~中西輝政著「国民の文明史」を読む~危機に立ち向かうには、「我々らしさ」に立ち戻る必要がある。(17世紀初頭の江戸幕府も同様だ)徳川家康は、平安の世を継いで「日本」を回復したのは源頼朝であると確信していて、自分はそれをやるという文明的使命感を意識して、江戸幕府を開いた。・・・前述のように頼朝の尊皇思想は、当時の武士階級の中でも際だって篤いものであった。だから、家康は「尊皇主義者」なのである。そして . . . 本文を読む
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