「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

サイケの名盤!THE DEEP!

2009-09-29 00:07:08 | 音楽(アルバム紹介)

遂に書こう

長い長いロックの歴史
その中でも異彩を放ち続け、
世界中の「隠れたマニア」の中で語り継がれた名作
それがこの「サイケデリック・ムーズ」
アーティストはラスティ・エヴァンス率いるザ・ディープだ

内容は奇怪そのもの・・・
至る所に挿入される「不気味な音」
その反面「シッカリとした楽曲」
そして「JAZZ&ガレージ・ロックの融合」
もちろん「歌声」もイイ感じなのが、本当にスゴイ

元々66年のこの頃って
アメリカにビートルズ襲撃以降では、
最もセンセーショナルな出来事が起こった後だ
そう「Satisfaction」が全米1位になりストーンズが初めて認知されたのだ

ガレージ・ロックって
ビートルズのコピー・バンドがストーンズのコピーを始めて
より開花して行くんだよねぇ。

HELP以降ビートルズがアコースティックへ変化していく一方、
ストーンズはストレートなオリジナル曲をヒットさせ始めていく。
コレなら俺達も
と立ち上がった若いバンド軍団
彼らが家のガレージで練習を開始。
そしてバンド・ブーム
これでガレージの誕生だ。

さて、このザ・ディープは「ラバー・ソウル」で隅から隅まで
「ぶっ飛んだ」ラスティ・エヴァンスが
荒削りながらビートルズを目指した怪作なのだ

これは「ラバー・ソウル」後に聴いて欲しい
いかにこの作品がビートルズの影を引きずり、
しかも「ストーンズのワイルドさ」や、
「ディランの悲壮感」をも柔軟に飲み込んでいるかがよく分かるのよ。

絶対にメジャーな場所では語られない作品なんだけれど、
俺は18歳の時から聴き続け、語り続けている

しかも、今回は自分の店で置いてしまいました
リシューされて万歳
でも、いつもの様にすぐさま廃盤になるんだよねぇ

今回はモノとステレオを2IN1
以前のCD化ではカットされてしまった「奇怪なサウンド」も復活
黙って聴け
後悔はしない

(写真はアナログ盤を中心に、左にブートCD、左下リシュー、右が最新リシュー)

<9/29 Mash>
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