(天国から地獄編)
その日は休日なので珍しく早く開店時ちょっと過ぎにパチンコ屋に入りました。
まだ、台も自由に選べたので、最初に「フーテンの寅さん」を打ちました。比較的浅い段階で、浅丘ルリ子さんと何回も会えて、調子よく箱をドンドン積んで行きました。しかし、そのうちにすれ違うことが多くなり、10箱位で台移動することにしました。
次に他機種を何台か打ったものの駄目で、最後に「銀河鉄道999」に行き、これは数十回転で初当たりをして、その後も車輪は何十回も回り、機械星人(?)との決闘にもほとんど勝って、夕方には「フーテンの寅さん」の分も含めて20数箱になり、ホールの中央に積み上げられました。
久しぶりと言うか、初めての大勝利に長時間打ち続けた疲労感も勝利の喜びの中で
解消して行きました。
結局、43000発超えで、ここは等価交換なので使った投資額も少なくて、15万円以上の大勝利となりました。
忙しい一週間が終わり、満を持してほぼ同じ時間、同じパチンコ店に行きました。
さて、今日も進撃だ!と、まず、「フーテンの寅さん」を打ちました。確かに回転は
悪くないもののさっぱり発展しなくて、わずか2時間足らずで数万円の負けを喫してしまいました。
それならば、「銀河鉄道999」で反撃!と打ち始めたものの同じく一週間前のあれは
何だったのだと思う位に負けが込み、ここで先週の利益の三分の一以上を失って
しまいました。
その後も何回かパチンコ店に行きましたが、冴えずにマイナスには転じなかったものの
僅か数万のプラスが残っているだけになってしまいました。
その後は、仕事が忙しくパチンコをやる時間はなかったのですが、思い出すのは
大勝利を収めた日の事だけで、その後ズルズルと負け続けた期間は、ほとんど記憶
にありません。
つまり、一瞬の栄光の日は鮮明に記憶していて、負けた日々は記憶から無くなって
しまったのです。
それだから、懲りずもせず、また、自分はパチンコ店に行ってしまうのでしょう。