ここ1~2年で私のランニングに対するモチベーションや考え方というものが劇的に変化した。
一つは、昨今のマラソンブーム・・・猫も杓子もウルトラマラソン的ブームで今や250kmまで3万円払って半年より前からエントリー続出・・・に我ら老舗?ウルトラランナーは行き場を失いつつあります。
だからと言って、後輩たちにハイ、どうぞ・・・と道を譲るつもりは私の場合、全くなく(笑)、こうなったらいっそ、250kmのエントリー数で勝負するか?なんて苦肉の策を考えつつも大会本部の「ボランンテイアが足りないんです・・・」に肩身の狭い思いをする日々・・・
紋々苦悶の日々の中、初めて北海道縦断に参加したのが一昨年の夏・・・一週間で555kmという道のりは、宿の関係で終盤5日目に一日の走行距離が最大の103kmなど苦戦を強いられたが、右手に青すぎるオホーツク海、左手にこれまた緑が目に痛い丘陵地帯を目にしながらゴールした宗谷岬は感動の涙・・・というより、私はまだまだ走れる、なぜ、国境はここで終わりなんだ・・・という対岸のロシア領への叫びに変わっていた。
時間とお金さえあれば、私にも間関平のようなことができる。そう確信した。
北海道縦断という大ステージを経験した後は・・・なぜか時間に追われて走る100kmにむなしさを感じた。
そして昨年夏・・・今度の舞台は東北北部(青森~仙台)・・・旧街道の奥州街道をたどる旅である。
しかし、これが一筋縄ではいかない難コースで、現在の東北新幹線に沿うようなコースなのだが、町中というよりは山道を行くルートで、しかも現地の人にも忘れ去られたような道なき道を地図を片手に走り歩くという旅であった。
だが、このラン旅スタイルが、すっかり私の気にいった。なんぜ、主催者も地図にトレースした旧街道が果たして存在するのかもわからない。そんな主催者もわからぬ道を主催者と参加者が一丸となって探し出す、そんな共同作業が続いた。
この楽しさは筆舌しがたい。体験した者にしかわからない。
旅ならではの意外性とそれに対応する人間力・・・だから走り旅はやめられない。
以来、私は地図を見るたびワクワクするようになった。
そして、近い将来(5年数か月後)、宗谷岬に立つつもりだ。実は昨日も北海道の地図を見て来月、仲間が縦断するルートを確認するとともに、どうせなら天売・焼尻を望むオロロンラインを走れないか?と一人、妄想する私であった。
この楽しさを多くの人、多くのランナーと共有したいと思い、先日、フェイスブックで立ち上げました。(詳しくは私のフェイスブックのグループ欄で確認して下さい。)
記録より走り旅をするのが好き!であろうと私が勝手に思っているランニングの先輩5人をこれまた勝手に登録させていただきました。
なので、趣旨に賛同し、仲間になっていただける方をただ今、募集中~デス。ヨロシク!