ヒサシの声は震えていた。回りは少しもらい泣きしているようだった。

「ええ。そもそもはマサコが男子を産めなかった事が原因です。不甲斐ない娘です。

私だって男子が欲しかった。でも叶わなかった。その代わりに優秀な娘達を

与えてくれたんですよ。神様は。優秀さに男女の変わりはありません。そして

殿下のお子に男も女もないのではありませんか」

その通りです。その通りですとも

皇太子は酔いも手伝って大きく頷いた。

僕はマサコと皇室を変えていけたらと思っているんです。今までの皇室ではないものを

作りたいです。でもその為にはまず僕達が幸せにならないといけないと思うんですよ

それは結構。マサコ。殿下はこうおっしゃっているが、お前はどうなんだね。

まだ離婚したいのか?」

いきなりふられたマサコは答えようもなく、黙る。

二人で話し合ってはどうかね

ヒサシは上目使いでそういうと、ワイングラスをくるくると回した。

 

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夏だから・・・戦争映画3

2014-08-11 10:46:00 | ドラマ・ワイドショー

 四国や近畿が台風でえらい目にあっているさなかに

青森で震度5弱の地震。

台風情報を見ている時の緊急地震速報に驚いてしまいました。

一体、日本はどうなってしまったんだろう

 

 男たちの大和 

 2005年 東映

出演者・・・・仲代達矢

       鈴木京香

       反町隆史

       中村獅童

       松山ケンイチ

       渡辺大

 公開されるとき、見ようかなと一瞬思ったのですが、所詮は戦後派の描く映画だから

  リアリティに欠けるだろう、そんなんでがっかりしたくないなと思ってみませんでした。

  のちにDVDで見直し、見とけばよかったーーと後悔したんですけど

  戦艦大和といえば「連合艦隊」のイメージがあるものですから、なかなか受け入れにくかった

  心情をお察しください。

 「連合艦隊」に出てくる永島敏行や金田賢一ですら、当時は「庶民」の目線から

  描いた戦争映画と言われたものですが、これはさらに下士官やら水兵さんなど

  船底にいる人達目線で描かれている所がすごいんですね。

 綺麗事がないっていうか、正直目線というか。こういう多くの乗組員がいた

  あの大和が沈んでしまったんだと思うと、涙が止まりませんでした。

  いわゆる反戦映画とは違います。

   むしろ、「鎮魂」でしょうか。老いも若きも沈んだ船への思いを一つにして作り上げた

  映画と思います。

 反町隆史は「君を忘れない」えの演技が不評で、ちょっと心配したけど随分成長したなあと。

  松山ケンイチなどもなぜか昭和を感じさせる俳優ですし、人選は間違っていなかったでしょう。

  意外にいいなと思ったのは長嶋一茂で、静かながら説得力のある演技でした。

 とにかく、思い切り泣きたい、思い切り愛国心にひたりたい方には超お勧め映画です。

 

 真夏のオリオン 

 2009年 東宝

出演者・・・玉木宏

      北川景子

      堂珍嘉邦

      平岡祐太

 「男たちの大和」以来、戦争映画の系統が変わりました。

  それまでの「戦争はいけない」「なぜ戦争を止められなかったのか」という意識ではなく

  「あの時、精一杯やるべきことをやった人達を評価しよう」に変わったんですね。

  「真夏のオリオン」もその一つですし、その後に公開された「太平洋の奇跡」(竹野内豊主演)

