虎バカ グルメ日誌

虎の勝利をバーボンとディキシーランド・ジャズ
で祝うお気楽初老の独り者が紹介するグルメ日誌

《拉麺放浪記》福山市編2

2014-02-21 13:20:00 | 広島県福山市
2014#06
【虎バカグルメ日誌】

地元福山に帰ったので
前回1月26日に行った市内にある
尾道ラーメン店巡りの再開です。

尾道ラーメン《一丁》
 福山市三之丸町 3-7

福山駅前の大通りの
西側の路地にある
人気店です。
並ばないようにと
お昼前11時半頃に
訪れたのですが
既に店内の約8割ほどは
埋まっていました。

大阪の玉造に そのだと名乗る
尾道ラーメン店があります。
店主は福山出身で
こちら 一丁の味に
かなり影響を
受けているとの事
一度行ってみたいものです。

ラーメン 500円

麺は井上製麺の
やや平打ち気味の
細ストレート麺です。
スープは鶏ガラ+魚介の
醤油味です。
大きめの豚の背脂が
浮かんでいる
かなり醤油濃い
典型的な尾道系です。
この店の特徴は
とにかくスープが熱い!
舌が火傷する事は必至
しかしそれでも飲み干したい。
具材は中華そば定番の
チャーシュー/メンマ/ネギです。

そうそう余談になりますが
「メンマ」の事を
「シナチク」と
言う人もいますが
中国の事を差別語的に
支那と呼んでいた時代が
あったので
差別用語とみなされる事が
あるので使わない方が
無難らしいよ。
放送禁止用語らしいが•••。
でも東シナ海とは言うが???

《つたふじ》福山店
 福山市御門町 2-9-1

尾道市内にある
ラーメン店の
《つたふじ》と《朱華園》は
大相撲で例えるなら
東西横綱の
日馬富士と白鵬
日本映画の全盛期で
例えるなら
日活の小林旭と石原裕次郎
V9時代の巨人で
例えるなら
長嶋茂雄と王貞治
エレキギターで
例えるなら
Gibson社とFender社
宝塚歌劇団花組で
例えるなら
蘭寿とむと蘭乃はな

そろそろ「いい加減にしろ!」
と言われそうなので
本題に戻ります。
つまり尾道ラーメン界の
ツートップと言っても
過言ではない有名店です。
福山市内には
両店の支店があります。
先ずは つたふじ福山店に
お邪魔しました。

中華そば(並) 550円

麺は中細ストレートの玉子麺
スープは魚介の旨味を
しっかり感じる
あっさりした醤油味で
大きめの豚ミンチの背脂が
たっぷりと浮いています。
具材は脂身の少なく
ジューシーさが
全くないガシガシの
チャーシュー
ラーメンではなく
中華そばだから
私はアリだと思います。
後はメンマとネギ
これにナルトでもあれば
完璧な中華そばです。

《朱華園》福山元町店
 福山市元町 6-7

今日は時間が無いので
3軒で終了します。
最後はやはり
もう一つの横綱
朱華園です。
ところで前々から
この店の読みの事で
疑問に思っているのですが
電話検索を行うと
尾道の本店は「シュカエン」で
福山元町店は「シュウカエン」で
検索されます。
いったいどちらが
正しい読みなのでしょうか?

中華そば 550円

麺は中細の平打麺
スープは魚介系鶏ガラベースの
上品な薄味の醤油味です。
固めでプルプルの
大粒の背脂と細かい背脂が
たっぷり入っているので
コッテリ感もあります。
具材は肉本来の歯ごたえのする
大ぶりで薄切りの
チャーシューと
コリコリのメンマが数本

つたふじも朱華園も
言える事はただひとつ
Simple is best
極普通の中華そばです。
しかしこの極普通が
バリ旨なのだ。

《拉麺放浪記》横浜市編1

2014-02-04 20:00:00 | 神奈川県横浜市
2014#05
【虎バカグルメ日誌】

7年振りの上京
横浜家系ラーメンの食べ歩き
昨日は東京都内の家系店を
4軒 巡ったので
本日は家系ラーメンの本場
神奈川県横浜市内に移動して
家系店を巡って行こうと思います。
それでは《拉麺放浪記》横浜市編1を
ご覧下さい。

