“脱殻” 状態の私ですが、心の隙間を埋めるように山は登っているのです。
10月に入り九州は紅葉のシーズン。
山岳会からのひっきりなしに山行のお誘いがありました。
まるで、“脱殻” になってしまった私のことを気遣うかのように山に誘われているのです。
今日のブログは10月13日からくじゅうの坊ガツルでテント泊した大船山紅葉登山の話です。
実は、私が『剱岳&甲斐駒ヶ岳』の登山計画書をチェックしてもらうために山岳会の会長さん宅を伺った際に、
「10月にくじゅうに紅葉を見に行こう!」
と誘われ、その場で会長さんは期日まで決められたのでした。
その時の私の頭の中は『剱岳&甲斐駒ヶ岳』の山行のことで一杯でしたので、上の空で話をしていたのでした。
無事『剱岳&甲斐駒ヶ岳』から戻り、連れ合いとの『嬉野温泉泊の旅』も終えた頃に、会長さんから連絡が入りました。
『テントは山岳会の4人用テントば持って行こうて思うとっとさい!(山岳会所有の4人用テントを持って行こうと思っているのですよ!)』
『外で呑もうて思とったばってん、寒かったらイカンけん、みんなでテントに入って呑むバイ!(夜はキャンプ場の屋外でみんなでお酒を飲むつもりでいたのだが、当日、寒いと屋外で飲めないので4人用テントの中で飲みますよ!→その4人用テントはあなたのザックに入れて登ってネ‼︎)』
私は、会長さんからの電話で、私のザックが確実に重くなる事を確信したのでした。
テントが重くなっただけでなく “呑む” 訳ですから「お酒」と「酒の肴(サバ缶等)」も荷物に加わりました。
学生時代、くじゅうの坊ガツルでのテント泊する時は一升瓶や安いウヰスキーを寝袋に巻いて登っていました。
山登りに行っているのか、山に呑みに行っているのか分からないくらい呑んでいたのです。
40数年振りの坊ガツルでのテント泊は、忘れかけていた学生時代を思い出させるものでした。