  もそう。

  負け戦ながら、アメリカをぎゃふんと言わせた人物がいたんだよーという・・・・

 イー77を始めとする潜水艦の艦長・倉本はどこまでも諦めない。さらにプラス思考。

  潜水艦の名前が「いろは」でつけられたことなど遠い昔の話ですし、まして特攻隊でも

  「回天」はあまり有名とはいえず。

  そんな中、アメリカの駆逐艦と対等に戦った人がいたというのがすごいです。

 結果的に勝負がつく前に終戦が来てしまうのですが、それがとても清々しいというか。

  泣くけれどもあとをひかない。

  日本人っていいなと思わせる作品です。

ではついでに。絶対に見てはいけない戦争映画のご紹介。

絶対に見てはいけないというならそんな必要もないじゃないのと

思われるかもしれませんが、「見るな」と言われると見たくなるのが人間です。

でも、後味悪い覚悟をしてねという意味。

 きけ、わだつみの声 

 1995年 東宝

出演者・・・織田裕二 → 勝村少尉。フィリピンのリンガエン湾に輸送中、潜水艦が

                攻撃され、ようやく島にたどり着くも、そこから逃げるだけの日々。

      風間守 → 相原一等兵。士官候補試験を受けなかったので学徒でありながら

              一等兵。潜水艦で負傷。その後は逃げるだけ。

      中村トオル → 芥川少尉。特攻隊に志願する。

      緒方直人 → 鶴屋勇介。赤紙が来ると逃げ出し、反戦ビラを撒くなどの行動。

               やがて憲兵に捕まって広島の獄舎で被爆死。

     的場浩司 → 大野木上等兵。学徒ではない。フィリピンで勝村らと知り合い

              一緒に逃げ惑うが、最後は従軍慰安婦と爆死。

     鶴田真由 → 津坂映子。従軍看護婦

 勝村は親族によっていきなり幼馴染と結婚させられ。「1週間の間に後継ぎを」と

   姑たちに要求される。でも勝村はそれじゃあんまりと手をつけず。

   フィリピンの島は飢えとアメリカ軍の攻撃にただただ逃げ惑うだけ。

   そこで会った日本兵は、女性をレイプしまくり、村に火をつけて強奪を繰り返し

   あげくには人肉を食べるという・・・(あれ?どこかで聞いたような話が)

   ラストの織田のセリフ「こんな戦争、誰が始めたんだよ」は一体誰に言ってるんでしょう?

