再録 ブルースとオバマ大統領就任

遂に長年の夢が！
「黒人大統領」誕生の日

King Of Soul
ジェイムズ・ブラウンが夢にまで見たこの日！
「奴隷」から始まり「公民権運動」を経て、
そして今、「黒人大統領」が誕生した！

アメリカは遂に歴史的日々を迎えることになる。

私は黒人音楽を語る時、必ず「奴隷制度」から話をする。
なぜなら、「Blues」は黒人による「労働歌」であり、
「Gospel」は黒人による「宗教歌」に他ならないからだ。

「奴隷」から「差別」へ・・・。
そこで黒人音楽は様々な変貌を遂げてきた。

信じられないかもしれないけれど、
「白人達」は「黒人奴隷達」を金で買い、
ほとんど機械として「働かせていた」のだ！
僅か約100年前の話だ・・・。

昼は白人の言われるまま「コットン畑」で綿を積み
夜は白人の為に「酒場」で歌を唄う・・・
「黒人達」は常に「白人達」の下に置かれていた。

「差別」は続き、60年代後半まで
「劇場内」や「レストラン」「トイレ」等には
「白人用」「黒人用」が分別されていた。
（もちろん全ての州ではないが）

それが今！
アメリカという世界唯一の超大国のトップが黒人になるとは！

私は今まで「音楽」から黒人に大きく触れてきた。
彼らがいたからこそ「生きて行ける」のである。

ジェイムズ・ブラウン
レイ・チャールズ
マディ・ウォーターズ

彼らを聴かないではいられない。

アレサ・フランクリン
マヘリア・ジャクソン

彼女達のゴスペルを忘れることは出来ない。

そして
プリンス！

彼が生きている限り嫌いにはなれない！

今ＣＮＮでオバマ次期大統領の演説を聴いた。

「過去の全てが水に流れた・・・・」そんな感じがした。
「希望」しか見えて来ないのだ。

2009年アメリカは確実に変わるだろう。
そして「前に向かって」「良い方向」へ行くことだろう。

演説後、白人のバイデン次期副大統領と並ぶオバマ氏。
それを見て私の妻がつぶやいた
「この人は凄くカッコイイ・・・・」
同感だ。

その昔キング牧師は「僕には夢がある！」と語った。

今、その「夢のひとつ」が叶った、と言って良い。
しかも「とびきり大きな夢」が・・・。

私も今夜「良い夢」を見よう・・・。
世界中の皆さんと一緒に。

＜4/2 Mash＞
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
　Mashの「パンチ人生論」ブログ、もこちらからどうぞ！
CHECK!　http://jerrys.zero-city.com/