板打ちは順調に進んで行きます。




1時間程で半分が終わりました。
一気に終わらせたいので、孫の子守りもそっちのけで午後からも作業を続けます。


この調子で行けば3時頃には完成です。


ところが、あと2枚板を張れば完成するというところまできた時に、残りの釘の本数が1本だけ足りないことに気が付いたのです。
板を張るのに使っていた釘は、いつも使っている釘とは少し違い、釘の頭がツルツルに平べったくなっているものを使っていたのです。


この釘だと、板を張り付けた後の仕上がりがキレイに見えるのだそうです。
その仕上がりがキレイに見える釘が1本だけ足りないのです。
道具箱の置いてある部屋に戻り、釘がありそうな場所を探すのですが、普段使っている釘は何本もあるのに、頭がツルツルの平べったい釘は見つからないのです。
諦めかけた時、電動ドリルのドリルの軸を入れている箱の底にその釘が1本だけ転がっているのを見つけたのです。

『あったーーー!!!』

最後の最後に、思ってもみなかったアクシデントが待っていましたが、見つけた1本の釘を慎重に打ちつけ、我が家の板塀は完成しました。


柊木の幹から作った杭は、よく乾燥させてから柱の補強に使いたいと考えています。
< 完 >