狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

計根別飛行場

2013年06月01日 | 道東紹介
以前この付近で発見した掩体壕を紹介しましたが今日は飛行場跡へ行きました。計根別飛行場は陸軍により昭和17年から作られた飛行場です。第一から第五まで飛行場は作られました。朝鮮人徴用工などが働き作られました。詳細は他のホームページに詳しくあり、ここでは述べません。

写真手前の石畳状の遺物は当時のコンクリート製、多分誘導路の一部と思われます。
某有名女優の別荘が近所に有ります。塀は残っていた陸軍施設の活用と思われます。
そして遅い春の一日、模型飛行機に興ずる市民がいて平和感に溢れていました。

帰路、同行した友人が橋の上で「車を止めてください」と言いだし、停車しました。川面をジーと眺めています。尋ねると川虫の飛行量を確認しているそうです。釣り情報の収集でした。平和ていいですね。

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旧奉安殿

2013年06月01日 | 道東紹介
今日は「旧柏野尋常小学校奉安殿」を紹介します。奉安殿と言っても現在では??です。戦前の学校には必ずあり、天皇陛下と皇后両陛下の御真影(写真)が大切に保管されていました。この前を通るときは脱帽し最敬礼をしました。神聖にして犯すべからずと言った学校の中の設備(設備と言えば不敬)でした。当初多くは校舎の中に設置されましたが、火事の際校長は身を挺して御真影を搬出しました。殉職された方もいました。この為校舎から離れた場所に奉安殿が作られました。

柏野尋常小学校は昭和19年に廃校になりましたので、奉安殿はそのまま村の神社本殿として利用されました。写真が本当の神様になったわけです。敗戦後、学校に設置されていた奉安殿は撤去されましたが神社本殿は対象外となり今日を迎えたわけです。
北海道外でも珍しい遺跡と思います。いろいろと調べていると、北海道綴方教育連盟事件がヒットしました。戦前の事件ですが、この地方の校長も逮捕されている事件だそうです。拙の記憶では映画「綴り方教室」ぐらいです。

関係各位殿、少し破れています。早く修理してやってくださいね。

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