 緒方直人の役などは、完全に精神病患者ですよね。

  あの時代に徴兵のがれをどうどうとやって、それを正当化するわけだから。

 さらいびっくりしたのは、従軍慰安婦が出てきた事です。日本人の名前を無理に

  名乗らされ、日本軍相手に客を取っていた彼女がラストは「アリラン」を歌いながら

  死んで行くのです。

 「きけ、わだつみの声」というのは戦没学徒の手記を集めたものです。

   しかしながら、内容がかなり左がかってて・・・四季ミュージカル「李香蘭」に引用

   されたのがいい例。戦争に批判的だった学生の手記ばかりを取り上げたという

   側面があります。

   その後も、改編され、その度に遺族と訴訟問題が起こり。素直にわだつみたちの

   思いが伝わっていない部分が多々あります。

 私も読みましたけど、当時はあまりそんな左も右もわからなかったから。

   ただ、本当の戦死が少なくて、訓練中の事故や病気で亡くなった人が多かった印象が。

   南の島でただの腹痛で脱水を起こして死んで行く様子は怖かったし、さとうきびの

   幹の汁を飲むと下痢を起こす人がいる・・・というのも知りました。

   みんな、元は大学生で活字中毒。お弁当を包んでいる新聞の切れ端をむさぼるように

   読んで・・・と書かれていた時は大いに感動し、共感を覚えました。

  でも、映画はそんな純粋な学徒たちの意思とは全く正反対の「日本の軍人はこんなひどい

   事をしたのだ」のオンパレードで、全くもって言語道断な映画になってしまいました。

 キャタピラー 

2010年

出演者・・・寺島しのぶ

       大西信満

 寺島しのぶはこの作品でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞。

   でも個人的にはなんでこんな映画に出たのか。

   一体、何をどう評価されての受賞だったのかと疑問に思います。

 兵士を「軍神」と呼び、その妻は「軍神の妻」として称えられたことをパロディにして

   妻の元に戻ってきた夫は寝たきりで声も出せない身体障害者。

   親族は見放し、介護は全て妻の手に。

   帰ってきた夫は毎夜妻に性的虐待を要求。その記憶の奥には中国で戦いのさなかに

   中国人女性をレイプしたことが。

 要は「日本の兵隊というのはこんなに倒錯した、残酷な人間で。そんな風に人を

  変えてしまう力が戦争にはあるのだ」という事が言いたいらしい。

  ここで徹底的に戦場へ行った人とその家族をばかにした映画はないなと思うんですけど。

コメント (7)
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一夢庵風流記ー前田慶次

2014-08-10 08:22:00 | 宝塚コラム

 阪急の貸切に行ってきました。

毎回思うけど、2階の後ろは年寄りにはきついわーー

 「思い出のメロディー」を見ました。録画して飛ばし飛ばし見てたんですけど

ペギー葉山の「学生時代」が流れて・・・この曲、好きだったなあ。

チャペルのある大学に行きたかったななと懐かしく考えました。

東京五輪音頭」はやっぱり三波春夫じゃないとなーーとか、「長崎の鐘」を

歌った氷川きよしの顔を見て、そのやつれっぷりに大丈夫か?なんて。

そもそも、この曲を何で演歌歌手に歌わせる?

リアル藤山一郎を知っている身としてはかなり不本意。

それよりナレーション、仲間幸恵が「あやまちは繰り返さない」と言った事にまたも

ぴきっ 原爆を落とされた事が「過ち」なのか?もうわけわかんない。

西城秀樹・・・・声だけ聴いてたら昔と同じなのに、動けない体でマイクの前に立っている

姿が痛々しくて。こういう姿はあまり見たくないよーーー

そして、出ました

雪組さん。午後の公演が終わってから延々と着替えずに待っていたわけ?

それって何の拷問だよーー 可哀想に。

だったらいっそNHKまで行って、客席おりでもやってくれた方がずっとよかったよね。

でも、今やってるショーを再現してくれたことには感謝っ (途中でぶつ切りだけど)

壮一帆の目力のすごさに圧倒されました。

 

 一夢庵風流記 前田慶次 

原作付だからというのもありますが、日本物得意な大野先生らしく

非常に複雑でそのくせ、様々なシーンでみせてくれ、セリフが立っているなあと

感じさせてくれる作品でした。

 

そもそも歴女でもない限り、実際の前田慶次がどんな人生を歩んだかなんて

わかりっこないわけで

しょっぱな、馬を盗むのなんの、「叔父御」と呼ばれているのが前田利家?

「利家とまつ」のイメージが強烈で、唐沢寿明・松嶋菜々子・及川光博

頭の中で暴れまくってしまったので

え?まつが慶次と恋仲?そんなに年齢が近かったっけ?」みたいな

違和感が最初から最後までついて回りました。

「利家とまつ」を見た人なら、何で慶次が前田家の後継ぎになれなかったか

わかるけど(要するに妻の連れ子だったからでしょ)

本来なら利家のお兄さんの子供だから後継ぎになるべきだった・・・・というのは

誤解を招くんじゃ?

今一つ、わからなかった未涼亜希の悪役。もう一回見るからちゃんと把握します。

でも、何だか無理やり悪役にした印象が強くて。

直江兼続が出てくるのも、後々になって考えると「ああ、慶次は上杉家に入ったっけ」と

思うんだけど、やっぱり唐突に見えたりもする。

官兵衛に至っては・・・・ごめん、岡田君の方がいい

 

このお話、ストーリーがどうのというより、壮一帆の見せ場が沢山あるから

それでいいのじゃないかと。

馬の松風がすごくいい味を出してくれて。確かにセリあがるよりぽんと馬に

飛び乗ってぱかぱかやる方が目立つなあなんて妙に関心したり。

夢乃聖夏の重太夫の面白さがより一層、慶次の二枚目ぶりを引き立てたり。

こういう手法は、多分に歌舞伎から来ているのでしょう。

馬の脚も振付も歌舞伎系だし、見せ方が歌舞伎っぽくて安心してみていられました。

個人的にはまつに振られて「嫌だ!」を繰り返すシーンが好きです。

ラストシーン、あっさり切られた未涼亜希まで笑顔で出て来たのには驚きましたが。

 

