ブルズアイ作戦から3時間経った気絶状態から回復した桐原は部下と共にマクロスに直接着艦し。
機体を駐機させると・・・・そのままハンガーとは別の所にある休憩所に向かい、ベッドで横になったり置いてあるソファーでリラックスした。
特別強襲部隊が作戦が成功したばかりか早瀬未沙達の奇跡の生還でいい事づくめであったが、・・・・・
原はあの新種の敵が忘れられなかった。
バルキリーよりも圧倒的に早い新種の敵・・・・・・・・・・・・
そして自分自身が疲労感で一時気絶してしまうとは・・・・・・・
と敗北感に包まれていた。
全体的に勝利したが、桐原個人は敗北したと思っている。
気絶し敵が本気になって攻めてきたら確実に死んでいたのは自分であった。
なぜ・・・・・・・・・疲労に負けたと・・・・・・・・・
イェル「隊長、特別強襲部隊が帰還しました。」
桐原中尉「何人死んだ?」
イェル「何人って・・・・・・まだ分かりませんよ・・・・・・・・ただライナスの姿は見えません・・・・・・・」
桐原中尉「そうか・・・・・・・・ライナス・・・・・・・・死んだか・・・・・・・・・さぞ無念だろうな・・・・・」
桐原は特別強襲部隊のライナスが死んだ事を受けて寂しそうにライナスが死んだ事を悲しむ。
年齢も近い事もあり統合戦争から戦ってきた仲間の一人の死・・・・・・
ただ口を噛みしめるような悲しみを覚える・・・・・・・
そして特別強襲部隊が帰還し・・・・・桐原と同様にマクロスに直接着艦する。
直ぐ様ハッチが閉められ空気を入れる。
その直後、それぞれの機体から滝田とカールが降りてきたり、輸送艇から救急班がボリスのJ型バルキリーのコックピットを開けてボリスを持ち上げ無重力を利用し地に降り立つ。
顔面と腕から血を流しているボリスの姿が見え救急班員がボリスを救急カプセルに乗せて搬送した。
その姿を見届けると滝田とカールは休憩所に向かう。
ガチャ
滝田英史「桐原中尉。」
桐原中尉「滝田・・・・・・・レーガー大尉」
大変目がやつれた滝田といつも通りのカールが入ってくる。
いつもの様子とは違う桐原は驚く。
毎度出撃から帰ってくるとトランプ遊びを誘ってくるが・・・・・
そんな様子が見られない・・・・・・・・・
この直後滝田はとんでもない発言をする。
滝田英史「作戦報告します、負傷1戦死1。ブルズアイ作戦特別強襲部隊の任務報告します。」
桐原中尉「!?」
イェル「!?」
ウォルター「!?」
カール「お前何を言っているんだ!?」
滝田が上官でもない桐原に作戦報告をする。
いきなりの事に滝田の頭が気が狂ったかと思った。
おかしくなってしまった滝田に対し桐原が近づき・・・・・・・・
バシーン
滝田英史「ぶっ・・・・・・」
と平手打ちした。
一同は驚くか、滝田は平手打ちをされると気を戻した表情をする。
桐原中尉「目を覚ましたか滝田・・・・・・・・」
滝田英史「桐原・・・・・・・中尉・・・・・・・・・・」
桐原中尉「お前・・・・・・・新兵が良くかかる病気にかかっていたぞ・・・・・・・・・」
滝田英史「まさか・・・・・・・・・」
桐原中尉「そのまさかさ・・・・・・・・・・・お前、一時期軍医にカウンセリングに行ってこい。」
滝田英史「あぁ・・・・・」
滝田は一人でカウンセリングを受けるためマクロスの町の中にある軍民共用病院に向かう。
あの調子だと中々直る事はないだろう・・・・・・・
冷静で優秀な軍人だが・・・・・・・・一体何があったのだろか・・・・・・・・・
カール「しょうがねぇか、ライナスの必要無き死を目の前で見てしまったからな・・・・・・」
必要無き死とは・・・・・・・地球統合軍の兵士が呼んでいる死の名称である。
統合戦争時に作戦が終了し帰還途中に味方が敗残兵に殺されたり事故で死んだりする事を指していた。
滝田は統合戦争時その経験がないが、桐原は何度も経験した事がある。
