川塵録

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大切なのは、過去ではなく、未来

2024年10月18日 | 人間心理・心理学
フランクル心理学と、アドラー心理学って、ほとんど同じ。
フランクルは、アドラーの手元を離れて、独自の心理学を築いた。

でも、師匠筋のアドラーも、晩年、フランクル心理学と似たような「意味」とかいい出した。要するに同じことを2人は言っている。

その違いはまだ私には言語化できません。1ヶ月後くらいにできると思うので、お楽しみに。

____________

アドラーも、フランクルも、以下のように考えている。
 
大切なのは、あなたの中にある、過去のことではない。
今のあなたを作っているのは、過去の出来事ではない。

未来だ。

未来があなたに何を求めているか。
どんな未来をあなたが創りたいのか。

創りたい未来から逆算して、今の自分を、自分が、形作っている。

私の未来に私を待っているものは何なのか?

それを考えることで、「今何をすべきか」が自ずと生まれてくる。

心理学的には、こう考えるのがいい。

アドラーも、フランクルも、こうやって、未来とか(人生の)目的とかから、逆算して今の精神状態を照らします。

日本人のほとんどが、フロイト的に、「原因結果論」つまり「こういう原因があるからこういう結果になる」って考えている。

でも、それでは、アウシュビッツ収容所で起こったことを説明できない。

なぜ、あの絶望的な状況で、とても楽観的に、ユーモアを忘れぬ人がいたのか。

過去の原因が、今の精神状態を作り出しているわけではない。
未来の目的が、今の精神状態を創り出している。

いい未来、人生の目的、「人生が自分に何を期待しているか」から逆算して考える。



自分自身に目を向けない。
未来に、目的に、目を向ける。

こういう「コペルニクス的転回」をすると、人生が明るくなります!

 
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