直木賞候補

　先日、芥川賞とともに直木賞候補が発表された。なんと、私が今、読んでいる本が候補に挙がっており、ビックリ・・・有川　浩（アリカワ　ヒロ）・・・ずっと、この人は男性作家だとばかり思っていた。その字ズラから。人は見かけで判断してはいけない。

　それにしても、この人の扱う分野というかターゲットが面白い。フツーの女の子があえて目を向けない「自衛隊」に密着取材したかのような精密な描写・・・でも、堅苦しくない。今回、候補にあがった「空飛ぶ広報室」は、かなり分厚い単行本なのだが、短編集になっていて、それぞれの描写やストーリーの中での登場人物の会話がテンポよく、漫画を読んでいるようにスーッと読み進めることができる。あまり他に類をみない作家ということで私自身、注目している。

　直木賞選考は１６日、当日、発表・・・ぜひ、受賞してほしいな。読んでいない人は、まだ本屋さんにあると思いますので、読んでみて下さい。受賞決定と同時に即売れてしまうのでしょうね。きっと。