招待旅行の正体？

世の中には悪意を持った人間なんてごまんといるだろう。
しかし、騙される自分の側に一点の非もなかったかと言えば、多分NOとは言い切れまい。
「スーパー」や「クリーニング店」で応募して当たる日帰りバス旅行、私は何度も行っている。
京都あたりに繰り出して昼食をごちそうになり、但し書きのある毛皮や宝石工房への立ち寄りも楽しみにして、気に入ったものがあれば、買い物をしたこともある。
そんなもの、ただで招待してくれるのだから、こちらにゆとりがあれば買えばよし、格別欲しくなければ買わなければいいだけの話である。
旅行会社がスポンサーなんだということは承知しているので、スポンサーが子会社の商品を宣伝するのは当たり前のことと思っていたのだが、SF商法だの悪徳業者だのとネットにたくさん書き込みがあるのには驚いた。
商品のプレゼンを洗脳だと断じているスレッドもある。
被害を被った人たちがたくさんいるのか？
在宅でセールストークに丸め込まれ、買いたくもない高額商品を買ってしまったという消費者でも、自分の弱い所につけ込まれないだけの強い意志を持っていれば防げたことだということはあまり喧伝されないし、例え買ってしまった後でもまわりに相談する人がいればクーリングオフという制度を適用する手だてもあるのだから、100％被害者に落ち度がなかったかと言えばそんなことはないのじゃないかと思うのだ。
その気にさせられる、向こうも商売なんだから当たり前のことである。
断れない気の弱さにつけ込んでくるのは、卑劣かもしれないが、自分が判断して購入する場合、自分に確かな商品知識があるのかを確認する、ずるい手段で得をしようと考えてないか確認するといった段階を踏んで、よしと判断したならあとは自己責任である。
ことさらに、件の旅行会社をかばい立てする気はないのだが、自分のミスを棚にあげて、なんでもかんでも人のせいにするという風潮が私はより不愉快である。
今回の旅行？もちろん楽しんでくるつもりです。