TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

吉野桜リベンジの旅へ【その④】

2022-04-12 15:01:00 | 旅行
夜中の1時過ぎに、無事、半放浪の旅から戻ってきました。

旅先ではなかなかブログの更新ができず、ちょくちょく訪問してくださる皆様の中には、60を過ぎた “年寄りの冒険” に対して心配されていた方もいらっしゃったのではないかと… 。

何とか我が家に辿り着いたことをここにご報告させて頂き、旅の続きに戻ります。


飯塚でおよそ2年振りに友との再会を果たし、近くのインターから高速に入り大阪方面へと愛車を走らせました。

約3時間で広島の先にある小谷SAで小休止を兼ね、家から持ってきたおにぎりを食べて夕飯としました。


更に3時間ほど走り、神戸の手前の三木SAまでやって来ました。


三木SAは広くて設備が整っているので安心して車中泊できると考えたのです。

後部座席の背もたれを倒し、運転席との隙間にはお手製の支えの棚で寝床を整えます。

目隠しのカーテンも取り付け、リヤウインドウには段ボールで目張りをして完璧です。



これでグッスリと眠りにつけると思っていたのですが… 。

かなりの台数の大型トラックがそこら中でエンジンをかけたまま駐車していたのです。

おそらく仮眠中なのでしょう。

我が家も宅配便をよく利用しているので、長距離トラックの運転手さんには感謝していますが、数十台の大型トラックが一斉にエンジンをかけた中で眠りにつくことは私には無理でした。

駐車する場所を移動したりしましたが、どうやっても眠れません。

仕方なく、夜中の3時頃に三木SAを後にして一気に吉野山に向かうことにしたのです。

長い時間高速を走って短時間の仮眠もとれなかったことは辛いことでしたが、結果的にはこの選択が今回の旅の決め手になりました。


三木SAから吉野山まで約2時間半です。

空が白みかけた頃には吉野山の近くまで来ていました。

時間に余裕ができたのでこの日泊まるオートキャンプ場の場所も確認できました。



また、車や人で混雑する吉野山へは、本来の玄関口である吉野神宮方面からではなく、山の裏から歩いてアプローチするつもりでいました。

その山道(大変な悪路で、車もやっと通れるくらいに狭く、もし対向車が来ていたら万事休すのクネクネ道でした)を下見的に車で走ってみる時間の余裕もあったのです。

あわよくば、吉野山の上の方にある駐車場に停めることができれば2時間以上の歩きが無くなりかなり楽になります。

快晴の中、6時には上千本(吉野桜は標高の低い下千本から次第に標高を上げながら中千本、上千本、奥千本へと桜の開花が移っていきます)近くにある駐車場まで辿り着きました。