《とらきち家》東白楽店
 横浜市神奈川区西神奈川 3-1-1

次に予定していた店は
家系の中でも
かなり名の知れた
六角家でした。
そこを目指していたら
何と2軒手前に気になる
店名のラーメン店を
発見しました。
しかも家系のお店です。
予定外ですが虎党の私が
この店名を見て素通り
出来る筈はありません。
後でこの店を調べたら
家系の総本山吉村家の
元直系店であった王道家
その王道家からの
暖簾分け店でした。

ラーメン(並) 650円

麺は王道家の自家製麺で
中太の少し丸みのある麺です。
スープは少しとろみがかった
濃厚な豚骨スープです。
それに合わせた
醤油ダレが曲者で
かなり中毒性が高い
正統派の家系スープで
後に引く絶品スープでした。
予定外でしたが
立ち寄って正解でした。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 9点

《介一家》鶴見店
 横浜市鶴見区鶴見中央 4-20-4

毎年お正月に行われる
箱根駅伝のルートでもある
第1京浜(国道15号)沿いの
この店は初訪問となりますが
町田市在住の頃には
成瀬店の方によく通いました。
店内の照明はやや暗めで
落ち着ける雰囲気は
成瀬店と同じです。

ラーメン(並) 650円

麺は丸山製麺の中太縮れ麺
今回の家系巡りでは
初めての丸山製麺ですが
酒井製麺と同様で
家系の代表的な製麺所のひとつです。
私は平打ちの酒井製麺よりも
丸山製麺の方が好きです。
スープはまろやかで濃厚
少し醤油辛いと
感じる人もいるかな?
飛びぬけて旨い
絶品とは言えませんが
悪くはありません。
しかし そんな事より
お店に一言
ホームページには
11時30分開店と
記されていますが
実際に開いたのは11時50分
時間にルーズな店は
味うんぬん以前の
問題です。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 7点


《六角家》六角橋本店
 横浜市神奈川区西神奈川 3-1-5

昨日訪れましたが定休日
そこで本日再度アタックです。
家系最古参の老舗店で
カップラーメンにも
なっているので
家系発祥の本家吉村家より
知名度は全国区かも
しれません。
今回の家系巡りでは
絶対に外せません。

ラーメン(並) 650円

麺は酒井製麺の
中太平打ちストレート麺
スープは醤油と豚骨の
バランスの良い
マイルド系ですが•••。
いや ここは正直な
感想を言おう。
こんなんだったっけなぁ???
かなり味が落ちたように感じました。
本店が何をやっているの?
昨日訪問した2軒隣の
とらきち家が
あまりにも素晴らしかったので
またこの近辺に来た時
私が六角家の暖簾をくぐる事は
もう二度とないでしょう。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 6点


家系総本山《吉村家》
 横浜市西区南幸 2-12-6

主に関東で広まっている
横浜家系ラーメンの店舗数は
およそ300軒と
言われていますが
その家系ピラミッドの
頂点に君臨している店が
この店です。
今回の家系巡りの
最後はやはり本家本元の
吉村家で締めようと
最初から決めていました。
それにしても
相も変わらずの人気です。
常に店の前には入店待ちの
人達で溢れています。
その大勢の客を基本3人で
裁いていきます。
15人ずつの入れ替え制で
まずは15人の客の
それぞれの味の好みを聞き
作り手に伝える司令塔
基本ラーメンは
スープ作りも麺茹でも
1人で行います。
もう1人はトッピングなどを
担当する補助的な役割です。
その3人の連携は見事です。
客前での調理
見ているだけで楽しくなります。

ラーメン(並) 650円

麺はもちろん
酒井製麺の中太縮れ麺
噛みごたえのある
モチモチ麺は旨い!
スープは中毒性のあるとんこつ醤油
濃厚な豚骨エキスと
塩辛い濃いめの醤油が
家系本来の味!
最近は家系でもマイルド派が
増えていますが
さすが総本山
これからもブレずに
貫き通して欲しいものです。

