(火山性地震の日別回数)
① ""火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第7号""
平成31年 2月26日16時30分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
新燃岳では、昨日(25日)08時頃から火山性地震が増加しており、小規模な噴火が発生するおそれがあります。
**(本 文)**
1.火山活動の状況
新燃岳では、小規模な噴火が発生するおそれがあります。
昨日(25日)08時頃から火口直下を震源とする火山性地震が増加し、現在も多い状態が継続しています。火山性微動は観測されていません。
噴煙の状況や傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。
本日(26日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が新湯温泉付近から実施した現地調査では、火口西側斜面の割れ目付近で噴気と熱異常域を確認しましたが、これまでの観測と比較して特段の変化は認められませんでした。
2月24日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
2月24日 3回 0回
25日 48回 0回
26日15時まで 38回 0回
2.防災上の警戒事項等
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、3月1日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>