攻めの人生論「ハード・パンチBLUES」 ⑫ リクルート型ビジネスって・・・

本日発行の「朝日新聞GLOBE版」に
現リクルート社長「柏木 斉」氏が掲載されていた。

俺がリクルートを退社してから10年、
当時の取締役が社長になっている事実を、
恥ずかしながら今日知った。

それだけ疎遠になっているんだなぁ・・・
と思う一方
「俺は全く別のビジネスで生きているんだ」
という実感も沸いてきた。

皆さんもご存知のようにリクルートは特殊な会社である。
江副氏のアイディアとカリスマが黄金期を作り、
彼の独断と偏見で全てが左右される会社であった。
そして、リクルート事件が起こり、退陣。

その後の話がこの「GLOBE」に書かれていて面白い。

正直そんな巨額の負債が会社にあったなんて知らなかったし、
なにより、ダイエーに買い取られた後も、
仕事場の雰囲気は何も変わらなかったことも当時は驚いたもんだ。
ほとんど忘れていたコトも次々と思い出した・・・

リクルートの社風は江副氏のヴェンチャー精神が根底にあり、
多くの従業員はヴェンチャーを志している。
30才前に退社する人が多いのもこの会社の特徴だし、
「何かを探して、見つかればいつでも会社を辞める」気でいる。

俺が地元（神奈川県藤沢市）に戻り
ヴィンテージ中心のギター屋を始めたのは9年前になる。
リクルートを辞め、試行錯誤し、
辿り着いたのは、やはりヴェンチャーしかなかった。

会社にいらした上司や先輩方に皆パワーがあったのは勿論、
リクルートの素晴らしいところに「笑い」が社内を覆っていたことだろう
「笑う門には福来たる」と言うが、
「笑い」の中で仕事が出来る喜びは味わった人のみが知っている快感であろう。
実際、会社へ行くのが楽しくて仕方がなかった。

また、「イベントの重要性」もこの会社の特徴であり、
マラソン「有森氏」の壮行会や「メダル報告会」も存分に徹底的にやった。

また、シーガルズ（当時アメフトＸリーグ）のキャプテン「竹内氏」が
自分のタックルを1回300円で「販売していた」ことにも驚かされた
「イベント体験型ビジネス」は会社にいながらすでに摺り込まれていたのだ。

このほかにも俺がリクルートから教わったコトはたくさんあるんだけれど、
切りが無いからね。

でも一番重要だったのは、
やっぱり「コミュニケーションの大切さ」だったと思うなぁ

感謝しきれないほど、リクルートには感謝しています

＜4/20 Mash＞
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
　Mashの「パンチ人生論」ブログ、もこちらからどうぞ！
CHECK!　http://jerrys.zero-city.com/