先ほどの滝田みたいな様子になり何度も今は亡き町崎隊長に修正されカウンセリングに連れていかれた事がある。
今ではもうその光景に慣れてしまったが・・・・再びかつての自分が経験した事を見ることになるとは思ってもいなかった。
戦場では山の天気のように急変する、それに備えるのが軍人。
これは大日本帝国海軍のエースパイロットであった曾祖父から伝えられている事であり、桐原は一度滝田に教えた事である。
今の光景を見てそれを果たすことができなかったと理解した。
イェル「隊長、滝田中尉はどうなるんでしょうか?」
ウォルター「戦線復帰とかできなくなるんじゃないか?」
滝田の様子を見て心配したイェルとウォルターが桐原に質問してくる。
彼らも同じような経験をすれば滝田と同じような経験をする・・・・・・・・・・・
なんとしてもこいつらにはそのような経験をさせたくはないと思った。
桐原は・・・・・・・・・
桐原中尉「あいつは俺と同じ日本人だ、そう簡単にくじけるような男じゃないよ。」
と笑顔で答える。
この言葉に安心したのかイェルとウォルターは元気になる。
それを見ていたカールが近づいてきて・・・・・・・・・
カール「本当に復帰するのかよ?」
桐原中尉「復帰するさ、グリコフスキー少尉をやる気にさせたからな・・・・・・」
と滝田が本当に復帰するかどうかを確認する。
桐原は復帰すると堂々答える、かつて同じ症状になった事がある自分自身が戦っている・・・・・・・・・・
滝田も復帰できないわけじゃないと思った。
ふ~んと上機嫌になったカールは最後に・・・・・・・・・
カール「ボリスはどう思う?」
と聞いてきた。
これは一番重要な質問である。
元反統合同盟出身であるボリス・・・・・・・
この戦いを通じて桐原は・・・・・・・
桐原中尉「反統合同盟が憎むべき敵であるのは変わらないが・・・・・・・・・ボリスは嫌いじゃないかな。」
と答えた。
それを確認するとカールはふっと笑う。
反統合同盟に憎しみまっしぐらであった桐原の心に若干変化が訪れた。
機体を駐機させると・・・・そのままハンガーとは別の所にある休憩所に向かい、ベッドで横になったり置いてあるソファーでリラックスした。
特別強襲部隊が作戦が成功したばかりか早瀬未沙達の奇跡の生還でいい事づくめであったが、・・・・・
原はあの新種の敵が忘れられなかった。
バルキリーよりも圧倒的に早い新種の敵・・・・・・・・・・・・
そして自分自身が疲労感で一時気絶してしまうとは・・・・・・・
と敗北感に包まれていた。
全体的に勝利したが、桐原個人は敗北したと思っている。
気絶し敵が本気になって攻めてきたら確実に死んでいたのは自分であった。
なぜ・・・・・・・・・疲労に負けたと・・・・・・・・・
イェル「隊長、特別強襲部隊が帰還しました。」
桐原中尉「何人死んだ?」
イェル「何人って・・・・・・まだ分かりませんよ・・・・・・・・ただライナスの姿は見えません・・・・・・・」
桐原中尉「そうか・・・・・・・・ライナス・・・・・・・・死んだか・・・・・・・・・さぞ無念だろうな・・・・・」
桐原は特別強襲部隊のライナスが死んだ事を受けて寂しそうにライナスが死んだ事を悲しむ。
年齢も近い事もあり統合戦争から戦ってきた仲間の一人の死・・・・・・
ただ口を噛みしめるような悲しみを覚える・・・・・・・
そして特別強襲部隊が帰還し・・・・・桐原と同様にマクロスに直接着艦する。
直ぐ様ハッチが閉められ空気を入れる。
その直後、それぞれの機体から滝田とカールが降りてきたり、輸送艇から救急班がボリスのJ型バルキリーのコックピットを開けてボリスを持ち上げ無重力を利用し地に降り立つ。
顔面と腕から血を流しているボリスの姿が見え救急班員がボリスを救急カプセルに乗せて搬送した。
その姿を見届けると滝田とカールは休憩所に向かう。
ガチャ
滝田英史「桐原中尉。」
桐原中尉「滝田・・・・・・・レーガー大尉」
