我が家の南庭にはキンモクセイを植えています。
去年のブログでも紹介しましたが、このキンモクセイは今年も2回目の開花です。
今年の1回目の開花は9月27日のことでした。
その日は私が旅から帰り着いた次の日… 、父の命日でもありました。
そして、数日前から2度目の開花です。
辺りは清々しいキンモクセイの香りに満たされています。
ところが、少し離れた生垣からも同じ様な香りがしてくるのです。
その生垣に植えられているのは柊木(ヒイラギ)です。
よく見てみると…
ソコには白くてキンモクセイの花に似た白い花が咲いていたのでした。
30年くらい前に父が植えた柊木は、植えた当初は毎年花を咲かせていたのですが、その後手入れを怠ったためか、花を付けなくなっていました。
その柊木が去年から再び白い花を付け始めていたのでした。
所々に花を付けた枝の中から、目立つ枝を切り、花瓶に生けてみたくなりました。
花を付けた枝を連れ合いに見せると、
「柊木だけでは寂しいから、裏に咲いている菊を一緒に添えたらイイかも!」
と、アドバイスを頂きました。
私は狭い北花壇に咲いている菊を切りに行き、連れ合いは水盤を探し出してくれました。
父と母が使っていた部屋にあった剣山も持ってきた私は、テキトーに本当にテキトーに生けたのでした。
生け花を学んだ人が見たら、
『何、コレ!』
と、呆れられるかも知れませんが…
私としては、庭の片隅で一所懸命花を咲かせた柊木に、少しの間ですが光を当てたかっただけのことです。
柊木は喜んでくれているでしょうか…?