7月に入って、LCCに新たな航空会社が参入しました。いよいよ航空業界も低価格競争の時代です・・・
が、初日からさっそく、やってしまいました。「最終便欠航」は痛いですね。
きっと、「ふざけんじゃねえ、安けりゃいいってもんじゃねえんだぞ!」と思われた方もいるかもしれません。
ちょっと待って下さい。その航空会社を選んだのは「アナタ」ですよ。(中には、経費削減で会社から航空会社を指定された方もいるかもしれません。)
航空業界に限らず、「安さ」の裏側には当然、コストダウンするための努力があり(チケットをレシートのようなペラペラの紙にする、乗務員の制服を簡素化する、飲み物を有料制にする、希望するお客様以外には提供しない、座席の間隔を狭め、より多くの顧客を獲得する、必要最小限の機材でやりくりする云々・・・)、当然、その分、受けるダメージが大なり小なりある・・・ということを忘れてはなりません。
「安さ」を提供する側、さらに利用する我々が求めすぎると価格破壊が起こり、やがて日本経済は破綻する・・・というのが私の懸案事項です。
このご時世、安いに越したことはありません。しかし、我々消費者は今一、「価値」や「質」を見抜ける賢さを身に着けなければいけないと思います。