【様々な制約がある中で…】
昨日午後のコト…
久々に登校したA子さん…
彼女は今年の夏頃、母親と支援員の方に付き添われてこの学校に来た。
人との関係性、集団の中での自身の身の置き方…
といったモノが上手くつかめない彼女は、他の生徒とかち合わない時間にあえて登校していた。
だから私は彼女のコトをよく知らない。
初めて目にしたのは、体育イベントの日で、その日も会場に到着するなり固まり、過呼吸になってしまった。
過呼吸になるのはよくあるコトで、本人も対処要領を心得ているらしかった。
とにかく、彼女にとっては家を出て一人でココまで来れたコト自体が"進歩"なのだ。
昨日も、みんなと一緒の教室で授業を受けるのを嫌がったので、一人で漢字のドリルをさせていた。
途中、いきなり廊下に飛び出し、泣きじゃくり、そのまま過呼吸になった。
本人にとっては、よくあるコトで対処要領は心得ている、といってもコチラは目が離せない。
なにせ、彼女のその先には急な下り階段があるのだから…
適度な距離を保ちつつも…
イザとなったら彼女の着ている上着のフードをガバっと掴んで引き寄せられる所で私は様子を見るコトにした。
大丈夫デス…
と言って立ち上がろうとして手にしたスマホから電話をしようとする。
電話をかける指先も、スマホを持っている手も震えてる…
最初は、周りがうるさかったのが原因かと思っていた。
途中、どこからか電話がかかってきて「電話してきます」と一度、廊下に出たのは覚えている。
電話が原因か?🤔
だからと言って、勝手にスマホを取り上げるワケにもいかず…
とりあえずココは寒いし、通路だから空いてる教室に入ろう…
と言って、様子に気付いて見に来てくれた初老の女性の先生と両脇を抱えるようにして戻る途中…
再び過呼吸の症状を起こし、そのままパタンと廊下に倒れ込んでしまった。
なんとか左腕をアタマの下に差し込んで、アタマを打つコトは免れた。
本属の先生たちが来て、3人で両脇・脚を持って空いている教室に運ぶ。
既に折りたたみ式の簡易ベッドが用意されていてそこに寝かせる…
目は閉じたまま…
首筋の脈拍と首周りの流動で意識は無いが呼吸は行われているコトがわかった。
大丈夫、大丈夫、大丈夫だよ〜
という呼びかけは、実は自分への落ち着け、落ち着け、落ち着くんだよ〜
という呼びかけだったのかもしれない。
コミュ障の生徒の金髪&ピアス君が自販機からペットボトルの水を買って差し入れてくれた。
やがて、薄っすらと開いた目がキョロキョロと反転し、意識が戻ったようだ。
首周りの流動も、先程より活発化して正常に戻ってきたのを見計らって、最初に来てくれた先生にその場をお願いして事務室へ行くと、本属の先生が支援員さんの所に電話をして今の状態を報告し、指示を仰いでいる所だった。
その間、別な本属の先生が…
こんなモノがありました…
とA子さんのリュックを持ってきた。
そのリュックには…
赤地に白十字の助けを必要とする人の印がぶら下がっていた…
そのカードの裏側には…
飲ませて欲しい薬のコトが書かれてあり…
リュックの中にプラスチックケースに入れられた複数の種類の錠剤があった。
次の時間、私はその日2件入っている体験の生徒の一人の面談があったので、その引き継ぎ…
面談の途中、部屋を出るとA子さんのお家の方が迎えに来て、一緒に歩いて帰る姿が見えた。
コロナで相手との距離を保たないとイケナイ中…
個人情報保護の観点で必要以上に相手に踏み込んで行けない中…
はたまたこの私の非常勤という立場上…
いろんな制約がある中で…
「向き合う・寄り添う・見守る」コトの大切さを思い知らされた一件でした。
【日々、勉強中〜】
この秋から始めた「ひきこもり支援相談士」の勉強…
今お世話になっている通信制サポート校での仕事に少しでも活かせれば👍
そう思って北海道にある協会からテキストを取り寄せて勉強し始めた。
他の資格同様、添削問題を送って合格したら会費を収めて無事、資格取得👍
そう思って添削問題を開いたら…
解答用紙も返信用の封筒も無い🙄
ナント、解答形式はフリーで、郵送でもメールでも構わない。
テキストと資料の内容と…
更には自分でインターネット等で調べて解答して下さい、とのこと🙄
まさに、自身の知識とスキルと経験を…
「最大限駆使して」、人間力と総合力で解答する…
そんな出題形式になっていた。
「向き合う・寄り添う・見守る」
これからは益々、そういった人と人との関係性…
あるいは飼い主とペットとの関係性が大切な時代になっていくんだろうナ♥
そう感じさせられた今日この頃デス♥