今回家系巡りをしていて
「味は薄目で脂は少な目で」と
注文している人を
何人か見かけました。
最後に一言 言わせて下さい。
「だったら家系に来るなよ!」
味が濃くて脂が多い
それが家系なり

《拉麺放浪記》東京都編1

2014-02-03 22:05:46 | 東京都内
2014#04
【虎バカグルメ日誌】

7年振りに上京したので
所用を済ました後は
私の大好物である
横浜家系ラーメンを
思い存分 食べ歩きました。
それでは《拉麺放浪記》東京都編1を
ご覧下さい。

《大吉家》江古田店
 練馬区旭町 3-11-19

ここの店主は
介一家山手店の
三代目店長時代に
テレビ東京の
「愛の貧乏脱出大作戦」で
達人として出演した
経歴を持つ人です。

ラーメン(小吉) 600円

店主が介一家出身なので
丸山製麺と思いきや
麻生製麺の中太ストレートで
やや縮れていて
透明感のある麺です。
スープはまろやかな
とんこつ醤油で
家系独特の重さはなく
あっさりしています。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 5点

《武蔵家》池袋店
 豊島区西池袋 3-23-8

池袋駅南口から
西口公園を抜けて
道路を渡った所
駅から徒歩で5分程度です。
さすがはラーメン激戦区
カップ麺にもなり
知名度は全国区の有名店
蒙古タンメン中本の
池袋店が向かいにあります。

ラーメン(並) 650円

こちらの麺は家系定番の
酒井製麺で
平打ち中太麺です。
スープは家系の中では
マイルド系で
バランスの良い
万人受けする
家系ラーメンです。
あっさりし過ぎて
少し物足りなさを
感じた私は
豆板醤を大量投下して
頂きました。

近くに立教大があるからか
終日ライス無料サービス
しかも小から大まで
量も自由で
学生には嬉しい
サービスです。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 5点

《町田家》本店
 町田市原町田 3-7-2

20年間過ごした
勝手知ったる町田市に
移動しての本日1軒目
横浜家系ラーメンを
いち早く東京に広めたと
言われている町田家
ラーメン激戦区の
町田市の中でも
人気上位の有名店です。

ラーメン(並) 700円

ここの麺も
定番の酒井製麺です。
モチッとした太麺の食感が
たまりません。
スープは醤油辛さより
塩気を強く感じる
油のコッテリ感とマッチした
魔性の家系らしい
絶品スープです。

7年振りに訪れた町田家本店
店内はリニューアルされて
雰囲気は少し変わっていましたが
相変わらず店内の床は
滑りやすく歩くのに
神経を使いました。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 8点


《横濱家》成瀬店
 町田市南成瀬 2-7-1

町田市成瀬は
私が20年間暮らした
思い出深い町です。
住んでいた頃は
《介一家》しか無かったと
思っていましたが
店員さんに話しを聞くと
何と私が居た頃
既に開店していたとの事
同じ町に暮らしていても
この方面には来る事も
無かったので
全く知りませんでした。

ラーメン(並) 680円

麺は自社製の中太ちぢれ麺
スープは家系以外の店と
比べるとの濃厚の部類ですが
豚骨特有の臭さはなく
家系としては
かなりマイルド系です。
正直な私の感想は
後に引く家系の
魔性のスープとは
残念ですが言えません。
あっさりとした特徴のない
普通の豚骨スープなので
辛味噌を大量投下して
味を整えました。

この店はラーメン店には
見えない外観でしたが
店内の様子や雰囲気も
ラーメン店には見えません。
しかし卓上のトッピング類は
かなり充実しています。
スープがマイルドなので
後は自分好みの味に勝手に
仕上げろと常備されて
いるのでしょうか。
ラー油/刻みニンニク/紅生姜/
辛味噌/揚げネギ/ザーサイと
ありました。

*横浜家系ラーメン屋評価*
 《吉村家》を10としたら 6点