 出演者について 

壮一帆・・・相変わらず早口で何を喋っているのかわからない時もありましたが

       今までになく似合っていた役柄だと思います。

       大野先生的には「復活」での壮のイメージがあったのでしょうね。

       ひねくれてて一筋縄ではいかない頑固者で女に弱くて・・・いかにも時代劇の

       ヒーローそのもので。いつか遠山の金さんをやってほしい あ、無理か。

       でも、組子を引っ張る力はすさまじく、どこまでも明るく豪快に最後を飾って

       くれて嬉しいです。

早霧せいな・・・笛を吹くシーンは美しいのですが。それ以外はしどころがない役で。

        慶次が「動」であるなら助左衛門は「静」の役どころで、存在感をアピール

        するのは難しいかとは思うんですけど

        それでももう一ピカリして欲しかったかも。

愛加あゆ・・・この所、大劇場作品の中で娘役の扱いがひどくて。その中では愛加は

       さよならという事もあって大変恵まれてて羨ましい。

       人妻にも見えないし、慶次と不倫・・・?ってこっちが恥ずかしくなってしまう。

       何でだろ。でも、ラストはしっかり振って。そのさっぱり感がよかったですね。

未涼亜希・・・雪丸って・・・変な名前。雪組だから?

        出てくるシーンは一々大仰なんですけど、役柄としてはどうってことなく

        しかもあっさり殺されてそれっきり。

        見てて痛々しくてねえ。

夢乃聖夏・・・次期トップは確かに早霧せいななんですけど、陰のトップはこの人なんじゃ

        ないか?と思う程の助演ぶり

        声が枯れていてもどこまでも元気で、見る者を楽しくさせる人ですね。

 

他には、鳳翔大の直江兼続は今一つ。彩風・彩凪は存在感がなく。咲妃みゆは綺麗。

蓮城まことはもう少し威厳を。

専科の面々に頼り切った作品ではありました。

 

 MY DREAM TAKARAZUKA 

中村一徳ゆえに、また踊りまくりなんだろうと思ったらやっぱりそうだったけど

合間に「歌手」を入れた事が大きな進歩だったかも

とはいえ、その歌手たちがどうも今一つぱっとしない。

せっかく、一人で銀橋に出ているんだし、夢乃聖夏くらい自己アピールしなさいよ。

見た目が特別いいのもないし、何かに優れているわけでもないし・・・・何で真ん中に

いるの?みたいなのばかりじゃ困ります。

内容的にはまとまりがあって、楽しかったです。

ただ、トップの出番が少なかった?疲れさせない為?リフトも見たかったなと。

阿木耀子・宇崎竜童コンビの「伝説誕生」は歌詞が素敵で振付もよく

感動しました

大階段に燕尾服で座っている姿も非常にかっこよかったですよね。

娘役だけのダンスシーンも圧巻で。ラストになればなるほど盛り上がるショーでした。

こんな風に作って貰えるという事は、壮一帆は歌劇団に愛されたトップスター

なんだと思います。

 

とはいえ、雪組の今後はかなり心配。

まず、夢乃聖夏以外に目立つ男役がいない。新人公演主役の月城かなとあたりを

じっくり見ようと一生懸命にオペラグラスで見るものの、イマイチ私の心を掴まず。

スター性がある子がいない?

そして見事に歌えない組になってるし。

本来なら、鳳翔とか、彩・彩コンビが綺羅星のごとく早霧の回りを回っていないと

いけないのでは?こんな所に望海風斗が来るって・・・・・?

大きなつけを払わされそうで可哀想。

 

 

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