(あらゆる面で「完璧」を目指すのではなく、各人が自立する)
そういう意味では、「あらゆる面で完璧を目指そう」とか、「最高を目指そう」とか思わないほうがよいでしょう。自分が個人で持っている能力に期待することが大事かと思います。
女性として、自分が自立して要領よくやれるところについては、やっていかなくてはなりませんし、旦那頼りだったものを、自分でやらなくてはいけないところもあるでし . . . 本文を読む
(「仕事での成功」と「家庭での成功」の両立は、なかなか難しい)
家庭に入り、子育てで人からほめられるのを急ぎすぎると、“現代の貴族”といわれた人たちにも、実は悲劇が起きることもあります。
また、会社に勤めて出世する人は出世する人なりに、仕事の面では恵まれていて、面白いこともあるでしょうが、「家庭的なところでは、なかなか、うまい具合にいかない」というような . . . 本文を読む
(新入社員のなかから「将来の経営者は」は見抜けない)
大学時代によくできて、会社に一番で入ったら、将来、社長になるかというと、必ずしもそうではなく、大会社の場合には、そういうことは、ほとんどありません。
昔、役所などでは、入省順位で、だいたい将来の出世が見えているような面もありました。今はどうなっているか、私は知りませんが、やや変わっているかもしれません。
し . . . 本文を読む
「勝ち組、負け組」や「負け犬」といった言葉が、以前、流行りましたが、女性の社会進出に伴って、女性の人生を「勝ち負け」で判断することが多くなっているように思います。しかし、その基準は「この世的なステータス」である場合が多く、必ずしも天国的ではないように感じています。
特に、家庭に入った女性にとっての「人生の勝利」とは、どのようなものなのでしょうか。
(高学歴の母親 . . . 本文を読む
言うまでもなく、美を表わす形は、もろもろの文化、時代によって変化をとげてきました。しかしながら、貴国の価値観とはかくも隔たったる価値観によって培われてきた、私ごとき人間が、一基の膳をまえに心が弾んだということは、とりもなおさず、そこには何らかの普遍的中心核が在するということにならないでしょうか。
この核は、学習内容とはかかわりなく、また、私が今世紀半ばに生まれ、キリスト教とルーブ . . . 本文を読む