男らしい生き方
そんなモノ、少年の俺には分からなかったけれど、
漫画代わりに読んでいた片岡義男に
重~いボディブローを食らっていたんだ
なぜ彼の本に手を出したか、
キッカケはやっぱりビートルズだ
俺の人生はすべてビートルズから始まっている
彼らを知ったお陰で、幅が広がり過ぎただけだ。
片岡氏の小説に「And I Love Har」という作品がある。
書店で見つけお小遣いで買った。
赤い背表紙の文庫本は子供ながらとても美しく見えた。
そして、その物語は「ビートルズでいっぱい」のはずだった。
しかし、ビートルズのビの字も出てこなかったのだ。
それどころか良く分からない「大人の世界」
ハードボイルド?今も意味は分からないけれど、
そう呼ばれていたなぁ。
その後、高校生くらいまでに出た片岡氏の作品は
全て読んでいると思うので、少なからず思春期に影響を受けた。
その中で基本となっている作品がある。
浅野温子氏で映画化もされた「スローなブギにしてくれ」という短編集だ。
まず、タイトルが良い
「ブギ」はおそらく「ブギウギー」であり、
ジョン・リーの「ブギー」では無いはずだけれど、
幼少の俺には良く分からない「意味深な響き」に聴こえた。
オートバイ、車、BAR、アルコール、喧嘩、薬、そして猫、女性。
後の自分の人生に大きな影響を与えたモノ、
全てがココにある
この文庫本の中に「ハートブレイクなんて、へっちゃら」
という短編が収められている。
この作品が幼少の俺に与えた影響は計り知れない。
「男の強さ」や「遊びの精神」そして「BARのカッコ良さ」
この短編集はタイトル作が幾分ティーン小説な分、
大人には敬遠されてしまうかもしれないけれど、
その他は「大人」の魅力で溢れている。
事実「ハートブレイクなんて、へっちゃら」によって
「シュリッツ」というアメリカン・ビアーを知った。
俺は小学生の時にこれを読んでから
「いつかはシュリッツ」と自分に決めていた
「カウボーイ・シャツ」もこの作品で知った。
主人公の「カウボーイ・シャツ」に憧れた。
だってその時「カウボーイ・シャツ」なんて売っている場所は皆無だし、
着ている人さえもいなかった。
また、「L字型の廊下を越え、海の見える部屋」というのが彼の作品に多く、
「いつかはそんなマンションを買うんだ
」
と思っていた。
もちろん今はそんな部屋に住んでいる。
片岡氏はアメリカ文化を幼少から体験していた分、
他の当時の、例えば村上龍や村上春樹、山川健一たちとは
全く異質の肌触りであり、「本物の香り」がした。
売れすぎた分、今では重版されていないと聞く片岡作品
時代の1ページで終わらせたくはないんだけれどなぁ
俺にとってはケルアックの「オン・ザ・ロード」みたいな作品だし、
大きな影響を受けた作者という意味でも、他に類を見ない。
<4/29 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
Mashの「パンチ人生論」ブログ、もこちらからどうぞ!
CHECK! http://jerrys.zero-city.com/

そんなモノ、少年の俺には分からなかったけれど、
漫画代わりに読んでいた片岡義男に
重~いボディブローを食らっていたんだ

なぜ彼の本に手を出したか、
キッカケはやっぱりビートルズだ

俺の人生はすべてビートルズから始まっている

彼らを知ったお陰で、幅が広がり過ぎただけだ。
片岡氏の小説に「And I Love Har」という作品がある。
書店で見つけお小遣いで買った。
赤い背表紙の文庫本は子供ながらとても美しく見えた。
そして、その物語は「ビートルズでいっぱい」のはずだった。
しかし、ビートルズのビの字も出てこなかったのだ。
それどころか良く分からない「大人の世界」

ハードボイルド?今も意味は分からないけれど、
そう呼ばれていたなぁ。
その後、高校生くらいまでに出た片岡氏の作品は
全て読んでいると思うので、少なからず思春期に影響を受けた。
その中で基本となっている作品がある。
浅野温子氏で映画化もされた「スローなブギにしてくれ」という短編集だ。
まず、タイトルが良い

「ブギ」はおそらく「ブギウギー」であり、
ジョン・リーの「ブギー」では無いはずだけれど、
幼少の俺には良く分からない「意味深な響き」に聴こえた。
オートバイ、車、BAR、アルコール、喧嘩、薬、そして猫、女性。

後の自分の人生に大きな影響を与えたモノ、
全てがココにある

この文庫本の中に「ハートブレイクなんて、へっちゃら」
という短編が収められている。
この作品が幼少の俺に与えた影響は計り知れない。
「男の強さ」や「遊びの精神」そして「BARのカッコ良さ」

この短編集はタイトル作が幾分ティーン小説な分、
大人には敬遠されてしまうかもしれないけれど、
その他は「大人」の魅力で溢れている。
事実「ハートブレイクなんて、へっちゃら」によって
「シュリッツ」というアメリカン・ビアーを知った。
俺は小学生の時にこれを読んでから
「いつかはシュリッツ」と自分に決めていた

「カウボーイ・シャツ」もこの作品で知った。
主人公の「カウボーイ・シャツ」に憧れた。
だってその時「カウボーイ・シャツ」なんて売っている場所は皆無だし、
着ている人さえもいなかった。
また、「L字型の廊下を越え、海の見える部屋」というのが彼の作品に多く、
「いつかはそんなマンションを買うんだ

と思っていた。
もちろん今はそんな部屋に住んでいる。

片岡氏はアメリカ文化を幼少から体験していた分、
他の当時の、例えば村上龍や村上春樹、山川健一たちとは
全く異質の肌触りであり、「本物の香り」がした。
売れすぎた分、今では重版されていないと聞く片岡作品

時代の1ページで終わらせたくはないんだけれどなぁ

俺にとってはケルアックの「オン・ザ・ロード」みたいな作品だし、
大きな影響を受けた作者という意味でも、他に類を見ない。

<4/29 Mash>

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