藤原正彦/小川洋子の{世のも美しい数学入門}読んだ。
藤原先生は数学は永遠の真理のもつ美しさであるとおっしゃる。
たとえば、三角形の内角の和が180度であるということ自体が、素晴らしく、美しい、と
どんな形の三角形も、内角の和は180度であり、未来永劫かわることがない真理であり
永遠の愛を神の前で誓っても、離婚することもあり、本物の永遠は数学のなかにあるという。
その他、数学は難しいものとばかりおもっていたが、この本を読んで今まで知らなかった事が、良くわかり興味深く読めた。
たとえば、0はインド人が発見し、ヨーロッパへ伝わり、アラビア数字となったが、もとはインド数字であるらしい。
インド人は数字に強いのは、小さい時から二桁の掛け算を暗誦し、勉強していると、以前どこかで聞いたことがあるが、今コンピューターのプログラマーが、世界一であるのもうなずける。
友愛数と完全数については、今まで知らなかった
220の自身を除く約数の合計が284で、284の自身を除く約数の合計が220であるので、220と284は友愛数である。
220: 1+2+4+5+10+11+20+22+P44+55+110=284
284: 1+2+4+71+142=220
現代65組ほど発見されているらしいが、一番小さな組み合わせが、220と284である。
完全数というのは、約数を全部足すと、自分自身になる数である。
6;1+2+3=6
28:1+2+4+7+14=28
元阪神の江夏投手の背番号が、完全数28であったことを、小川さんが発見したとのこと。
興味深く読ませてもらった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます