◎◎ 航空科学博物館 「存続危機」に支援相次ぐ 千葉 芝山町
2020年5月16日 12時11分
◇◇ 成田空港のそばにあり、31年前に全国で初めての航空専門の展示施設としてオープンした航空科学博物館が「新型コロナウイルスの影響で存続危機だ」と訴えてインターネット上で資金を募ったところ、航空ファンなどから支援が相次ぎ、スタッフを元気づけています。
○○ 千葉県芝山町の航空科学博物館は去年開館30年を迎えて展示を刷新し、航空機の操縦を体験できる最新型のシミュレーターなどが人気を集めて、1年間におよそ22万5000人が訪れました。
◆◆ しかし、ことしは新型コロナウイルスの影響で利用者が減少し、先月からは休館を余儀なくされ、入館料や売店・レストランの収入がなくなってしまったということです。
○○ このため博物館が存続危機だと訴えて今月13日からクラウドファンディングで支援を募ったところ、16日午前11時ごろまでに1000人以上から合わせて900万円余りが集まりました。
□⇨ 支援した航空ファンなどからは「小さいころここで飛行機への夢を抱き、いま航空業界目指している身です」「大空へのロマンがなくなることはありません。わずかですが応援させてください」などという熱いメッセージも寄せられています。
□□ 航空科学博物館の八木保男部長は「日本中が大変な状況のなか、あまりにも多くの人に支援をいただき、驚いています。私たちも頑張ってこの状況を乗り越えたい」と話していました。