昨日の朝のニュースで、乱獲により絶滅の危機にさらされたアメリカ白鶴を人工繁殖し、野生に返すプロジェクトの様子を放映していた。日本でも、ときを中国から譲り受け、人工繁殖させているが、渡り鳥の鶴を3千キロ以上離れたフロリダまでいかにして南下させるか..?が最大の課題..実は、ひなの時からスタッフが白装束をまとい、エサを与える手の先には鶴の頭とくちばしを模した姿はなんとも涙ぐましい..さらには鶴たちを南下させるところが見もの..親に見立てた白い人力飛行機から親鳥の声を流し、ついて来い、の合図..そして鶴と同じ時速70キロから80キロの速さで飛び立つ飛行機..目的地まで何ヶ所も経由しての長旅に地元住民の協力は欠かせない..この日は農家の小麦畑に着陸..しかし、7羽がはぐれ、この7羽を探しに車で北上、ようやく見つけたスタッフは再び白装束で羽ばたきながらおりへ誘導..となんともこころ温まるアメリカ的壮大なプロジェクトであった..パチパチ..いや、待てよ、そもそも乱獲しなければこんなことにはならなかった。絶滅寸前になる前にどうして気付かなかったのだろう..?こころ温まるプロジ
ェクトは実は先人たちが後世に残した負の遺産である..戦争と同様、人間は愚かなこととその後の無駄な努力を繰り返すようにできているのであろうか..?
ェクトは実は先人たちが後世に残した負の遺産である..戦争と同様、人間は愚かなこととその後の無駄な努力を繰り返すようにできているのであろうか..?