前面の引出しの部分がキレイになったので、残された前面の広い板部分を磨こうと作業をはじました。
火鉢の上面の枠を外し、灰箱も取り出すと埃やシミで汚れた火鉢の内面があらわになりました。
一度、雑巾で拭き上げてはいたのですが、今日、こうやって見てみると気になってきました。
予定を変更して、火鉢内面に電動ヤスリをかけることにしました。
これまでの作業と違い、今日の作業はかなり大変になりそうです。
内側側面の板を1枚ずつ電動ヤスリをかけて行きます。
その度に、大量の粉塵が出てきますが、新しい板の面が現れてきます。
板と板の繋ぎ目をよく見ると、火鉢を作る時に引いた線が微かに残っていました。
板と板を直角に組む際に、凸凹の刻みを入れ隙間ができないように噛み合わせてあります。
火鉢の表面には、この凸凹の刻みは見えず2枚の板が角部分でピッタリ合わさっているのです。
『お見事!』としか言いようがありません。
昨日も今日も昔の職人さんの技に感動です!