フランクル心理学と、アドラー心理学って、ほとんど同じ。
フランクルは、アドラーの手元を離れて、独自の心理学を築いた。
でも、師匠筋のアドラーも、晩年、フランクル心理学と似たような「意味」とかいい出した。要するに同じことを2人は言っている。
その違いはまだ私には言語化できません。1ヶ月後くらいにできると思うので、お楽しみに。
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アドラーも、フランクルも、以下のように考えている。
大切なのは、あなたの中にある、過去のことではない。
今のあなたを作っているのは、過去の出来事ではない。
未来だ。
未来があなたに何を求めているか。
どんな未来をあなたが創りたいのか。
創りたい未来から逆算して、今の自分を、自分が、形作っている。
私の未来に私を待っているものは何なのか?
それを考えることで、「今何をすべきか」が自ずと生まれてくる。
心理学的には、こう考えるのがいい。
アドラーも、フランクルも、こうやって、未来とか(人生の)目的とかから、逆算して今の精神状態を照らします。
日本人のほとんどが、フロイト的に、「原因結果論」つまり「こういう原因があるからこういう結果になる」って考えている。
でも、それでは、アウシュビッツ収容所で起こったことを説明できない。
なぜ、あの絶望的な状況で、とても楽観的に、ユーモアを忘れぬ人がいたのか。
過去の原因が、今の精神状態を作り出しているわけではない。
未来の目的が、今の精神状態を創り出している。
いい未来、人生の目的、「人生が自分に何を期待しているか」から逆算して考える。
自分自身に目を向けない。
未来に、目的に、目を向ける。
こういう「コペルニクス的転回」をすると、人生が明るくなります!