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情報の理解は難しい!

2023-01-11 | 健康
インフォデミック
 nikkei4946.com 2020.5.1(金)によれば、

インフォデミック;
ネットなどで噂やデマも含めて大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象を指す。
「情報(Information)」と、感染症の広がりを意味する「エピデミック(Epidemic)」を組み合わせた造語だ。
世界保健機関(WHO)が2月、新型コロナウイルスの感染拡大とともに世界に警戒を呼びかけた。


中澤先生は、今般の新型コロナの類型見直しに関連して、インフォデミックの悪しき例として、
インフルエンザの致死率に関する情報をまとめています。

”インフォデミックの悪しき実例”
  https://minato.sip21c.org/infodemic-flu-cfr.pdf

◎インフルエンザの致死率

1)データ出典の2022年3月2日の厚労省アドバイザリーボードに奈良県立医科大学の野田准教授が提出した資料
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000906106.pdf

2)その中の、

【結果解釈の注意点】には、
本研究の重症化等の指標である全死亡や全入院には、季節性インフルエンザ以外の理由での死亡や入院が含まれることに留意が必要である。

と明記されているが、引用の際は、無視されるか、小さい字で目立たないように付記されているため、マスメディアなどによって孫引きされると脱落する

と指摘しています。


そして、


と総括し、
実例として、以下のほか7点が示されています。

例1 行政資料


例2 新聞記事


例3 雑誌記事
 



中澤先生指摘の分子の範囲とともに、
例1の
(注3)季節性インフルエンザ・新型コロナともに分母に未受診者が含まれないため、重症化(致死)率が過大である可能性がある。
の記述にあるとおり、
致死率の比較には、分母の感染者数の把握にも留意すべきで、
インフルエンザの場合は、新型コロナより範囲が狭く、結果、致死率が過大となっている可能性があります。


いずれにしろ、情報の受け手は、内容を吟味し、解釈・理解をする必要がありますね。