
◆◆◆☞☞ 今回の大雪の影響で、北陸や新潟県、それに東海地方では、除雪中の事故などで、死亡した人やけがをした人が相次いでいます。
新潟 3人死亡 112人けが
今月7日からの記録的な大雪や強風の中、新潟県内では3人が死亡し、少なくとも112人がけがをしています。
このうち阿賀町鹿瀬では10日午前11時半ごろ、会社員の大江利光さん(57)が自宅前で雪に埋まって倒れているのを雪下ろしの手伝いに来た親戚が見つけました。
病院に運ばれましたがまもなく死亡し、警察は除雪の作業中に屋根から落ちてきた雪に巻き込まれたとみて調べています。
また、新潟市秋葉区では10日午後4時半ごろ、米田靜夫さん(84)が自宅前で雪に埋まって倒れているのを家族が見つけ病院に搬送されましたが、その後死亡しました。
警察によりますと、1人で除雪作業をしていたということで、警察は除雪中に屋根から落ちてきた雪に巻き込まれたとみて調べています。
さらに上越市頸城区では10日午後5時すぎ、上野トシさん(87)が自宅の敷地で倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
警察によりますと、上野さんは1人で家庭用の除雪機を使って除雪していたということですが、見つかった当時、体の一部が機械に巻き込まれていたということで警察が詳しい状況を調べています。
NHKが県内の消防などに取材したところ午後7時までに少なくとも112人がけがをしています。
このうち、三条市長野では、10日5時半すぎ、自宅の屋根の雪下ろしをしていた会社員の酒井貞行さん(64)が雪の上に倒れているのを家族に発見され、意識不明の重体です。
警察は屋根の除雪中に転落したとみて調べています。
このほか上越市では、50代の女性が除雪中に転倒し腕を骨折した疑いがあるほか、60代の男性が除雪機で右手の薬指を切断する大けがをしました。
県内では、この冬に除雪など雪に関連する事故で10日の3人を含めて合わせて10人が亡くなっていて、県や消防は注意を呼びかけています。
このうち阿賀町鹿瀬では10日午前11時半ごろ、会社員の大江利光さん(57)が自宅前で雪に埋まって倒れているのを雪下ろしの手伝いに来た親戚が見つけました。
病院に運ばれましたがまもなく死亡し、警察は除雪の作業中に屋根から落ちてきた雪に巻き込まれたとみて調べています。
また、新潟市秋葉区では10日午後4時半ごろ、米田靜夫さん(84)が自宅前で雪に埋まって倒れているのを家族が見つけ病院に搬送されましたが、その後死亡しました。
警察によりますと、1人で除雪作業をしていたということで、警察は除雪中に屋根から落ちてきた雪に巻き込まれたとみて調べています。
さらに上越市頸城区では10日午後5時すぎ、上野トシさん(87)が自宅の敷地で倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
警察によりますと、上野さんは1人で家庭用の除雪機を使って除雪していたということですが、見つかった当時、体の一部が機械に巻き込まれていたということで警察が詳しい状況を調べています。
NHKが県内の消防などに取材したところ午後7時までに少なくとも112人がけがをしています。
このうち、三条市長野では、10日5時半すぎ、自宅の屋根の雪下ろしをしていた会社員の酒井貞行さん(64)が雪の上に倒れているのを家族に発見され、意識不明の重体です。
警察は屋根の除雪中に転落したとみて調べています。
このほか上越市では、50代の女性が除雪中に転倒し腕を骨折した疑いがあるほか、60代の男性が除雪機で右手の薬指を切断する大けがをしました。
県内では、この冬に除雪など雪に関連する事故で10日の3人を含めて合わせて10人が亡くなっていて、県や消防は注意を呼びかけています。
富山 1人死亡 62人けがや体調不良 (10日午後5時)
富山県では、氷見市で周りを雪に囲まれた車の中から意識がない状態の60代の男性が見つかり、その後、死亡が確認されました。
NHKが富山県内の警察や消防に取材したところ、今回の大雪で、けがや体調不良で病院に搬送された人は、午後5時現在で62人に上っています。
このうち射水市三ケにある介護老人福祉施設では10日午前6時ごろ、除雪作業をしていた42歳の男性職員が除雪機に右手を挟まれて指を切断する大けがをしました。
このほかにも屋根からの落雪に巻き込まれるなど、県内ではこれまでにけがや体調不良で合わせて62人が病院に搬送され、県によりますとこのうち3人は重傷だということです。
