「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

Bob Dylanに恋をして・・・4

2009-09-21 11:08:09 | BOB DYLAN

今年出た新作「Together Through Life」はもう聴いたか
今現在、白人では最高到達点であろうサウンド
彼はビートルズと共に、
黒人音楽に対抗できる稀有な存在になっている

ボブの連載を先週から書いている。
彼は俺の人生に寄り添い続けた男・・・
「メイン・ストリート」
「裏路地」
そして「ルート10の路肩」
どこを歩いていても「彼の音」が俺には響いていた

「Together Through Life」
この新作でもここ数年聴かれた「抑えたブルース路線」を堅持
しかし、音のトーンがより一層まとまり、
全体的に「ピタッ」とした統一感に酔える作品に仕上がった。

俺はこのトーンを出せる白人を他に知らない。
黒人ブルースを白人がやると
なんか「ギターをワイルドに弾き、サーカスみたいな音」になるだろ?
あれ大っ嫌い
ROCKじゃんか
ありゃ
このシンプルなサウンドと枯れた声が「みすぼらしくて」最高なんだ

そして、驚いたことにデッド・ファミリーであり、
デッドの歌詞90%を書いている
「ロバート・ハンター」とほとんどの詩を共作している点
こりゃ、デッド・ヘッズも見逃せねぇ
いまだにデッド・メンバーとの交流もあるボブ、
そうとうデッドのマインドにヤラレタんだな
再確認できて嬉しい

ちなみにこの作品、全米・全英共に初登場1位
売れてないのはココ日本のみ・・・
だったら俺が
と言う事で、ガッチリ仕入れてしまいました

この名盤を聴いて、秋の夜長を楽しむしかないでしょう。
「心豊かになるアルバム」
本作品こそ、今の日本人が待ち望んでいたものだ
断言できる

乾いた心にシッカリと「浸透」していく「深さ」がある
月並みだけれど「素晴らしい」

それ以外の言葉が見つからない

<9/21 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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