虎バカ グルメ日誌

虎の勝利をバーボンとディキシーランド・ジャズ
で祝うお気楽初老の独り者が紹介するグルメ日誌

《くし家金澤》

2016-02-12 10:00:00 | 石川県金沢市
2016#14
【虎バカグルメ日誌】

一人金沢爆喰いの旅 第7弾です。
金沢の街を歩いていると
金沢おでんの文字を
良く見掛けます。
姫路にも姫路おでんと言って
生姜醤油で食べる
独特の食文化があります。
金沢おでんの特徴は何か?
調べてみましたが
統一した味や食べ方
または素材などに
定義があるわけでは
なさそうです。
ただ石川県金沢市は
日本一おでんが消費されている
地域だと言われているそうです。
市内の飲食店では
1年中おでんを提供している
お店が多いそうです。
もちろん家庭でも食べられていて
味に統一性はなく
それぞれのお店や家庭で
味を保っているそうです。

能加万菜《くし家金澤》

とにかく食べてみようと
昭和2年創業の名店
金澤おでん赤玉本店を訪ねたが
さすが人気店で満席との事
そこで赤玉本店近くで
店先に出されていた
看板を頼りにこの店に
飛び込みました。

能加万菜•••?
のうかばんざい•••?
全く意味がわかりません。
ホームページで調べてみました。

加賀や能登の旬の食材や
調味料を使った
ここでしか味わえない
その時々の美味しい食べ方や
新しい食べ方で
お客様を心からもてなしたい。
そんなお店の気持ちが
詰まった4文字だそうです。

この店のメニューです。

若干 割高感を感じますが
串かつもおでんも
品数が豊富です。

《くし家の串かつ》
 おまかせ10本セット 1400円

海老/レンコン/しいたけ/おくら/
きす/ヤングコーン/アジ等
店員さんが持って来てくれた時
説明がありましたが
忘れてしまいました。
ソースはあっさりした
ウスターソースで
大阪の串カツの味に
慣れている人には
少し物足りなさを
感じるかもしれません。

金澤おでん盛り合わせ 800円

バイ貝/大根/厚揚げ/
車ふ/赤巻と5種類
味は薄味で特に特徴もない
極普通に美味しいおでんです。
バイ貝/車ふ/赤巻辺りが
金澤おでん特有のネタですね。

くし家のあんかけ
 だし巻玉子 500円

メニューにはあんかけと
書かれていましたが
あんは掛けるなと
お願いしました。

手作りポテトサラダ 450円

サイドメニューも
充実しています。

最後にこの店のこだわりを
紹介します。

美味しい素材をより美味しくと
お皿から醤油差しに至るまで
金沢市周辺で生産される
色絵の磁器である
九谷焼を使用しています。

《むさし坊》

2016-02-11 10:00:00 | 石川県金沢市
2016#13
【虎バカグルメ日誌】

一人金沢爆喰いの旅 第6弾です。
今回はお蕎麦です。
ここは福井県ではありませんが
石川はお隣の県なので
ここでも当然越前そばが食べられるであろうと
金沢の街を散策している時に見掛けた蕎麦屋
手打ちそば《むさし坊》にお邪魔しました。

JR金沢駅東口を出て鼓門をくぐり
近江町市場に向かって直進すること徒歩約5分
市場とのちょうど中間辺りの西門口前の信号の角
西福寺前にある蕎麦屋です。

ここで少し越前そばについて書いておきましょう。
日本屈指の蕎麦どころである
福井県嶺北地方で主に食される蕎麦の事で
食べ方は大根おろしを蕎麦に乗せ
かけツユで食べる「ぶっかけ」と
大根おろしに出汁を加えて
つけツユで食べる「つけそば」の
2種類のスタイルがあります。
大根おろしを使うので「おろしそば」とも
呼ばれているようです。

コシのしっかりした蕎麦に
辛み大根おろしがどっさり入った
みぞれ状の冷たいダシをかけて頂く
おろしそばを本場の福井では
冬でも食べるのが一般的なんだそうです。

この店のメニューです。

蕎麦の甘みと香り そして大根おろしの辛みが
見事に調和された美味しい蕎麦で
私もそれを期待しておろしそばを注文しました。

蕎麦が来るまでは
地元の名酒 吉田酒造店の手取川を頂きました。

やや淡麗の辛口で大変口当たりの良い
飲みやすくて大変美味しいお酒です。

手取川(常温)1合 500円

手取川の豊かな伏流水
白山から清澄で寒冷な空気
豊かな米の実り
農閑期の豊かな労働力が
生み出した石川県の地酒です。

おろしそば(大) 1000円

小ぶりの丼に盛られたぶっかけそばで
正統派の越前スタイルです。
石川県鳥越地区で穫れたそばを100%使った
田舎そばに近い感じの二八そばで
プリプリっとした歯切れのよい
気持ち太めのお蕎麦です。

