つまがリズム

きままな、ひとりごと

つらい膝の痛みは毎日のちょっとしたことでたちまち軽くなる、を読んでメモ

2023年12月20日 | 読書感想
2023年12月20日(水)
つらい膝の痛みは毎日のちょっとしたことでたちまち軽くなる
医学博士渡辺淳也 監修
を、読んでメモ
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①プロテオグリカン
 ■プロテオグリカンは、プロテイン(タンパク質)の多糖類である。
  巨大で複雑な構造をしているので取り出すことができず、サプリ化が遅れた。
  経口摂取したプロテオグリカンがそのまま私たちの軟骨になるとまでは言い切れないが、
  マウス実験や臨床試験の結果、軟骨代謝が促進されていることがわかる。
 ■プロテオグリカンの効用
 (1)EGF作用により軟骨の修復をする
    軟骨の細胞を増殖促進する作用
 (2)炎症を改善する
 ■腰痛などがよくなるプロテオグリカンの増やし方
 (1)「ソフト屈伸」や「小分け歩き」など軽い運動をする
 (2)プロテオグリカンを経口摂取する


②アーティチョークの葉のエキス


③N-アセチルグルコサミン
  N-アセチルグルコサミンは、グルコサミンの仲間。
  しかも体内にあるグルコサミンと同じかたちをしている。そのため「天然型グルコサミン」と呼ばれている。
 ヒアルロン酸やコンドロイチンの原料になる成分で、関節のクッション性を支えている。
 現在、一般的なサプリに使われているグルコサミンは、「グルコサミン塩酸塩」または「グルコサミン硫酸塩」といって酸分解して抽出した成分。
  一方、N-アセチルグルコサミンは、天然の形を壊さないよう時間をかけて酸分解して抽出したもの。
 ヒアルロン酸は分子が大きくて吸収されにくいが、N-アセチルグルコサミンは分子が小さく体内に吸収されやすい。
 

④さめ軟骨抽出物(コンドロイチン40%含有)
  コンドロイチンは正式には「コンドロイチン硫酸」という。
  サプリの利用は有効。

⑤非変性コラーゲン
   コラーゲンにはⅠ型(皮膚・靭帯・腱・骨)とⅡ型(軟骨)がある。
  ※美容サプリのほとんどはⅠ型で、しかも変性。変性コラーゲンを使ったサプリは
  製造段階でコラーゲンそのものの組成が変わり、次に腸で分解されてアミノ酸になる。
   非変性コラーゲンは分解されずそのまま吸収される。
 ■非変性Ⅱ型コラーゲンを経口した場合の機能。
  【機能1】小腸の免疫システムが「これは異物ではない」と判断して体内に取り込み、敵ではないという情報を全身に発信する。
       すると、免疫機能が正常に戻って、軟骨の破壊がとまる。
  【機能2】軟骨がすり減るのは、タンパク質分解酵素が軟骨成分を分解してしまうため。
       年齢とともに、再生よりも分解のスピードが速くなるのは、このタンパク質分解酵素も関係しているため。
       非変性Ⅱ型コラーゲンはこのタンパク質分解酵素の働きを抑える作用がある。


⑥ヒアルロン酸
   ヒアルロン酸はムコ多糖の一種でN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が交互に連結して鎖のような構造をしている。
  膝関節症の治療としてのヒアルロン酸関節注射は20年間の歴史を持ち多く取り入れられている。
  また、サプリの利用もおすすめ。

⑦MSM(メチルスルフォニルメタ)
   イオウ成分を含んだ物質。新鮮な果物・野菜・牛乳・穀物にも含まれているが、少量なので、サプリでの摂取もおすすめ。




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