森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

好きなアニメ・漫画、趣味の語学・数学・宇宙、真剣に防災・政治・少子高齢化まで興味の赴くまま自由に大胆に考えていきます。

【芸術】 "aufheben"、香月泰男…シベリア抑留者の重すぎる魂。

2018-04-30 03:45:36 | 美術/夢の美術館、 ; 絵画、彫刻、城・神社・寺院、庭園…

 昨日、ドイツ語aufheben(アオフ・ヘーベン)について、「人間の欲望、渇望などを芸術に高める="昇華する"」との語義について説明をしました。
 そして、シベリア抑留者である香月泰男氏の「シベリア・シリーズ」について言及しました。今日は、その絵の一枚をご紹介いたします。

 なお、この絵は、《北へ西へ》のタイトルで、1959年 油彩/カンヴァス 山口県立美術館蔵で、シベリア鉄道で輸送されている時のものと思われます。

  これを見て、自分は直ぐにスペインのゴヤを連想しました。彼もまた苦悩の重みに耐えて、絵画を描き続けた稀有な人物であるからです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。