蕎麦つゆはぶっかけだからなのか
やや甘めに感じました。
残念だったのはおろし大根が全く辛くなくて
期待外れだった事です。
よくよくメニューを見たら
辛口おろしそばと
辛み大根を使ったおろしそばが
別メニューとしてありました。

最後にそば湯を頂いて
ごちそうさまでした。

本格的な越前そばかと言えば少し疑問ですが
悪くはありませんでした。
普段使いに適した昭和の香りが漂う
町のお蕎麦屋さんでした。

《近江町市場寿し》本店

2016-02-10 10:00:00 | 石川県金沢市
2016#12
【虎バカグルメ日誌】

一人金沢爆喰いの旅 第5弾です。
カレーもラーメンも美味しいですが
やはり金沢に来たら
新鮮な魚が食べたくなります。
今回紹介するお店は
JR金沢駅東口から徒歩10分の距離にある
毎日多くの観光客で賑わう
近江町市場内にある回転寿司屋の
《近江町市場寿し》本店です。

回転寿しと言っても
地物をはじめ新鮮で旨い魚を
ベテランの寿司職人が握る
本格的な寿司が食べられると
人気の高いお店です。
近江町市場内に今回訪れた本店の他に
近江町市場寿し支店と
海鮮丼いちばの2軒があり
どの店も行列を作っています。

店入口脇に置かれたメニュー看板です。

ノドグロやガスエビなど
地物の新鮮なネタを
惜し気もなく大きめに切り
握りもちらしもボリュームがあって
美味しそうです。

この店のメニューの一部です。

数種類ある握りセットの内容が書かれています。
全てのセットにあら汁が付いています。

のど黒入り
 贅沢握り(12貫) 2380円

左上から
まぐろ/イカ/ブリ/いくら/うに/ネギトロ
右上から
タイ/サーモン/アジ/ズワイ蟹/甘エビ/ノドグロ

あら汁
セットに付いているあら汁です。
うーん ダシが効いて大変美味しいですが
これをあら汁と言うのかなぁ?

さすが職人が握った
見た目に綺麗な美味しそうなお寿しです。


何と言ってもノドグロの握りです。
これまでノドグロは
干物を焼きでしか食べたことが
ありませんでした。
ノドグロの美味しさは
白身のトロと言われるように
やはり脂だと思います。
熱を加えると上質な脂が湧き出てきて
淡白な白身に甘みと旨みを与えます。
今回初めてノドグロを生で頂きました。
上品な味わいで大変美味しく頂きましたが
ノドグロは生より
やはり干物を遠火でじっくり熱を加えた
焼きに優る物なしだと私は思います。

《拉麺放浪記》金沢市編1

2016-02-09 10:00:00 | 石川県金沢市
2016#11
【虎バカグルメ日誌】

一人金沢爆喰いの旅 第4弾です。
我がブログ内で定番の企画
各地のラーメン店を
数軒まとめて紹介する
拉麺放浪記があります。
今回初めて石川県を訪れて
金沢カレーの食べ歩きを行いましたが
もちろんラーメン店の食べ歩きも
並行して行いました。
それでは《拉麺放浪記》金沢市編を
ご覧下さい。

《八番麺屋》金沢駅店
 金沢市木ノ新保町 1-1

八番麺屋と堅苦しい店名ですが
いわゆる8番らーめんです。
1967年に石川県加賀市の
国道8号線沿いの
田んぼのど真ん中で創業し
炒めた野菜をたっぷりのせた
ラーメンの評判が良く
連日大行列を作る
人気店だったそうです。
加賀市の本店を筆頭に
石川県内には50店舗
その他の地域には
富山(32)/福井(30)/
岡山(7)/愛知(2)
岐阜(1)/長野(1)/京都(1)/
日本国内に124店舗あります。
そして国外にも進出していて
特にタイ王国では
最も人気のある
ラーメンチェーン店となり
何と111店舗もあります。
その他には香港に4店舗
あるそうです。