NHKが富山県内の警察や消防に取材したところ、今回の大雪で、けがや体調不良で病院に搬送された人は、午後5時現在で62人に上っています。
このうち射水市三ケにある介護老人福祉施設では10日午前6時ごろ、除雪作業をしていた42歳の男性職員が除雪機に右手を挟まれて指を切断する大けがをしました。
このほかにも屋根からの落雪に巻き込まれるなど、県内ではこれまでにけがや体調不良で合わせて62人が病院に搬送され、県によりますとこのうち3人は重傷だということです。
富山 氷見 79世帯153人が孤立状態
石川県との県境に近い富山県氷見市の山あいで大雪による倒木が相次いで道路が通れなくなり、午後5時現在で合わせて79世帯153人が孤立状態になっています。
氷見市によりますと、午後5時現在で孤立した状態になっているのは、
▽三尾地区の39世帯79人、
▽床鍋地区の25世帯41人、
▽老谷地区の12世帯29人、
▽胡桃地区の3世帯4人です。
このうち老谷地区については、地元の住民と電話で連絡がとれていて、すべての世帯の無事が確認できているということです。
また住民の話では、停電は起きておらず当面の食料も確保されているということです。
一方、このほかの3つの地区については、これまでのところ住民と連絡がとれていないということです。
また、氷見市消防本部によりますと、これまでのところこれらの地区の住民から体調不良を訴える通報は寄せられていないということです。
県と氷見市は復旧を急いでいますが、氷見市によりますと10日中に孤立状態を完全に解消するのは難しいということです。
老谷地区に住む飯原打越さんがNHKの電話インタビューに応じました。
飯原さんによりますと、老谷地区では雪による倒木の影響で道路が寸断され、通行できない状態が続いているということです。
飯原さんは「除雪車が作業できないうえ、生協の食料品を運ぶ車や街につながるバスもまったく通れない状況になっています。連休明けに地区の外に働きに出る人が通勤できるかどうか心配しています」と話していました。
また、老谷地区は高齢者が多いということで「中には停電している家もあるので、電話をして励ましています」と話していました。
除雪した雪が多く流れ込んだ影響で用水路から水があふれ、富山市と魚津市で住宅合わせて2棟が床下浸水する被害も出ています。
10日午前9時半ごろ、富山市の岩瀬運河で「ボートが沈没し、油が流出している」と漁港の関係者から通報が寄せられ、伏木海上保安部が調べたところ、プレジャーボート10隻が転覆したり横転したりしているのが確認されました。
いずれも運河に係留されていたもので、このうち1隻から油が流出しましたが、取り除く作業はすでに完了したということです。
海上保安部ではボートが雪の重さに耐えきれずひっくり返ったとみて、大雪の際は雪が積もらないようシートをかけることや、こまめに除雪することなど、注意を呼びかけています。
氷見市によりますと、午後5時現在で孤立した状態になっているのは、
▽三尾地区の39世帯79人、
▽床鍋地区の25世帯41人、
▽老谷地区の12世帯29人、
▽胡桃地区の3世帯4人です。
このうち老谷地区については、地元の住民と電話で連絡がとれていて、すべての世帯の無事が確認できているということです。
また住民の話では、停電は起きておらず当面の食料も確保されているということです。
一方、このほかの3つの地区については、これまでのところ住民と連絡がとれていないということです。
また、氷見市消防本部によりますと、これまでのところこれらの地区の住民から体調不良を訴える通報は寄せられていないということです。
県と氷見市は復旧を急いでいますが、氷見市によりますと10日中に孤立状態を完全に解消するのは難しいということです。
老谷地区に住む飯原打越さんがNHKの電話インタビューに応じました。
飯原さんによりますと、老谷地区では雪による倒木の影響で道路が寸断され、通行できない状態が続いているということです。
飯原さんは「除雪車が作業できないうえ、生協の食料品を運ぶ車や街につながるバスもまったく通れない状況になっています。連休明けに地区の外に働きに出る人が通勤できるかどうか心配しています」と話していました。
また、老谷地区は高齢者が多いということで「中には停電している家もあるので、電話をして励ましています」と話していました。
除雪した雪が多く流れ込んだ影響で用水路から水があふれ、富山市と魚津市で住宅合わせて2棟が床下浸水する被害も出ています。
10日午前9時半ごろ、富山市の岩瀬運河で「ボートが沈没し、油が流出している」と漁港の関係者から通報が寄せられ、伏木海上保安部が調べたところ、プレジャーボート10隻が転覆したり横転したりしているのが確認されました。
