diversion

my diary

バレる

2025年02月02日 | 日記
 昨日は節分であったが、いつの時代からなのか、「恵方巻を食べる日」に替わっているようでもある。おそらく、業者の巧みな広告によってバレンタインデーをチョコレートの日にしてしまったように、江戸時代に夏場には大して売れていなかった鰻を、平賀源内が発案した広告効果で、土用に鰻を食べるという風習が出来てしまったように、恵方巻を食べる習慣は、節分に恵方巻を食べるという関西の一部の商家にしかなかった風習に目を付けた業者が、いつの間にか全国的に広めたものだろう。特に、その際、イオンのようなスーパーが広告に果たした役割も大きいと思う。それが頭の中で判っていても、敢えて昨日、イオンのスーパーで恵方巻を買って帰った。ところが、私の買ったものは中巻4本入りのパックで、事前にイオンの広告を見ていて千円余りの値段であったものであった。ところが、売り場が込み合っていたので、少し待ってから行ってみると、何と、先に見たときは、千円余りの値札がついていた同じ商品に、498円の値札が付いたものが混在して売られていた。私と同様に、それに気付いた人が数人いて不思議そうな顔をしていたが、私は同じ物ならと思い安い値札の物を買って帰った。後で思うと、平日は498円の値段で売っていて、この日だけ倍の値札を付けていたのを、店員の一人が、うっかりして平日の値札を貼ってしまった物も売り場に出してしまったのだろうと想像した。確かに、この日は、平日より高い巻寿司でもお客さんが取り合い状態で買っていたが、そんな中での思いがけないチョンボがあったのだろうか。
 
 中居・フジテレビトラブルについての炎上状態は依然として継続しているようだ。ユーチューブでバズっているのは、ホリエモンと元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんが対談したもので、長谷川さんからは、フジテレビの緩い体質と、女子アナを接待に使うということが普通に行われていたというようなことが述べられていた。元アナウンサーなので、長谷川さんの言説には、ある程度は盛ったものもあるかもしれないと思って視聴したが、話半分に聞いても、週刊誌報道されていて、フジテレビが明確に否定している矛盾が、ある程度は解消されたような気がした。文春の記事の訂正があって、フジテレビ側に立つタレントなどからは、フジテレビは、中居トラブルに関係がなかったかのような言説があるようになったが、長谷川さんのような人が、今後も出てくるとなると、当面、フジテレビに出稿を取りやめたスポンサーが戻ってくるという要素は無いかもしれない。鶴瓶師匠にまでが、とばっちりを受けて、スシロウのコマーシャルが無くなってしまったのは残念であるが、元々、鶴瓶師匠は回る寿司を食べたことがなかったそうだし、スシロウの看板となるのは無理があったのかもしれない。
コメント

女性が社会で本当に活躍する為の問題。

2025年02月02日 | 日記
 中居・フジテレビ問題については、文春が訂正記事を出して、それが切っ掛けとなったかのように、まるで、フジテレビ擁護派の反撃が一斉に始まったかのような動きがあったが、昨夕のTBSの報道特集で、「テレビ局は女性や性の問題をどう扱ってきたのか、そして業界でのセクハラの実態は? 」等の内容が放送され、特に、元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(52)が、「テレビ局が長い間、水泳大会など女性をコンテンツとして扱ってきた側面があることを指摘し、テレビ出演の男女の比率の数字を見て、10代、20代は女性が男性に比べて圧倒的に多いが、30代からは急に男性が多くなることについて述べ、「10代、20代の女性たちがどんな仕事をしているのかを見てみると、アナウンサー、キャスター、モデル、タレント」で、「若くて見た目の整った女性しか画面に映す価値はないという、非常に強固なこの業界の思い込みをすぐに捨ててほしい」とルッキズム重視の業界の見直しを訴えた。」のは、久しぶりに、この種の番組で珍しく、まともな事を言っていると思えた。
 私は、中居やフジテレビがどうこうしたとか、それについて証拠があるかどうかなどの問題は、本質では無いと考えている。それよりも、女性アナウンサーが容姿などの基準で採用され、有力タレントなどへの接待要員として会食などに動員されていたり、芸能人まがいの扱いをされていることに、放送局関係者が何の疑問も持っていないことに違和感を覚えてならない。
 政府にしても、男女共同参画とか言って、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条) としているにも関わらず、この国の放送局で見られているように、明らかに、若い女性というだけで特別視され、視聴率を稼ぐ為や、関係先と良好な関係の為の接待役として期待されているような風潮が根強く残っていることが残念でならないし、中居・フジテレビ問題で問わなければならない最も大きな問題であると思う。
 こんなことを続けているから、日本のジェンダーギャップ指数が、世界の中で125位という、開発途上国よりも劣ることが続いていて、一向に改善しないことの大きな原因であろう。女性自身にあっても、例えば、アナウンサーという職業を選択したのであれば、単なるニュースを読み上げたり、実況放送をするだけのアナウンサーに留まらず、テレビやラジオなどのニュース番組で、ニュースについて解説や論評を加えつつ番組を進行する人であるキャスター (外国では、アンカーパーソンやプレゼンターとも呼ばれる)に成れるように自己研鑽に励むべきだし、テレビ局側に対しても、女性がキャスターに成れるように働きかけをすべきではないだろうか。

コメント