幸いにもそこの駐車場は空いていたのです。

『超ラッキー!!!』


天気も快晴、桜も満開です。


こんなにトントン拍子に “吉野桜リベンジ旅” が進んでイイのでしょうか…

小心者の私は、
『何か大きなドンデン返しがあるのでは』と、逆に不安になりました。











吉野桜リベンジの旅へ【その③】

2022-04-11 04:08:00 | 旅行
4月9日(土)快晴

連れ合いと孫を連れてきていた娘に見送られ、ほぼ予定通りの午後3時に我が家を出発。

飯塚までは有料道路を使わずに1時間20分。

待ち合わせ場所の飯塚駅前には学生時代のワンゲル(ワンダーフォーゲル部)仲間で、昨年末にコロナ禍のベトナムから命からがら脱出してきたTさんが待っててくれました。

感激のあまり私は車の中から手を振ってしまいました。

Tさんも私の車に気付き、ニコニコ笑いながら手を振っています。

前回Tさんと会ったのは、コロナ禍前の1月に一時帰国の折ですから2年振りの再会です。

いい色に日焼けしたTさんの顔は元気そうです。

毎日散歩したり、最近は自転車で遠出したりしているからでしょう。

今回の吉野桜を観に行く旅は、Tさんと一緒に行きたいと私が勝手に心に決め、一度誘っていたのです。

でも、Tさんの考えは私よりも遥かに深かいものがありました… 

奥様をはじめとする家族への気遣いから、 “今のコロナ感染が高止まりしている状況下での旅は控えたい” と、私の誘いを丁重に断られていたのでした。

当然と言えば当然の判断です。

『Tさんを苦しめるようなことを軽々しく口にしてしまった… 』

と、私は深く反省しました。


そういう経緯がありましたが、2年振りに会うTさんは元気そうで嬉しそうでした。

わずか30分間の再会でしたが楽しい時間となりました。

最後に2人で写真を撮り、ワンゲル仲間のグループLINEにその写真を載せてやりました。

年寄り2人の少し “イタい” 写真ではありましたが…



別れ際、Tさんから焼き立てのパンの差入れまで頂きました。

「また会いましょう!」

と、お互い笑顔で手を振りながら別れたのでした。

飯塚から一番近い高速のインターをめざし私の旅は再開します。

この日の予定は兵庫県辺りのSAです。


さて、どうなりますか…










吉野桜リベンジの旅へ【その②】

2022-04-09 14:47:00 | 旅行
出発予定は午後3時です。

午前中に衣類をザックへ詰め、全ての荷物を愛車に積み込みました。





コンパクトに収まりました。

なるべくお金を使わないで済むように、晩ご飯用のおにぎりも準備しています。


『忘れ物はないかなぁ… 』

と、最終チェックをしてたら車中泊で使うカーテンを積んでいないことに気が付きました。

必ずいるものではありませんが、せっかく苦労して愛車にお手製のカーテンレールを取り付けたので、今回は使い勝手を確かめようと思っています。

今日の予定は、飯塚にいる山仲間の顔を見て、あとは兵庫辺りのSAで仮眠をとるつもりです。


さて、どうなりますか… 






吉野桜リベンジの旅へ【その①】

2022-04-08 21:20:00 | 旅行
2019年の春、退職の日の朝、キャンプ道具を車に乗せて東を目指しました。

その時は九州から四国に渡り、四国を横断してさらに紀伊半島へ渡りました。

一度は自分の目で観てみたいと思い続けていた吉野山の桜を目指していたのでした。


事前に情報は集めていたものの、想いが強過ぎて吉野山に着いた4月1日は、下千本の桜もまだ1分から2分咲き程度でした。

枝垂れ柳は咲いていたものの、想像していた山全体がピンクに染まる光景は残念ながら見ることはできませんでした。


翌年はコロナ禍で自宅に籠もり、翌々年も自粛を守りました… 。

 …でも、今年は行くと決めました。

明日から愛車を走らせ吉野山を目指します。

高速道路のサービスエリアやキャンプ場を利用しながらの2泊3日の吉野桜リベンジ旅です。


さて、どうなりますか… 










2015夏 娘と父の信州旅行 … 番外編

2021-01-19 17:04:00 | 旅行
戸隠を後にして松本駅近くのレンタカー屋さんに車を返却し、バスで信州松本空港へ向かいました。

バスに揺られながら、
『これで娘との信州の旅もおしまいか… 』
と思い、少し寂しくなりました。

空港の待合室で搭乗案内を待っていると、急に土砂降りの雨に加えて雷まで鳴り始め、飛行機の出発が遅れてしまいました。

夕立かにわか雨だったようで、30分もしないうちに私たちを乗せた飛行機は離陸します。

私は飛行機に乗る時、窓側の席を予約します。

眼下に広がる、まるで地図のように見える海岸線を目で追ったり、手が届きそうな雲を眺めていると “あっ” という間に目的地の空港に到着してしまいます。

この時も、私が窓際で娘は通路側の座席です。

薄い雲を抜けると、北アルプスの峰々を窓から眺めることができました。

その後しばらく雲の中でしたが、眼下に弓形の海岸線が見えてきました。

石川県の千里浜のようです。
『この娘が小学生の時に、あの浜辺に沿って走る道を能登島に向け愛車のエスティマにキャンプ道具乗せて行ったよなー…
『いつの間にか、こんなに大きくなって… 』

その後しばらくは海しか見えませんでしたが、次に見えたのは隠岐島でした。



『隠岐諸島だ! 昔、この島に流された上皇がいたよなー… 誰だったっけ… 』

その西側に続く中ノ島と西ノ島、知夫里島が見えた時に、
『オッ! もしかしてこれは火山のカルデラ?』

周りが海ですから山の姿は見えませんが、島が切れ切れに丸く並んでいますし、その丸い輪の内側に高い出っ張りがあるように見えました。

 “カルデラ” で有名な火山は九州の阿蘇山です。


阿蘇山の周りを外輪山がグルッと取り巻いています。

水は溜まっていないので、カルデラ(「お釜」という意味らしい)の形状がよくわかります。

2019年冬に連れ合いと一緒に行った北海道でもカルデラを見ていました。

洞爺湖で、昭和新山や有珠山の近くです。


洞爺湖はカルデラ(お釜)の中に水が溜まっていいて、中心の火山が頭だけ見えています。

『隠岐諸島も西側はカルデラなのかな?』
『家に着いたら温泉があるかどうか調べてみよう!』

などと考えていると、宍道湖の上空を飛んでいました。

『去年(2014年)、連れ合いとこの娘と3人で出雲大社や足立美術館、それに松江では堀川めぐりしたよなー… 』
『出雲そば、美味しかったなー… 』

その辺りから夕陽で海面がオレンジ色に輝き始めました。

水平線近くに陸地や島が見えます。

私にはこんな感じに見えました。
       *オレンジ色の○は沖ノ島


陸地は大韓民国、島は対馬のようです!

九州に近づいてくると沖ノ島もはっきり見えました。

沖ノ島は福岡県宗像にある宗像大社の沖津宮があり、『神の島』とも呼ばれています。

私には、沖ノ島が海の中の目印に見えたのです。

昔、大陸と日本の間を船で渡る時、無事に航海するためにはなくてはならない目印が沖ノ島だったと確信しました。

そんな妄想をしているうちに飛行機は福岡空港に着陸したのでした。


無事、我が家にも着くことができ娘と父の信州旅行は完了したのでした。

最後に、載せることができなかった写真をいくつかupしてお終いとします。


今までブログを読んでいただきありがとうございました。

<諏訪大社本宮>





<霧ヶ峰ビーナスライン>

<入ったのはこの温泉でした!白骨温泉>


<オブセ牛乳焼きドーナツ>