いずれも運河に係留されていたもので、このうち1隻から油が流出しましたが、取り除く作業はすでに完了したということです。
海上保安部ではボートが雪の重さに耐えきれずひっくり返ったとみて、大雪の際は雪が積もらないようシートをかけることや、こまめに除雪することなど、注意を呼びかけています。
福井 3人死亡 53人けがや体調不良(10日午後9時)
NHKが警察や消防に取材したところ、今回の大雪で、福井県内では、雪の中で倒れた状態で見つかるなど3人が死亡し、除雪作業中などにけがをしたり体調不良を訴えたりして少なくとも53人が病院に搬送されています。
警察や消防によりますと、10日午前11時ごろ、除雪作業をしていた福井市の70代の女性が自宅の敷地内で雪に埋もれて倒れているのを家族が見つけ、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
また、午後1時半ごろには大野市で60代の男性が自宅の敷地内で雪の中で意識のない状態で倒れているのを近所の人が見つけ、通報を受けた消防と警察がその場で死亡を確認しました。
福井県内では9日も福井市で除雪作業をしていた80代の男性が意識を失って病院に搬送され、その後死亡しています。
また、午後1時すぎには北陸自動車道の福井インターチェンジと福井北インターチェンジの間で立往生に巻き込まれていたドライバーの50代の男性が腹痛を訴えました。
救急車が現場までたどりつけないためNEXCO中日本の車両が男性を救急車の待つ場所まで運んでから病院に搬送されたということです。
このほか、坂井市やあわら市など、積雪が続いている嶺北地域を中心に除雪作業中にけがをしたり体調不良を訴えたりしてこれまでに少なくとも53人が病院に搬送されています。
警察や消防によりますと、10日午前11時ごろ、除雪作業をしていた福井市の70代の女性が自宅の敷地内で雪に埋もれて倒れているのを家族が見つけ、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
また、午後1時半ごろには大野市で60代の男性が自宅の敷地内で雪の中で意識のない状態で倒れているのを近所の人が見つけ、通報を受けた消防と警察がその場で死亡を確認しました。
福井県内では9日も福井市で除雪作業をしていた80代の男性が意識を失って病院に搬送され、その後死亡しています。
また、午後1時すぎには北陸自動車道の福井インターチェンジと福井北インターチェンジの間で立往生に巻き込まれていたドライバーの50代の男性が腹痛を訴えました。
救急車が現場までたどりつけないためNEXCO中日本の車両が男性を救急車の待つ場所まで運んでから病院に搬送されたということです。
このほか、坂井市やあわら市など、積雪が続いている嶺北地域を中心に除雪作業中にけがをしたり体調不良を訴えたりしてこれまでに少なくとも53人が病院に搬送されています。
石川 1人死亡 38人けが(10日午後8時)
10日午後2時半ごろ、内灘町大根布にある飲食店の駐車場で、車の中で60代の男性が意識を失っているのを店の従業員が見つけました。
男性は病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性が乗っていた車のエンジンはかかったままで、マフラーの周りを含め車の周囲には多くの雪が積もっていたということです。
警察は排気ガスが車内に流れ込み、男性が一酸化炭素中毒になった可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
このほか、各地の消防などによりますと、石川県内では今回の大雪で、10日午後8時までに38人がけがをしています。
男性は病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性が乗っていた車のエンジンはかかったままで、マフラーの周りを含め車の周囲には多くの雪が積もっていたということです。
警察は排気ガスが車内に流れ込み、男性が一酸化炭素中毒になった可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
このほか、各地の消防などによりますと、石川県内では今回の大雪で、10日午後8時までに38人がけがをしています。
岐阜 2人けが
岐阜県では、飛騨市の80代の男性が屋根の雪を下ろしている際に転落するなど、2人がけがをしています。