大変目がやつれた滝田といつも通りのカールが入ってくる。
いつもの様子とは違う桐原は驚く。
毎度出撃から帰ってくるとトランプ遊びを誘ってくるが・・・・・
そんな様子が見られない・・・・・・・・・
この直後滝田はとんでもない発言をする。
滝田英史「作戦報告します、負傷1戦死1。ブルズアイ作戦特別強襲部隊の任務報告します。」
桐原中尉「!?」
イェル「!?」
ウォルター「!?」
カール「お前何を言っているんだ!?」
滝田が上官でもない桐原に作戦報告をする。
いきなりの事に滝田の頭が気が狂ったかと思った。
おかしくなってしまった滝田に対し桐原が近づき・・・・・・・・
バシーン
滝田英史「ぶっ・・・・・・」
と平手打ちした。
一同は驚くか、滝田は平手打ちをされると気を戻した表情をする。
桐原中尉「目を覚ましたか滝田・・・・・・・・」
滝田英史「桐原・・・・・・・中尉・・・・・・・・・・」
桐原中尉「お前・・・・・・・新兵が良くかかる病気にかかっていたぞ・・・・・・・・・」
滝田英史「まさか・・・・・・・・・」
桐原中尉「そのまさかさ・・・・・・・・・・・お前、一時期軍医にカウンセリングに行ってこい。」
滝田英史「あぁ・・・・・」
滝田は一人でカウンセリングを受けるためマクロスの町の中にある軍民共用病院に向かう。
あの調子だと中々直る事はないだろう・・・・・・・
冷静で優秀な軍人だが・・・・・・・・一体何があったのだろか・・・・・・・・・
カール「しょうがねぇか、ライナスの必要無き死を目の前で見てしまったからな・・・・・・」
必要無き死とは・・・・・・・地球統合軍の兵士が呼んでいる死の名称である。
統合戦争時に作戦が終了し帰還途中に味方が敗残兵に殺されたり事故で死んだりする事を指していた。
滝田は統合戦争時その経験がないが、桐原は何度も経験した事がある。
先ほどの滝田みたいな様子になり何度も今は亡き町崎隊長に修正されカウンセリングに連れていかれた事がある。
今ではもうその光景に慣れてしまったが・・・・再びかつての自分が経験した事を見ることになるとは思ってもいなかった。
戦場では山の天気のように急変する、それに備えるのが軍人。
これは大日本帝国海軍のエースパイロットであった曾祖父から伝えられている事であり、桐原は一度滝田に教えた事である。
今の光景を見てそれを果たすことができなかったと理解した。
イェル「隊長、滝田中尉はどうなるんでしょうか?」
ウォルター「戦線復帰とかできなくなるんじゃないか?」
滝田の様子を見て心配したイェルとウォルターが桐原に質問してくる。
彼らも同じような経験をすれば滝田と同じような経験をする・・・・・・・・・・・
なんとしてもこいつらにはそのような経験をさせたくはないと思った。
桐原は・・・・・・・・・
桐原中尉「あいつは俺と同じ日本人だ、そう簡単にくじけるような男じゃないよ。」
と笑顔で答える。
この言葉に安心したのかイェルとウォルターは元気になる。
それを見ていたカールが近づいてきて・・・・・・・・・
カール「本当に復帰するのかよ?」
桐原中尉「復帰するさ、グリコフスキー少尉をやる気にさせたからな・・・・・・」
と滝田が本当に復帰するかどうかを確認する。
桐原は復帰すると堂々答える、かつて同じ症状になった事がある自分自身が戦っている・・・・・・・・・・
滝田も復帰できないわけじゃないと思った。
ふ~んと上機嫌になったカールは最後に・・・・・・・・・
カール「ボリスはどう思う?」
と聞いてきた。
これは一番重要な質問である。
元反統合同盟出身であるボリス・・・・・・・
この戦いを通じて桐原は・・・・・・・
桐原中尉「反統合同盟が憎むべき敵であるのは変わらないが・・・・・・・・・ボリスは嫌いじゃないかな。」
と答えた。
それを確認するとカールはふっと笑う。
反統合同盟に憎しみまっしぐらであった桐原の心に若干変化が訪れた。