野菜らーめん(味噌) 604円

味噌/塩/醤油/とんこつ/
バター風味と
5つの味が選べます。
麺は平打ちの縮れ麺
スープはあっさりとした
みそ味ですが
明らかに化学調味料で
まとめられていて
どこがそんなに県民から
絶賛されているのか
理解に苦しみます。

《麺屋大河》
 金沢市堀川町 6-3

カップ麺にもなった
金沢で一二を争う人気店で
行列に加わらなければ
食べることは先ず不可能です。

牡蠣味噌ラーメン 980円

麺は私の好きな太めのちぢれ麺
スープは牡蠣のダシが効いている
美味しい濃厚味噌味です。
具材はふっくらとした
見るからに美味しそうな牡蠣
シャキシャキの水菜と
炒めたもやしがたっぷり
焼いた太ネギは噛むと
香ばしくて甘く
磯の風味の岩海苔や
生姜と柚子の爽やかさなど
うまく調和していて
これは並んでも食べるべき
一杯でした。

麺屋《神やぐら》
金沢市元菊町 17-13

二郎系のような
野菜増し増しやバカ増しは
ありませんが
野菜増しなら無料サービス
なんだそうです。
にんにく入れますか?
二郎系店のように聞かれます。

ラーメン(味玉) 780円

自家製の極太麺は
噛みごたえがあって
私好みの美味しい麺です。
スープはかなり塩分高めの
とんこつ醤油で
背脂もたっぷりですが
意外にあっさりしています。
二郎系とは言い難い盛りですが
がっつりといきたい時は
まぁまぁ それなりの満足が
得られる店だと思います。

《ごろ太》
 金沢市上近江町 33-2

近江町市場内では数少ない
ラーメン店です。
観光客目当てのカニラーメンが
イチ推しメニューのようです。
しかし私は初見の店では
オーソドックスなメニューを
注文すると決めているので
気にはなりましたが.....。

醤油ラーメン 700円

先ずはスープ熱々
これはラーメンの基本中の基本
麺は中のちぢれタイプで
いしりが練り込まれているので
少し独特な風味を感じます。
スープはすっきりとした
鶏がらベースの
少し甘めの醤油味です。
具材はチャーシュー/メンマ/
もやし/半味玉/海苔と
正統派の醤油ラーメンです。

《川端鮮魚店》

2016-02-08 10:00:00 | 石川県金沢市
2016#10
【虎バカグルメ日誌】

一人金沢爆喰いの旅 第3弾です。
金沢片町の繁華街
数ある居酒屋の中から
オススメは知人に訪ねたら
即答でこの店を紹介してくれました。
漁師風居酒屋のはしり《川端鮮魚店》です。


片町のスクランブル交差点から
歩いて1分もかかりません。
漁船の漁り火を表現してるのか
店入口階段には裸電球が照らされて
雰囲気があって良い感じです。


階段を上がり店に入って直ぐ右手には
魚市場のようにザルの中には生きたままの
さざえ/はまぐり/ほたて等新鮮そのものです。


魚屋の格好をしたガテン系で濃い顔立ちの
見た目はお世辞にも行儀良さそうには思えない
店員さんがきびきびと接客しています。
店内には大漁旗が飾られまるで漁師小屋です。
あちらこちらで大漁祝いの酒盛りの輪が出来ています。


この店の注文方法にはルールがあるそうです。


この店のメニューです。



では頂いたメニューの数々を紹介します。

七輪焼き干物セット 1380円


刺身 10種盛り(M) 5700円


カキフライ ?円


白子の天ぷら ?円


酢ガキ ?円

カレイの唐揚げ 480円


イカ団子(2本) 300円


ポテサラ 480円


オニオンスライス 180円


確かにどの料理も新鮮で美味しい物ばかりでした。
金沢に来たら一度は立ち寄ってみる
価値ある居酒屋だと思いました。

《観光》長町武家屋敷跡


かつての藩士が住んでいた屋敷跡が残る一画で
土塀の続く町並みや石畳の小路は
まるでタイムスリップをしたかの如く
当時の雰囲気が感じられます。


それぞれの屋敷は文化財保護として
残されているだけでなく
一軒一軒で今も普通に市民生活が
営まれているところが驚きです。